台湾の半導体メーカー、なぜ日本で次々と工場を建てるのか
nippon.com
24/3/11(月) 13:33配信

山田 周平

世界最強の半導体メーカーである台湾積体電路製造(TSMC)が2月24日、日本初の生産拠点となる熊本工場(熊本県菊陽町)で開所式を開いた。その直前には第2工場の建設計画が明らかになるなど、相次ぐ日本進出の背景には何があるのか。

日本に活路を求める台湾の事情

台湾の半導体メーカーが日本で次々と工場を建設している。最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が2月に熊本県で第2工場を建設すると発表したほか、宮城県でも別のメーカーが計画を進めている。一連の工場計画では半導体産業の再興など日本側の思惑ばかりに焦点が当たるが、これは台湾メーカーにとって副産物でしかない。もちろん、台湾海峡有事とも直接関係ない。せっかくの工場を有効活用するには、日本に活路を求める台湾側の事情を理解しておく必要がある。

「あなたは日本の歩留まりに驚くだろう」。TSMCの創業者である張忠謀(モリス・チャン)氏は2024年2月24日、熊本県菊陽町の第1工場の開所式で挨拶し、ソニー(現ソニーグループ)共同創業者の盛田昭夫氏との思い出を語った。中国浙江省出身の在米華人だった張氏は米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)の副社長として1968年に初来日し、盛田氏と両社の合弁事業を話し合った。

盛田氏はその席で、日本の生産性の高さを告げたのだという。張氏はのちに鳩ケ谷工場(埼玉県)などTIグループの日本工場の立ち上げ責任者を務め、盛田氏の見立ての正しさを体感した。半導体産業の振興を目指す当局に請われて台湾に移住し、87年にTSMCを創業したのは「台湾と日本は文化や人材が似ている」ことが判断理由の一つだった。

受託生産の6割を占めるTSMC

TSMCは顧客が回路を設計した半導体チップの製造を請け負う「ファウンドリー」の専業会社だ。台湾の調査会社トレンドフォースによると、TSMCは2023年の世界のファウンドリー市場でシェア59%(金額ベース)を占めた(図参照)。半導体では近年、設計と製造の分業が定着し、世界生産の約4分の1をファウンドリーが担っている。TSMCは1社で世界の半導体チップの約15%を供給している計算となる。

台湾には聯華電子(UMC)、力晶積成電子製造(PSMC)などのファウンドリーもあり、23年は国・地域別シェアで67%を占めた。いずれもTSMCを追ってこの業態に参入してきた。このうちPSMCは23年10月、SBIホールディングスと提携し、宮城県大衡村に工場を建設することを発表済みだ。27年の稼働を目指している。

製造専業のファウンドリーは工場の生産性そのものが競争力であり、張氏が着目した台湾の強みが生きてきた。実際に、TSMCは中国・南京市などに技術の古い工場を持つものの、生産能力の9割以上を台湾域内に置いてきた。ところが、20年5月に米アリゾナ州での工場建設を決めると、熊本や独ドレスデンなど海外への工場展開を加速している。

TSMCはなぜ、工場の「脱台湾」へと舵を切ったのか。理由は大きく二つある。

米中摩擦で押し寄せる保護主義の波
一つは18年春の米中ハイテク摩擦の勃発を機に、半導体産業に保護主義が押し寄せてきたことだ。関税が原則ゼロだった半導体チップの輸出入は制裁・規制の対象となり、主要国・地域は経済安全保障の強化を理由に半導体工場への補助金拠出を競っている。張氏はこの状況を「グローバル化はひん死であり、自由貿易はほぼ死んだ」と嘆いている。

半導体チップは軽量な割に単価が高いため、本来は需要地に空輸しても採算を取りやすい。TSMCは台湾での集中生産によりチップのコストを下げ、全世界に輸出するビジネスモデルを築いてきたが、米中摩擦によって前提条件が崩れた。一方で、最先端の半導体工場は現在、建設費が1兆円規模まで膨らんでいる。巨額の補助金を享受できる場所に建設し、コストを下げることが合理的な経営判断となりつつある。

台湾の産業界を悩ませる「五欠」
もう一つは、台湾の産業界で「五欠(五つの不足)」が深刻化していることだ。
五欠とは半導体工場の増え過ぎなどで水、電力、土地、現場の作業者、高度人材の五つが足りない現象を指す。
TSMCは23年10月、台湾北部・桃園市で当局が拡張を進めているハイテクパークへの進出を見送ると表明したが、直後に五欠が遠因との報道が流れた。

経済部(経済省)は否定の声明を出したが、実際に台湾では大規模な停電が21年に2回、22年に1回発生している。半導体工場は大量の電力を消費するが、この時期は世界的な半導体不足で工場がフル稼働していた。脱原発を掲げてきた民主進歩党(民進党)政権は17年、稼働中の原発も25年に廃止することを決めている。太陽光や洋上風力など再生可能エネルギーで補う方針だが、産業界では季節や天候に左右される不安定さへの懸念が根強い。

半導体工場は大量の水も使うが、台湾では雨が少なかった20年に過去57年で最も深刻な干ばつが起こった。環境保護の観点からダムの増設は難しいという。台湾の地形は山が多く、工場に適した平地はどんどん減っている。合計特殊出生率は近年、1.0前後と世界最低水準で推移し、労働力が増える見込みもない。当局がいかに五欠を否定しようと、台湾の半導体メーカーが工場の海外展開を志向するのは自然な経営判断だといえる。

TSMCの海外工場を巡っては、半導体産業を対中抑止に使う台湾当局の「シリコンの盾」戦略の一環だとの解釈がある。これは誤解である。当局は確かにTSMCに6%強出資しているが、機関投資家が株主の多数を占めており、経営を左右する立場にない。TSMCは時価総額が7000億ドル(約100兆円)に達する巨大な上場企業であり、安保を基準にした経営で株主が納得するわけがない。

日本進出の理由は「アップルの要請」

では、台湾メーカーが工場の「脱出先」として日本を目指すのはなぜか。TSMCの魏哲家・最高経営責任者(CEO)はある講演会で、熊本の第1工場の建設理由について「サポートせねばならない顧客がいるためだ。その顧客は当社の最も重要な顧客のサプライヤーでもある」と語ったことがある。名指しを避けているが、これは「米アップルに画像センサーを供給しているソニーに協力するため」という意味である。

ソニーは菊陽町の工場で画像センサーを生産し、アップルのスマートフォン「iPhone」のカメラ用に大量供給している。センサーは画像データを処理する「ロジック半導体」と重ね合わせて使う。TSMCはソニーにロジック半導体を供給してきたが、アップルはサプライチェーン(供給網)を強靭(きょうじん)化するため菊陽町で生産することを求めたようだ。TSMCにとってアップルは売上高の約2割を占める最大顧客であり、要請に応じた。

TSMCが熊本工場の運営子会社であるJASMにソニーの出資を受け入れ、画像センサーと重ねやすい回路線幅22~28 ナノメートル(nm)のロジック半導体を生産すると決めたことにはこんな背景があった。日本ではこのスキームが発表された2021年10月、TSMCが最先端から10年ほど遅れた線幅の半導体を生産品目とすることに不満の声も出たが、これも誤解である。JASMは22年2月にはデンソーからの出資受け入れも決め、第1工場は自動車用の12~16ナノ半導体も生産することになった。

TSMCの思惑いかに
では、TSMCは熊本で第1工場が稼働する前に、なぜ第2工場の建設まで決めたのか。開所式における劉徳音董事長のあいさつに答えがある。劉氏は日本政府や熊本県、ソニーなどJASM出資企業に続き、工場建設を請け負った鹿島への感謝を強く表明した。第1工場は24年末に量産を始める計画だが、建屋は23年時点で完成していた。TSMCは余裕をもって量産立ち上げに臨める。

アリゾナ工場は正反対の状況にある。地元建設業の労働組合との調整が長引き、TSMCは23年7月、24年末の予定だった第1工場の稼働が25年にずれ込むと発表した。26年予定だった第2工場の稼働も27年~28年になる見通しだ。TSMCは23年12月、劉氏が今年6月に董事長を退任する人事を発表したが、台湾ではアリゾナの稼働遅れに伴う引責辞任だとの観測報道もある。米国同様に労組が強い独ドレスデンの工場も先行きが不安視されている。

建設費が巨額な半導体工場は投資を回収する上で、一日も早い稼働が望ましい。TSMCは日米欧から補助金付きのオファーを受け、全てに応えてみたものの、日本が最も工場運営に適していることに気が付いたのだろう。2月6日に建設を正式発表した熊本の第2工場は、通信や人工知能(AI)など日本の顧客が少ない線幅6ナノの先端半導体を生産する。第1工場に比べれば、輸出拠点の役割が大きくなるのではないか。

張氏は開所式で「半導体製造の日本におけるルネサンス(再興)の始まりだと信じている」と語ったが、総額1兆2000億円もの補助金を拠出する日本へのリップサービスの意味もあるだろう。TSMCが日本の半導体再興よりも自社の利益を優先するのは当然のことだ。日本側の関係者には台湾メーカーが曲折の末に日本工場にたどり着いた経緯を知ったうえで、ウィンウィンの関係を築くことを期待したい。

(引用終わり)
日本はこういう民主主義の台湾を大歓迎します。日本との交流が盛んになって比重が台湾重視になればいいね。国民のマナーもどこかの国と違い、もの凄く日本と似ていて好感が持てる。やっぱり大切なのは教育だよね。

民主主義と軍事と経済は無関係。それを一手に集められるとローマとか英国とか米国とかの世界帝国が形成できるがそれは歴史で言うと一時のこと。ローマ帝国とかモンゴルとかオスマントルコとかサラセン帝国とか思い浮かべると分かること。

先端半導体が台湾から供給されない場合、選択肢が中国か韓国になる現実

電力に関しては現状、TSMC1社で台湾の総電力の6%を喰ってて、半導体産業が伸びるほど電力不足に陥り、原発再稼働問題に繋がるからね。

チャイナフリーの代替拠点としてインドが候補に挙がる記事をよく観るけど、『水を作らなければならない』時点で、電力コストお察しな訳で。

インフラが整備された日本で、且つ水どころの熊本が選ばれたのは至極当然なんよ。

日本以上に国土が狭小で、地震および火山国、台風被害も毎年受ける。かつ、有事の攻撃目標にもなりうる。廃棄物の処分場も場所がない。きっかけはもちろんフクシマやったが、状況を考えると原発は難しい
温暖化対策で火力を造るのもできない。と考えると、電源開発は難しかろう

台湾企業が水と電力などの欠乏で苦労しているとは思いませんでした。
2000年問題で騒がれていた頃に『21世紀は石油よりも水が貴重になる』と警鐘を鳴らす人がいましたが、世界各地で干ばつ被害が深刻なだけでなく、発電や製造でも大量の水が必要で足りない所があるのですね。
日本では毎年のように豪雨災害が起きて、僕の住む地域も水害で苦労していますが、他国からしたら豊富な水が魅力的なのですね。

半導体に必要な水は「超純水」なので水の生成にも高度な技術が必要なので、それも日本を選んだ理由の一つですね。

今日3/11は東日本大震災からまる13年。
日本の被災者への台湾からの様々な支援に改めて御礼申し上げます。
特に義援金に関しては、一位の米国と僅差の二位。国家の規模を鑑みれば、台湾が官民挙げて支援してくださった事は喜ばしい限りです。
同じ価値観を持つ民主国家として、これからも様々な分野で善きパートナーとして共に歩んで行きましょう。

台湾有事にはTSMCという新しいモーメントが働いている。中国には最先端半導体を作る技術がなくTSMCから"輸入"しているため高い価格を毎年支払い莫大な損をしていることに気が付いた。中国がTSMCを狙っていることは明らかであり,中国が台湾に侵攻したら遠隔操作で爆破して次のステージに進む。熊本は九州の真ん中に位置し侵入しにくく,佐世保基地という米軍のプレゼンスが完璧に効いている。

台湾有事の際の事業継続のためだと思ってる。有事になったら、海上封鎖、航空路線も限定されるから、日本に生産拠点を移せるようにとのことだと思う。
日本の労働賃金は世界と比べても高くないというのもあるだろう。

本国の水資源やエネルギー問題の事情から利益率の悪い安価な半導体を莫大な補助金が出る日本に押し付けただけで2周も遅れてる半導体を生産しても日本の半導体産業の復活にはならないと思う。その点、北海道でIBMの技術を使った最先端の半導体工場こそ今後の日本の半導体産業の復活の運命を握ってると思う。

有事も現実味が帯びてきたのでそれもあるでしょうね。

確か菅総理の時に米国から声がかかり、台湾有事により、台湾から半導体が入手出来なくなっても、日米の半導体は入手出来るようにしようという事にしたのではないか?かって世界の半導体の半分を日本が、牛耳っていた所、米国の横槍で潰されてしまった。その結果日本の半導体産業は雲散霧消してしまった。半導体の戦略的重要性を、日本政府のみならず、大企業の幹部も認識していなかった。戦略なき日本企業のダメな所です。製造技術を立ち上げようにも追いつかず、TSMCに来てもらい、1から工場作り、日本に半導体製造ラインと人材の育成が必要になった。

2021年の菅・バイデン会談ですね
これによって先端半導体の供給に関して日米が協力する体制が出来上がった
1980年代に日米半導体戦争によって日本の半導体製造を叩き潰した米国の大きな方針転換となった出来事でした

このニュースは全てスタートラインがここから始まっていることに触れないから「何で台湾の会社が日本で?」という疑問に答えられない
電力や水、というのは重要な要素ですが米国が日本で生産することにOKを出さなければ作れる物も作れません

当時から半導体は産業のコメと言われていて日本はいち早く半導体投資を始めて世界の半導体産業の半分を占めていた。それに恐れをなした米国が1985年のプラザ合意で半年で220円から110円に円高にしその翌年日米半導体協定を結ばされ日本の半導体産業は壊滅した。それをやったのは菅義偉の師匠の小此木彦三郎が属していた中曾根派の長の中曾根康弘だからそれも何かの縁かね。日本の半導体産業は韓国と台湾にバラされたからそれを戻して貰うだけのこと。

〉その結果日本の半導体産業はのところうさんむしょうって読む?

日本国内
豊富な水がある
安い電力が使える(九州電力管内は原発再稼働済み)

こういう地域は北陸だと思うのだが、なぜ熊本なんだろう?
北陸地域は多くの雪解け水が使えて、水力発電が盛んなため電力が安い。そのためYKKを始め、電気をたくさん使うアルミ産業が多い印象がある。

日本には半導体製造に欠かせないシリコン基盤から洗浄水、露光装置、検査機器などのメーカーが揃っているし阿蘇からの地下水が豊富だからね。但し地震と電力への不安要素も有るからメリットが多いと判断したんだろう。

記事では台湾海峡有事は関係ないと言い切っているが大陸見て台湾を東西と見れば違う見方もあるかもしれないがそれだけではないでしょうね?素材や製造を見れば共に新技術を狙わないと先細りするでしょう?中国や米国の政策次第では規制や制裁もありうるのでどちら側を見るかというところもあるのではないだろうか?



猛追する日本を振り切るために米国は1985年にプラザ合意により半年で220円から110円に円高にしその翌年日米半導体協定を結ばされ世界の半分を占めていた日本の半導体産業は壊滅した。今度は猛追する中国を振り切るために円安インフレにして台湾の半導体メ-カ-の誘致を許容したからだろう。

一番大きな原因は政府が多額の補助金を出してくれること。
そして台湾から近いこと。
仮に赤字を出しても日本の工場については日本の意向を聞いての事なら日本政府が肩持ってくれるしね。
TSMCにすると凄くありがたいし調整もし易い。
調整弁になってくれるからね。

総額1兆8000億円もの国民のお金を外国企業に払って、国民に何のメリットがあるのか、数字的な裏付けがないためいまひとつよくわかりません。輸出でどの程度の収益が見込めるのか、自動車の国内生産向けならどの程度の分量(例えば台数換算とか)なのか。地元は土地売却や工事等で潤っているようですが、その代わりに排水汚染の問題が指摘されています。この件は、裏金問題(パーティー券を外国企業が買っていたという話)と何か関係があるのではないでしょうか。

ドイツもアメリカも同じように補助金出してTSMC誘致してるけどね

習近平が終身の国家主席でいるつもりのようだし、「もしトラ」も可能性が高まって台湾の安全保障環境は厳しいものがある。日本に拠点を築いておくのは必要なことでしょう。

台湾の合計特殊出生率も1.0なのか。韓国は0.8だと言うし、「お手本」とされてきた北欧諸国も、実は移民の第一世代が子だくさんで嵩上げされていただけらしい。人口が増えるのは、女性の人権を軽視している国しかなくなるかも。

あと数百年すればアフリカ人とインド人とイスラム教徒で9割ぐらいの世界がくるよ。
先進国の人権とか法律とか連中関係ないから、どんどん子供が生まれてくる。貧困だろうがなんだろうが、数は力になる。

日本の熊本第一工場は前倒しで建設が進んだ。アメリカ工場は建設が遅れている。日本では(量産において)質の良い人材が集まる。アメリカでは人材集めに苦労している。日本は人件費が安い。アメリカは人件費が高い。日本人はアメリカと比べて(台湾工場と同じくらい)安い給料で長時間、文句を言わずによく働く。

TSMCで"2N"を製造するPhenix工場がFab 21です。”28nm級”の熊本がFab23ですが先にこっちの建屋が追い抜いて完工しました。好景気に沸く米国内では、建設作業員が集まらないのです。

日本は建設労働者は不足して工賃があがっているけど、ベトナムとかから呼んでなんとかしてる。彼らは文句言わないし予定通り工事可能な日本
工場の労働者も生産ラインとか、物流とか、端的に言えば関係者向けのコンビニの店員まで、ちゃんと外国から人が来る、人手はほぼ大丈夫
半導体供給先のSONYなんて南米日系人の就労先の代表企業

台湾有事になる可能性があれば、 安全な所でに投資して工場を作った方が得策と思います、 内海 遠浅の 有明湾に潜水艦も入って来れないだろうし、 空港 高速道路 新幹線も有り 横断道で大分へ出れば、 船舶輸送も可能だし、
 莫大な投資しても安心な適地と思います、
 台湾から 近距離だし、

台湾が侵略されて中国に入った時はマズイけどな

こんなハイテク工場日本に作られたら

台湾は2025年に脱原発を達成するため、TSMCの大規模半導体製造は事実上不可能になりますから。
日本の、それも九州には稼働する原発もあれば水もある。TSMCにすれば渡りに船の状況でもあった訳です。
環境やコストを考えると、原発と半導体製造は両輪なのです。

製造業で付加価値の高い新規製品など生み出せなくなった企業が取る道として自社で新規開発は諦めて他社の生産請負を行うというものがある。工場機能だけ提供するというもの。私がかつてメーカーで開発職をしていた時にかつては輝かしい製品を生み出していたが斜陽化して工場機能だけ使わせてもらった企業があります。若手はほとんどおらず年配の方ばかりで製造だけ請負する契約。これと似ていますね、日本メーカーが斜陽化して外国企業の生産請負という身分に落ちてしまったというふうにとれます。

もはや台湾海峡紛争は時間の問題中国軍が侵攻して来た時に潜伏している工作員が真っ先に半導体工場を占拠するのは確実・半導体工場が台湾にしか無いのなら占領されるのを指をくわえて見て居るしか無いが・日本に半導体工場が残されているなら躊躇なく破壊出来る・精密機械の塊の半導体製造機器が損傷すれば2度と台湾に残された半導体工場は再建不可能で中国の台湾侵攻の目的の半分は失敗に終わる

日本をコントロールしているのは、政治家でなく官僚だからね。
政権が変わっても情勢があまり変わらない点は、世界的に稀かもしれない。
こういう安定した国だから、大グローバル企業にとって安住の地になる。

日本が情勢が変わらないのは実質的にアメリカに支配されているから。アメリカの圧力で郵政民営化して、日本郵政はズタズタにされた。財務省官僚も外務省もアメリカに留学してアメリカかぶれになる。アメリカからの圧力で田中角栄も小沢一郎も潰された。

豊富な地下水、安い日本人の人件費、日本政府からの投資額の半分の補助金があるからです。

まぁゆーてTMSC中国南京工場の替えに過ぎないですね。ちなみに現在建設中のTSMCアリゾナ工場は熊本工場の二倍の予算規模で日本の22~28nmと違って3nm半導体まで製造しますからね。

まぁ、第一に人件費が安いと言う事でしょうね。
先進国の中では最貧国と言っても過言ではない日本ですし、
その割に正規雇用従業員の質は高い。
さらに勤勉ですからね。
そして日本人は環境問題に鈍感な所があるので
その点も扱い易いと言う事でしょう。

日本政府は日本企業を後回しにしたのかな
難しい事はわからない素直に外国企業を良いと思えない
外国企業が進出してきて
喜ぶ日本人が不思議です
仕事が増えるのは良いことですけど

中国に、台湾取られたら大変な事になる。
その前に、日米に拠点増やしたほうがいい。

半導体工場の周りには、そこに技術(IPやツールなどいろいろ)を供給する企業が集まる。
そして、そこには、優秀な技術者が絶対必要になる。
国内の採用が増える。
そこに、就職するために若い人が挑戦する。
皆、そのために、学問始める。
国全体の知識、知能が高まる。

そして、また、ジャパン・アズ・ナンバーワンになる。

なんて、なったらいいな。

世界の工場(=中国)に近くて、政治が安定していて、水が無限に湧いてきて、賃金が安い、作業員も少なくとも高校は卒業していて節度が有る、ストなんてしない。こんなに半導体に適した国は日本以上にない。

企業に補助金なんて日本より海外のほうが派手だけどね

補助金もじゃぶじゃぶ入れてくれるし

台湾は半導体技術を中国に渡したくない

台湾が中国に併合される前に会社の存続と
技術の流出を防ぐ目的

日本と台湾は強い信頼で結ばれていて
米国もTMSCの技術が中国に渡ること
を防ぐため米国と日本の作戦かも

中国との関係が明確化していない現状で誘致していて近い将来に問題がでてこないのか。が心配になります。
台湾がいくら抵抗しても香港のようになる可能性もあるでしょうに。。

>「台湾がいくら抵抗しても香港のようになる可能性もあるでしょうに」

それもあって誘致してるんでしょうね。台湾にはカントリーリスクがある。

80年代前半まで国内生産で世界最強になった。アメリカがプラザ合意で円高誘導し、国内産業の競争力低下。バブル崩壊もあり、国内空洞化が平成。令和でこんなことになるとは。増税ふくめてすべて平成期間の政治家の責任。

全くもって危機管理になっていない現状ですがこの国は本当に大丈夫なのですか。
TSMCを誘致しただけでは意味がない事に気づく人は居ないのかな。
半導体の前工程だけを誘致しても後工程はもう一度輸出をしてまた輸入をしなくてはならないのに浮かれてて良いのかな。
危機管理が中途半端であきれるばかり!?

半導体産業の事を1mmも理解されていないのが良く分かる書き込みですね。

日本は世界に冠たる後工程大国です。
新光電気工業やイビデンなどにはIntel社やApple社、TSMC社などが"Choplet"の実装技術を求めて日本詣でするぐらいです。

日本国内向け半導体を国内で前工程を終えて、わざわざ後工程を他国へ出してからって少ないでしょう。日本国内で作ってる半導体は1個の単価が高い目ですから、わざわざ後工程を工賃が安い海外に出すのはレアケースでしょう。

古い技術だけでは危機管理には不足。
新しい技術がなければ未来はないよ!?

台湾には全てを直視出来る皆様が多く、教育や歴史に対する姿勢は真っ直ぐだと思います。
同じ価値観を共有している事が一番大事な要素。




>「山田 周平 桜美林大学大学院特任教授」

文系出身の経済畑で出世して来た”自称”専門家が先端半導体関係の記事を書くと、大抵がこういうデタラメな内容になるという典型例。(笑)

・MegaFabは1つ建てるのに「1兆円ほど」とかではなく3兆円かかる。
・「水、電力、土地、現場の作業者、高度人材の五つが足りない」……水は循環利用する。電力は半分以上を屋根や駐車場の太陽光発電で賄える(電力が安くて安定している所ではそれをしないだけ)。土地不足を口にした業界関係者はゼロだろ。半導体は軽くて小さいから土地の制約を受けない。現場の作業者と高度な人材の不足だけは本当に切実な問題。これらは正しい。
できれば空港に近い所がいい。半導体は航空貨物で輸送する。航空輸送がストに直面するような所はダメ。
・「回路線幅22~28 ナノメートル」←こういうバカげた説明を今も言ってるのがエセ専門家の証明。

ソニーや水が決めてだと思ってたが、玄海・川内の両原発が安定稼働している状況も大きかったんだろうと記事を読んで感じた
第3工場が大阪にという報道もあるが、関電だって原発動いてたな

半導体は元々日本が研究、開発して世界シェアを取っていたけど、アメリカの要請で台湾と韓国に技術供与をした歴史があるから複雑だね

半導体を「研究開発」してたのは米国だね。
今だって6~7割は米国。
他国はほぼ基礎研究をしないから基本技術を持たない。

DRAM全盛期の日本なんかその典型。定性的な向上の研究開発が皆無で、定量的な改善ばかりだから、台湾と韓国にすぐに追い抜かれた。

そうなんですね!勉強不足でした

色々理由はあるだろうけど円安と半導体製造装置は日本が世界一だからという2つが大きな理由かな。

一つの中国を逆に台湾が治めたら中国は息を吹き返して凄い国に生まれ変わりそうな気がしますね。
褒めすぎかも知れませんが。

日本は戦後から米国管理国・・・台湾は中国が日本に手出し出来ない事を知っている、日本は安心だから工場建設だね。

この記事に足らないものがある。
日本国が安保理由に最大1兆2000億円の補助金を投じる重要な事を何故書かない。

人件費安いと労働組合おとなしいし、さらに日本政府から補助金もらえた

豊富な水。
綺麗な水。
水が豊かな日本で半導体つくりたいよね。

台湾と中国が紛争に成った時の移民の地を確保するためだと思う。

そのために3兆円でPhenixに新Fabを建てた。




他の先進国より日本人の給与水準が安いからですよ

台湾有事となった時TSMCを失う事になるから、そのことに対するリスクヘッジでしょ

人件費が安くて真面目で従順な国民性だからでは?

一番大きいのは、戦争の心配がないことだろうね。

TMMCはもっと残り16工場も日本に移転せよ。

移民政策の準備だよ

隣国がこの技術を欲しがりそうw

これ大学教授が寄稿したの?は

なぜ半導体メーカーが日本で工場立地するのか?
巷説マスゴミさんや御用コメさんが仰るのを要約しただけ。

簡単だよ、水だよ水。きれいな水が豊富にあるのが一番大切。半導体生産には水を大量に使うのよ。
だから地下水豊富な熊本が選ばれた。元々ソニー関連工場もあったからね。
そうラピダスも北海道に工場作るが、決め手はやはり水だよ。あとはアクセスかな。


台湾は常に軍事的緊張を強いられています。日本に恩を売っておくにも、、は穿ちすぎだね

半導体タッグを組んだ日米事案。しかも日本の地で先陣を切るとのこと。
当然、華人は日本に赴きますわね。

なぜ日本に?
理由は簡単明瞭、
中共が来たら全て略奪される。
今でもスパイによる技術略奪は半端ない。