【ニュースの核心】台湾の2027年半導体問題 TSMC誘致、本当の狙い 中国の侵攻に備え…自国生産なら日米安全保障上の重要なメリットに
夕刊フジ
24/3/25(月) 17:00配信

半導体受託生産の世界最大手「台湾積体電路製造(TSMC)」が、米国アリゾナ州に建設中の工場が「当初の計画に比べて、遅れている」と、3月14日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が報じた。
記事は、工場建設に政府が補助金を出した日本と比べて、「ジョー・バイデン政権は、まだ補助金の支給を約束していない」と米政権に批判的だ。

これを読んで、私は「米国は半導体工場の誘致に懸命だったんじゃないのか」と驚いた。
バイデン政権は2022年に半導体企業の誘致と研究開発を促進する「CHIPS法」を成立させていたからだ。

ところが、そうでもなかったらしい。

記事によれば、熟練工員の不足や建設費の高騰、地元の労働組合との対立などが遅れの理由で、支給する補助金額をめぐって同社と交渉が続いている、という。

そうだとすると、米国に比べて規模が小さいとはいえ、工場が完成した日本は一歩先んじた形だ。喜ばしい。

日米にとって、TSMCの工場誘致は一体、どんな意味があるのか。

経済面で言えば、直接の雇用拡大はもちろん、国内産業を刺激し、競争力強化につながるのは間違いない。

それ以上に重要なのは、「安全保障上のメリット」である。自国で先端半導体を生産できるようになれば、仮に台湾が中国に奪われたとしても、困らなくなる。
逆に中国にとっては、日米にTSMCの工場ができるのは「狙った獲物を奪われた」形になる。

政府関係者は、まさか「中国との戦争に備えるためだ」などとは言えないので、明言しないが、これが「TSMC誘致の本当の狙い」だ。

実は、それをあけすけに語った人物がいる。米国の大統領選で共和党から立候補していた実業家のビベック・ラマスワミ氏である。

同氏は選挙戦で、「中国が台湾に侵攻したら、軍事介入するか」と聞かれて、「28年までは守る。だが、その後は事情が変わる。それまでに台湾の半導体工場を米国に移すからだ」と答えた。

ラマスワミ氏はその後、選挙戦から撤退したが、いまやドナルド・トランプ前大統領の政権構想で、最有力な副大統領候補の1人に挙げられている。もともと、トランプ支持者であるだけに、同氏の発言は「トランプ氏の考えに近い」可能性がある。

台湾防衛について明言を避けているトランプ氏自身も、米FOXのインタビューで、「台湾は米国から半導体を奪った」と語っている。

米空軍大学の教授は21年11月、中国が台湾に侵攻したら「台湾は自らTSMC工場を破壊して、敵に戦利品を与えない焦土作戦を検討すべきだ」と提言した。軍事専門家も「台湾問題は半導体問題」と捉えているのである。

アリゾナのTSMC第1工場が稼働するのは25年、第2工場は早くて27年からだ。熊本の第1工場は年内に稼働し、第2工場は27年末の稼働を目指している。つまり、日米とも27年末までには、最新鋭の工場が整うのだ。

そうなると、その後は台湾の重要性が相対的に薄まる。ここをどう見るか。
日米の安全保障にとって、「台湾の2027年半導体問題」は、重要な鍵を握る要因の1つになりそうだ。

■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア―本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

(引用終わり)
>台湾防衛について明言を避けているトランプ氏自身も、米FOXのインタビューで、「台湾は米国から半導体を奪った」と語っている。

1980年代からCPU製造技術系のニュースを見続けてきた自分としては、到底受け入れられる見解では無いな。

TSMCなどが取るファウンドリービジネスモデルはインテルや当初のAMD、IBMなどが取っていたIDM(垂直統合での半導体製造)よりもプロセッサーのアーキテクチャーの流行に工場の稼働率が左右されない部分で優れていた事と、TSMCは半導体不況の時でも逆張りとも強気とも言える開発投資のペースを継続してきた結果だ。

アリゾナ工場はまだまだ遅れるから25年創業開始にはならないし熊本工場は線幅が違うから最新鋭だが最先端ではない。米国はコスト競争に負けて製造業を失ったのだからTSMCが高コストの米国で半導体を作るのは一部に過ぎないだろう。台湾人が自国を守る為に切り札のTSMCを手放す事はないよ。


TSMC Fab 21の建設が遅れているのは、台湾から建設エンジニアや作業員達を呼んで来て、新竹のMegaFabと全く同じ(Copy Exactly)2nmノード用で建設するつもりで、Phoenixの労働組合と揉めているからです。

また日本で竣工したFab 23では22/28nmノード(将来的には12/16nmノード)を製造するので、20nmノードの製造設備を持つ大陸中国のSMICと同レベルかそれ以下ですから「逆に中国にとっては、日米にTSMCの工場ができるのは「狙った獲物を奪われた」かたちになる」なんてのは全くのデタラメ。(笑)

ついでに書けば「それまでに台湾の半導体工場を米国に移すからだ」というのも200%デタラメで、TSMCは既に台湾にGigaFabを5つ(Fab 3/6/12/15/18)持っていて到底無理です。

夕刊フジの不見識はいつもの事だが、「アメリカがそう認識している」と言う観点で見ると事実はどうでも良いと言う側面も見えてくる。

ロシア、中国もそうだが大国のエゴとはそう言う物で、納得させる必要がある勢力を納得させられさえすれば事実などはどうでも良いのかもしれない。


台湾でTSMCは護国神山と呼ばれています。台湾が先端半導体作り続けてる間は世界から守られる。
台湾も馬鹿じゃないので、最先端半導体の2ナノ、1ナノは台湾本島以外では作らないとTSMCは明言している。

TSMCは独Dresdenに建設中のFab 20と米Phoenixに建設中のFab 21で、新竹のMagaFabと全く同じに建てて2nmノードの製造を行います。

日本が全額(以上? 1.2兆円)を出すFab 23だけが22/28nmノードです。
Fab 20とFab 21ではそれぞれに3兆円かかる内、米国政府は1.3兆円を出します。欧州も出しますがまだ金額は明らかになってません。


まあTSMC が日本に持ってきたのは、12から28ナノの前工程ラインですね。
このあたりは、中国でもやれるでしょうから戦略的というのはどうか?
3ナノラインは台湾だし、米国では先にインテルを支援して大統領選対策をする必要がある。3ナノを使うのはエヌビディアなどのAI系ファブレス開発メーカーだろうから、日本は蚊帳の外だし。むしろ韓国サムソンの3ナノ量産がどう動くか気になるところ。
夕刊フジの記者が思ってるような単純なことではないと思いますが。

半導体は監視社会に必須で人体、通信、軍事、インフラ、交通、製品、教育、環境、、ヘルメットに㋠が入っているという噂がある、というわけで半導体を地球全てに入れるための生産工場だろう
監視社会が整えばいく末はテクノロジー犯罪で、これまで人体実験だったものをWHOの組織改悪で合法にして堂々と粛清しようということができる、WHO関係者は可決させようと非常に焦っているようだし
日本は生産、混入、監視、粛清を自前でやって自滅型ジェノサイドの循環にはまっていくのだろう禍
そうならないためにはテクノロジー犯罪の悪質さ非人道さを知り、不自由な人生を想像してみることが大事だと思う

断言しても構わないけれども、日本の政治家は誰一人として安全保障的な観点で台湾半導体事情を捉えてはいないし
新聞・テレビメディアは、熊本が半導体特需に沸いていることを喜んでいるリポートばかり
そんな戦略的視点や俯瞰した考察なんか一切に渡って皆無

まあ、日本の政治家だけでなく日本全体がそうだし、米国産業界(実業界)も同じだよ。
トランプが大騒ぎするまで米国も(日本も)IPルーターをHuaweiから買っていた訳だし、iPhoneの製造をFOXCONNに頼んでいたんだからね。日本は今だってほとんどのスマホの製造を大陸中国に丸投げしてるからね。

”日本の政治家”だけが特に何か悪いって訳じゃない。ここ数年で急に中華製半導体=”悪”って決まりになっただけ。そうなった理由が誰1人として論理立てては説明できていないから、何となくの”流行”と云うしかない。


半導体工場の稼働に関係無く、アメリカは台湾を見捨てられない。
もし、アメリカが台湾を見捨てる事をすれば、日本は日米安全保障条約を破棄して核武装するよ。

台湾ぽっちでそんな事にはならないよ。(笑)


それこそ大陸が狙っていることかもしれん、台湾が半導体を作れないとアメリカが自分の血を流して台湾を守る意味が無くなる、

台湾本国で作っている半導体は根本的に日本で作るものとは質が違う。そんな単純なことでもないと思うが。
>台湾防衛について明言を避けているトランプ氏自身も、米FOXのインタビューで、「台湾は米国から半導体を奪った」と語っている。

1980年代からCPU製造技術系のニュースを見続けてきた自分としては、到底受け入れられる見解では無いな。

TSMCなどが取るファウンドリービジネスモデルはインテルや当初のAMD、IBMなどが取っていたIDM(垂直統合での半導体製造)よりもプロセッサーのアーキテクチャーの流行に工場の稼働率が左右されない部分で優れていた事と、TSMCは半導体不況の時でも逆張りとも強気とも言える開発投資のペースを継続してきた結果だ。

アリゾナ工場はまだまだ遅れるから25年創業開始にはならないし熊本工場は線幅が違うから最新鋭だが最先端ではない。米国はコスト競争に負けて製造業を失ったのだからTSMCが高コストの米国で半導体を作るのは一部に過ぎないだろう。台湾人が自国を守る為に切り札のTSMCを手放す事はないよ。

TSMC Fab 21の建設が遅れているのは、台湾から建設エンジニアや作業員達を呼んで来て、新竹のMegaFabと全く同じ(Copy Exactly)2nmノード用で建設するつもりで、Phoenixの労働組合と揉めているからです。

また日本で竣工したFab 23では22/28nmノード(将来的には12/16nmノード)を製造するので、20nmノードの製造設備を持つ大陸中国のSMICと同レベルかそれ以下ですから「逆に中国にとっては、日米にTSMCの工場ができるのは「狙った獲物を奪われた」かたちになる」なんてのは全くのデタラメ。(笑)

ついでに書けば「それまでに台湾の半導体工場を米国に移すからだ」というのも200%デタラメで、TSMCは既に台湾にGigaFabを5つ(Fab 3/6/12/15/18)持っていて到底無理です。

夕刊フジの不見識はいつもの事だが、「アメリカがそう認識している」と言う観点で見ると事実はどうでも良いと言う側面も見えてくる。

ロシア、中国もそうだが大国のエゴとはそう言う物で、納得させる必要がある勢力を納得させられさえすれば事実などはどうでも良いのかもしれない。


台湾でTSMCは護国神山と呼ばれています。台湾が先端半導体作り続けてる間は世界から守られる。
台湾も馬鹿じゃないので、最先端半導体の2ナノ、1ナノは台湾本島以外では作らないとTSMCは明言している。

TSMCは独Dresdenに建設中のFab 20と米Phoenixに建設中のFab 21で、新竹のMagaFabと全く同じに建てて2nmノードの製造を行います。

日本が全額(以上? 1.2兆円)を出すFab 23だけが22/28nmノードです。
Fab 20とFab 21ではそれぞれに3兆円かかる内、米国政府は1.3兆円を出します。欧州も出しますがまだ金額は明らかになってません。


まあTSMC が日本に持ってきたのは、12から28ナノの前工程ラインですね。
このあたりは、中国でもやれるでしょうから戦略的というのはどうか?
3ナノラインは台湾だし、米国では先にインテルを支援して大統領選対策をする必要がある。3ナノを使うのはエヌビディアなどのAI系ファブレス開発メーカーだろうから、日本は蚊帳の外だし。むしろ韓国サムソンの3ナノ量産がどう動くか気になるところ。
夕刊フジの記者が思ってるような単純なことではないと思いますが。

半導体は監視社会に必須で人体、通信、軍事、インフラ、交通、製品、教育、環境、、ヘルメットに㋠が入っているという噂がある、というわけで半導体を地球全てに入れるための生産工場だろう
監視社会が整えばいく末はテクノロジー犯罪で、これまで人体実験だったものをWHOの組織改悪で合法にして堂々と粛清しようということができる、WHO関係者は可決させようと非常に焦っているようだし
日本は生産、混入、監視、粛清を自前でやって自滅型ジェノサイドの循環にはまっていくのだろう禍
そうならないためにはテクノロジー犯罪の悪質さ非人道さを知り、不自由な人生を想像してみることが大事だと思う

断言しても構わないけれども、日本の政治家は誰一人として安全保障的な観点で台湾半導体事情を捉えてはいないし
新聞・テレビメディアは、熊本が半導体特需に沸いていることを喜んでいるリポートばかり
そんな戦略的視点や俯瞰した考察なんか一切に渡って皆無

まあ、日本の政治家だけでなく日本全体がそうだし、米国産業界(実業界)も同じだよ。
トランプが大騒ぎするまで米国も(日本も)IPルーターをHuaweiから買っていた訳だし、iPhoneの製造をFOXCONNに頼んでいたんだからね。日本は今だってほとんどのスマホの製造を大陸中国に丸投げしてるからね。

”日本の政治家”だけが特に何か悪いって訳じゃない。ここ数年で急に中華製半導体=”悪”って決まりになっただけ。そうなった理由が誰1人として論理立てては説明できていないから、何となくの”流行”と云うしかない。


半導体工場の稼働に関係無く、アメリカは台湾を見捨てられない。
もし、アメリカが台湾を見捨てる事をすれば、日本は日米安全保障条約を破棄して核武装するよ。

台湾ぽっちでそんな事にはならないよ。(笑)


それこそ大陸が狙っていることかもしれん、台湾が半導体を作れないとアメリカが自分の血を流して台湾を守る意味が無くなる、

台湾本国で作っている半導体は根本的に日本で作るものとは質が違う。そんな単純なことでもないと思うが。



日本でも1,2年くらい前から言われていたと思います。

TSMCは中国寄りの台湾企業じゃないの?

台湾が独立を宣言し、同時に多国間安全保障条約が発動できるようにすればよい、それでも独立しないなら、香港同様闇に沈むしかないのでは