20年越しの大人気!? フランス戦闘機「ラファール」需要増えすぎのワケ しかし強力なライバルも登場
乗りものニュース
24/3/12(火) 18:12配信

人気過ぎて生産が間に合いません!

 2024年3月5日、フランスの航空宇宙・防衛企業であるダッソー・アビエーションが戦闘機「ラファール」の需要に応えられない可能性があるとアメリカのニュースサイト「ビジネスインサイダー」が報じました。

 これは、ダッソーの製造工場の機材にトラブルが発生したというわけではなく、単に、購入国からの注文が殺到したことが影響しています。

 ダッソーは注文を受けてから3年以内に「ラファール」を納品することを、これまでセールスポイントにしていました。しかしビジネスインサイダーの報道によると、ダッソーには261機の注文があり、これを守れない可能性があるとのことです。同紙によると、ダッソーの「ラファール」年間生産量は15機前後で、需要を満たすため生産力の向上を図ろうとしています。

 なお、ダッソーは3月11日に増産体制を整備したことを発表。これにより月産1機から3機まで生産能力は向上するようです。

 2024年現在、「ラファール」はフランス、エジプト、ギリシャ、インド、カタール、クロアチア、アラブ首長国連邦(UAE)、インドネシアの8か国で採用されており、フランス、インドネシア、UAE、エジプトが現状で追加の発注を行っています。

 同機は2000年12月の運用開始から20年以上経過していますが、2015年頃から徐々に需要を増加させ、2023年には、アメリカのロッキード・マーチン製であるF-35を除く全ての競合機を上回る発注数を記録しています。

 また、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は2024年3月11日、2019年から2023年までの世界の武器輸出・輸入量に関する調査結果では、ロシアを抜いて調査開始以来初めての武器輸出量ランキングでアメリカに次ぐ世界2位となっていますが、この躍進に関しても同機の販売の好調が強く影響しています。

アメリカの審査の厳しさとロシアへの経済制裁が追い風に

 ここまでの需要増の背景としては、アメリカ製の最新鋭機を購入するハードルが上がったことと、ロシアが2014年3月にクリミア併合を行った影響があります。

 アメリカが現在、売り込みをしているF-35は、ステルス機能を有する第5世代機ということで、機密保持のため購入先はアメリカの友好国であることが前提です。たとえ同盟国であっても、ロシア製の防空システムを使っているトルコなどは拒否されており、購入の基準はかなり厳しいものになっています。

 そのため、西側諸国と同盟関係のない第三国では、スホーイなどロシア製の戦闘機が最良の選択肢でした。しかし、エジプトはSu-35の購入に動いていたものの、ロシアのクリミア併合後、これを破棄し2015年2月に「ラファール」を24機購入する案に変更。インドネシアに関しても当初、次期戦闘機としてSu-35を11機購入する意向を示していましたが、2022年2月に「ラファール」購入に変更しました。

 これらは、北大西洋条約機構(NATO)を中心とした、西側諸国の防空システムとの互換性重視してのこととされていますが、クリミア併合以降に行われれている西側諸国の経済制裁により、ロシアから機体や部品などが滞ることを懸念しての決断だったともいわれます。

 ロシア製戦闘機の部品や機体の納入の滞りは、2022年2月に始まったウクライナ侵攻によりさらに問題となっており、かつてロシアと同じくソビエト連邦を構成していたカザフスタンやウズベキスタンに旧ソ連系機体の代替機の選択肢としてフランス政府が「ラファール」を提案するまでになりました。

 ただ今回、増産を発表したものの“3年以内に機体納入”のルールが崩れかけている点と、強力なライバルであるロッキード・マーチンが製造するF-16の最新モデル、ブロック70の生産が本格化したということで、この人気は一時的である可能性もない訳ではありません。                                     斎藤雅道(ライター/編集者)

(引用終わり)
ほぼデタラメだろ。(笑)

F-35を売ってもらえない国は、従来だとロシア製を買っていた。
それが今はウクライナ戦争でロシアが売らなくなったから(損失が予想以上だからね)他の国に問い合わせして、売ってくれそうなフランスにとりあえず仮発注だけして米国の顔色を見てるとかだろ。

以下はすべてFayAwayCostを1ドル150円換算で……、
Eurofighter Typhoon:2023年で201MUSDだから 301.5億円。
Dassault Rafale:2023年で124.95MUSDだから 187.425億円。
F-16V:おおよそだけど 120~135億円ぐらい。
F-35A:米軍向けだと 約105億円。
KF-21:噂では65~70MUSDだから 97.5~105億円。

見ての通りRafaleはかなりの高額な機種だ。
ミラージュなどのフランス系の航空兵装を持っているペル―とブラジル、台湾ぐらいか?

性能もさることながら外交と自国でエンジンまで作れるのが強み、国を維持するなら日本もこういうとこは見習うべきだよ。

だから日本はF2開発後、直ちに次期主力戦闘機用エンジン開発に着手した。
そして、F2の生産ラインも維持すべきだった。
米国版のf2であるF-16Vぐらいは売れたかも。
まあ、F3戦闘機は輸出で生産数を増やせるが。

Typhoonは極端なスパイラル開発手法を採用しており、基本形は普通に常識的な価格でも、性能機能向上版になってハイテクの電子装備が加わって来ると機数が少ない分だけ急激に高コストになります。

Eurofighter Typhoonは高額すぎてTranche 4からは売れる可能性がありません。
売れていたのはTranche 1やTranche 2ですね。

F3烈風テンペストもスパイラル開発手法を導入し、初期型Tranche 1は防空型として空対空ミサイルを運用できる安価な戦闘機とすべきでしょう。
戦闘爆撃機型ば高価なのは仕方がないね。

優美なスタイルだと思うが、ミサイルなどがフランス製のでないと使えないのが難点。

>優美なスタイルだと思うが、ミサイルなどがフランス製のでないと使えないのが難点
その意味ではスウェーデン製のサーブ39グリペンなど、アメリカ製・イギリス製はもとよりイスラエル製や南アフリカ製のミサイルまで対応している。でチェコやハンガリーにリースした事も。
それでもタイとブラジルぐらいしか売れていない、性能だけでなく国際情勢などが絡んでくるからなー・・・・・・。


エンジンを、GE製に変更出来るオプションが
あれば、もっと売れると思う。

韓国のKF-21は微妙。F-35Aより性能は劣るのに価格は同程度。
お買い得ではない。せめて半額ではないと。


推力のデカいエンジンを作る事は技術力の証明ではありませんよ。要求書に準じた重量、大きさ、推力のエンジンを作る事が技術力の証明です。


それは絶対にやらない。なにせタイフーンの共同開発から抜けたのは自国のスネクマ社のエンジンが不採用になった事と艦載機仕様の開発に他国が難色を示した事が大きな要因だから。


フランス航空機産業がクソみたいなエンジンしか作れないSnecmaと心中したいなら別だが、現状では仏戦闘機に未来はない。


ダメダメなエンジンに価値はないよ。

【Dry推力】
トップグループ
・F135-PW-100(F-35A):124.55kN x1
・F119-PW-100(F-22):約108kN x2
・IHI XF9-1:108kN


・Pegasus F402-RR-408(Mk107)(AV-8B Harrier II+):105kN x1

ミドルグループ
・Saturn AL-41F1(Su-57):93.1kN x2
・F110-GE-129(F-15EX):76.3kN x2

ローグループ
・Eurojet Turbo EJ200(Typhoon):60kN x2
・F414-GE-400K(KF-21):57.8kN x2
・Guizhou WS-13(JF-17,J-31):56.75kN
・Snecma M88-2(Rafale):50kN x2

トップグループのエンジンは、第五世代戦闘機用エンジンだ。
ただ、「第五世代戦闘機」と名乗れるのは、第五世代戦闘機用エンジン双発機だけ。
それというのも、一基のエンジンで機体と搭乗員を運び、二基目のエンジンは燃料と武器弾薬を運ぶからだ。

だから、よく第五世代戦闘機と紹介されるF-35は、第四世代戦闘機というのが正しい。単発機ではそもそも第五世代戦闘機足りえないからだ。

IHI XF9-1:108kNは米国以外で唯一の第五世代戦闘機用エンジンだ。
どうにかSaturn AL-41F1(Su-57):93.1kNがそれに続いているだけ。

欧州ではRRが1980年代にペガサスを作って以降は主力戦闘機のエンジンが作れてない。


フランスの戦闘機は昔のミラージュにしろ今のラファールにしろそこはかとなく美や品というものを纏ってる感じ。

この内容(戦闘機輸出の話)の記事なのに名前が上がらなかった「ユーロファイター・タイフーン」は今どうなってんのかな?

ユーロファイターは登場初期に共同開発国と近い同盟国に600機弱を売ってます。ラファールより遥かにうまく販売を進めることができました。その後の他国への輸出がイマイチでも、開発国(=軍事大国)だけでまとまった数をこなせるのが、国際共同開発の強みです。

ラファールは記事にあるように、20年越しでようやく売れるようになったけど、未だに販売数はユーロファイターの半分ほど。オーダーを全部こなしてようやくトントン。20年間ラインを維持してきたコストもあるので、フランス政府としては失敗ビジネスと言う評価。

ただし、オーナーのフランス政府にとっては失敗でも、製造元のダッソー社にとっては利益を独占したので成功と、立場で見え方は違います。



フランス空軍が共同訓練の為にラファールを日本へ派遣して、デルタ翼機の優美なフォルムが日本の大空を駈ける姿に感動した身としてはダッソーには頑張って欲しいと思っています。ステルス性能を重視する流れの中でカナード翼を備えた機体が絶滅していくのは避けられないとは思いますが、如何にもフランスらしいデザインは戦闘機にも美しさは必要なのだということを強くアピールしているようで、見ているだけでも飽きません。特にエアインテークの処理を上手くブレンデッドウイング・ボディと組み合わせたところ辺りは究極の曲線美と言ってもイイと思います。

エースコンバット7で使ってますが、ラファールの旋回性能はピカイチで、F-16より使いやすい機体なんですよね。機体の全長はF-16と何ら変わらない小型の機体で、横から見ると、グリペンと同じくスマートな機体なんですよね。


兵器って機能を極限まで追求した工業製品なのに、そのデザインは国民性が出ますよね。大和、シャルンホルスト、アイオワ、フッド、リシュリュー、リットリオ、皆美術工芸品の様な美しさです。そしてラファールは、同時期にリリースされたユーロファイターのイマイチな見た目に対し、フランスらしい柔らかで流麗なデザインが素晴らしい。今ステルスがトレンドになって、ラプター、ポラメ、カーンと似たようなデザインですが、共同開発中の次期戦闘機は、性能だけでなく、ビジアルも皆を魅了するもので有って欲しいです。

ラファールって少なくともユーロファイターよりはましだし米国製戦闘機よりは買いやすいんだろうけど果たしてこの先どうなるか。
フランス戦闘機ってメンテナンスに手間がかかりしかも保守部品が入手難のため稼働率が低いってのが台湾辺りから漏れ聞こえてくる話だし。
スネクマエンジンもアンダーパワーなんだよね。

ただ、F-35よりはるかに美しいってのは万人が認めると思う。

ラファールを売り込む為にフランスは自国のラファールを退役させ、アップデートを施した上で顧客に最短納期で引き渡し、第二陣を新造機で引き渡す等あの手この手でセールスを成功させていますね。武器輸出では実績のあるフランスでもそこまでやっています。結果から見ればフランスがタイフーンの共同開発から抜けてラファールを独自開発したのは成功ですね。

フランスもタイフーン開発計画に参加はしたものの、空軍のみならず海軍運用も視野に入れていた為か、意見が割れてしまい、フランスは独自路線で空軍、海軍で運用できるラファールを開発した。対するタイフーンは空軍のみ運用。タイフーンが海軍でも運用できるように開発計画を進めていたら、フランスは脱退すること無く、独自路線でラファールを開発する事は無かったのでは?と思いますね。


フランス政府の評価は逆です。そのため次世代のSCAF開発では、国際共同開発を進めています。

現在になってようやくラファールは売れ始めましたが、総販売数で見るとユーロファイターになお負けてます。当然、売り上げが立つのに時間がかかった分も割り引いてみないとダメですからね。


ただ、ダッソー社は当然利益を独占したいので、次世代機でも単独を主張してます。
"フランス"という人間がいるわけではないので、立場は様々です。


フランス空軍はラファールの後継機としてF-35Aを、多くのNATO空軍と歩調を合わせて運用した方が良かっただろうか。
善悪は別にして、NATO復帰後のフランスの重要な航空機は、アメリカ製かそのライセンス生産機に統一していてもおかしくない。
艦上戦闘機もFA-18EもしくはF-35Cであれば、現在のフランス海軍にふさわしい気がするが。
フランス最後の国産戦闘機ラファールは、むしろNATOと関係ない環境の方が実力を発揮出来るかも知れない。

資金が少ないが新しめの戦闘爆撃機を欲する国のため、お隣がKF-21ポラメの売り込みを激化させているようです。

しかし、試作機がやっと飛んでいるレベルの機体、しかも自力開発部分が皆無では売り込みは困難だろう。

更に資金の少い国にはFA-50ゴールデンイーグルを勧めているようだが、設計の古いほぼ米国製の練習機の武装タイプでは乗り込むパイロットが気の毒。

>自力開発部分が皆無

KF-21以前に戦闘機開発のことなんて何も知りません、と
ここまで痛い人も珍しいな…


記事とあんまり関係無い。
てか無関係記事で韓国下げ面倒くさ。


ラファール、F-16ブロック70、F-35Aを買えるなら、間違いなく自分なら、F-35Aを選ぶ。
カナダ、フィンランド、スイス、チェコ、ポーランド、ドイツ、ルーマニア、ギリシャ最近、F-35Aの導入を決めた国。

将来的な事を考えたら一択だろう。

F-35を売ってもらえない国の話ですよね。
それと、F-35は受注が殺到していつ納入されるかわからない。
まあ、記事を見るとラファールも変わらない状況になっているようですが。


こいつの最大の問題点はフランスのアメリカイギリスに忖度しない規格
弾薬の互換性は有ってもこいつを導入すると整備や訓練機材入れるとアメリカ製との両立とかは大変だと思う

ホントそう。
悪い意味での”ロックイン”が掛かる。

F-35を売ってもらえる国以外だと、ミラージュ使ってた空軍ぐらいしかRafaleは買わない。

「20年越しの大人気」ってタイトルだけど、年間1機の製造ラインを年間3機に増やす程度の話。元が売れてなかったから/最初からそれほど大量に売るつもりも無かったから、製造ラインのキャパが小さくって納期が異常に長いだけ。

Rafaleは2023年のFlyawayCostで124.95MUSDだから150円/ドル換算で1機が187.425億円。
高価格だから、実際に買う国は少なくて当然。


中東、南、東南アジア諸国の戦闘機整備班たち、運用機の構成からして手間もノウハウも凄そうですね。


フランス製品を買うと最初に困るのが、端末のキーボード配列からして違うことだったりする


ロシア製の戦闘機を購入してしまうとミサイルなどの兵器もロシア製になりますね。
これからのハイテク兵器で半導体関連は西側諸国が優れていると思いますので、西側諸国のハイテク兵器を使いたければ、自ずと西側の兵器になりますね。

そういや去年フランスがウクライナにミラージュ2000提示したの結局流れたらしいけど素直に貰っておけばF-16までの繋ぎとして役に立ったのでは
言うても設計は供与F16よりミラージュの方が新しいけど、武器の融通がいまいちなのと不馴れなデルタ機の操縦特性が気に入らなかったのかねえ

>繋ぎのためにパイロット養成してられないんじゃないかと

F16がズルズル遅れてまともな数が揃うのいつになるか未定な状況を見ると確実性を蹴って不確定に全BETしてしまった形だからね


>「素直に貰っておけばF-16までの繋ぎとして役に立ったのでは」

全く量産できてないから、機体の数が揃わない。
まあ、フランス空軍のをレンタルする手段はあるが。


マクロン大統領の先走りの可能性もありますよ。
砲弾100万発も、約束したけどやっぱり無理でした、となりましたからね。


繋ぎのためにパイロット養成してられないんじゃないかと。

グリペンの方が人気出そうな感じだけどね

> チェコとハンガリーにリースされていた事も有ったけど。
過去形ではなく、まだリース中です。ハンガリーは2026年、チェコは2027年までリース契約を結んでいます。
チェコは後継機に F-35A を選定しましたが、グリペンのリース契約が切れる時期と F-35A が導入される時期にギャップができてしまうことがほぼ確定した為、F-35A の導入までリース契約を延長できないか交渉中です。
最近ではフィリピンがスウェーデンと防衛協力協定を結んだことで、グリペン導入が有力視されています。
それと本国以外で初めてグリペンを導入した、南アフリア共和国も忘れないであげて下さい(資金不足で半数が保管状態になっていたり、残りの半数も保守契約を結べず飛行停止が1年以上続いたり、その間にパイロットが操縦資格を喪失して再訓練が必要だったり、と惨憺たる有様の様ですが)。


グリペンが売れたのはタイとブラジルぐらいでは、チェコとハンガリーにリースされていた事も有ったけど。
小型軽量で整備性が良く、搭載兵器もアメリカ製イギリス製南アフリカやイスラエル製のミサイルに対応できる汎用性の有る機体ですが、エンジンがアメリカ製と言う事でアメリカの意志が働く・・・・・・


グリペンはゲリラ的に飛ばせる戦闘機ですからね。短距離離陸できるのが強み。


最新グリペンは値上がりして,、F-16 Block 70導入の方がコスパが良いらしいとどこかで見た