【第96回アカデミー賞】長編アニメ映画賞は『君たちはどう生きるか』 ジブリ作品が21年ぶり2度目のオスカー受賞
cinemacafe.net
24/3/11(月) 8:38配信

第96回アカデミー賞授賞式が3月11日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、スタジオジブリ製作・宮崎駿(※崎=たつさき)監督作品『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞に輝いた。

スタジオジブリの作品が、同賞に輝くのは、第75回アカデミー賞の『千と千尋の神隠し』以来21年ぶり2度目となる(宮崎監督作品としては、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『風立ちぬ』に続く4度目のノミネートだった)。

宮崎監督が長編作品からの引退を撤回し、原作・脚本・監督を手掛けた本作。少年時代に感銘を受けた書籍「君たちはどう生きるか」からタイトルを採用し、自伝的要素を含むオリジナルストーリーとして完成させた冒険活劇ファンタジー映画だ。公開日まで一切詳細情報を明かさない異例のプロモーションも話題を集めた。主題歌は、米津玄師による「地球儀」。山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、木村拓哉らが声優を務めた。

昨年12月、『The Boy and the Heron(少年とサギ)』のタイトルで、北米公開されると、週末興行ランキングで初登場1位に輝き、スタジオジブリ作品最大のヒットスタートを切った。批評家からの評価も圧倒的で、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞をはじめ、数々のオスカー前哨戦でアニメ映画賞を受賞。その勢いはアカデミー賞まで衰えず、有終の美を飾った。


【『君たちはどう生きるか』海外での主な受賞歴】

「第89回ニューヨーク映画批評家協会賞」アニメ映画賞
「ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞」作品賞トップ10
「第49回ロサンゼルス映画批評家協会賞」アニメ映画賞
「第44回ボストン映画批評家協会賞」アニメ映画賞
「第36回シカゴ映画批評家協会賞」アニメ映画賞
「フィラデルフィア映画批評家協会賞」アニメ映画賞、外国語映画賞
「第28回サンディエゴ映画批評家協会賞」アニメ映画賞
「第28回フロリダ映画批評家協会賞」作品賞、アニメ映画賞、作曲賞(久石譲)
「第81回ゴールデングローブ賞」アニメ映画賞
「第44回ロンドン映画批評家協会賞」アニメ映画賞
「第51回アニー賞」長編作品ストーリーボード賞、長編作品キャラクター・アニメーション賞
「第77回英国アカデミー賞」アニメ映画賞 

シネマカフェ シネマカフェ編集部

(引用終わり)
おめでとうございます。この部門は今作と「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の一騎打ちでした。投票者がかぶるここまでの賞で、「君たち〜」は英国アカデミー賞を、「スパイダーマン〜」はアニー賞、プロデューサー組合賞を受賞していました。ただ、「スパイダーマン〜」は北米の投票者が多数を占める賞で強さを見せてきており、近年投票者が国際化したアカデミーでは、巨匠として世界的に尊敬されている宮崎駿氏が優勢ではと筆者は予想しておりました。実際、宮崎氏のパワーは強かったです。

宮崎駿監督の作品は日本の誇りであり、その普遍的なテーマと映像美に圧倒されると感じています。

直前の予想では『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』との拮抗が伝えられていましたが、アメリカの映画関係者の宮崎駿監督への敬愛の深さが感じられる結果となりました。
(「アカデミー映画博物館」では2021年のオープニング企画展として宮﨑監督の回顧展が開かれたほどです)
本格的にアメリカ進出を果たした『もののけ姫』以降、宮崎駿監督作品はアニメーションの根源である“絵が動く快感”を追求しながら、より寓話性・哲学的要素が色濃い作品にシフトしたようにも感じますが、そうした芸術性や作家性が評価されての受賞でしょう。
その一方、近年の配信サービスの影響か、その人気は映画関係者だけでなく一般層にまで拡がっている事が、アメリカでの『君たちはどう生きるか』の興業成績からも推し量れませす。
これを機に宮崎駿監督作品が、更に広く世界に知られる事を祈ります。

アカデミー長編映画賞は、2001年に始まった96年の歴史の中では割と新しい部門。今年で23回目になります。この部門は、『美女と野獣』(91)が作品賞の候補となって高く評価された一方で、『トイ・ストーリー』(95)が作品賞の候補とならなかったことなどを受けて新設されたという経緯がありました。宮﨑駿監督が『千と千尋の神隠し』(01)で受賞したのは、新設されて2回目の年。『アイス・エイジ』(02)や『リロ・アンド・スティッチ』(02)といった、大手スタジオの作品がライバルでした。日本のアニメーションでは『かぐや姫の物語』(13)、『思い出のマーニー』(14)、『未来のミライ』(18)などが候補になってきましたが、受賞を果たしているのは宮﨑駿監督だけ。しかも2度目という快挙!個人的には『ルパン三世/カリオストロの城』(79)からリアルタイムで観てきた世代だけに感無量。本当におめでとうございます!

「千と千尋の神隠し」以来の受賞!おめでとうございます!巨匠健在ですね。

「君たちはどう生きるか」は宮崎駿ワールド全開の難解な作品でしたが、そのぶん哲学的な洞察による普遍的なテーマがあり、国際的な共感が得られたのだと思います。

わかりやすく楽しいディズニーやピクサーを有する国で、難解で哲学的なアニメをこの時代にビジネスとして生み出せる宮崎駿のパワーをアメリカはちゃんとわかってくれてるって事ですね!評価をあまりしなかった今の日本人よりも感性が豊かなんだなと思った発見ある、嬉しい受賞でした。

要は、諸外国はそうしたアニメ作品に飢えているとも言えるんじゃないでしょうか。
やっぱ、宮崎なんだろうな。
その一方で、ドラゴンボールの鳥山さんの訃報はサッカー界、野球界、フランスは大統領までが追悼の言葉を送るくらいだ。日本のアニメや漫画の影響力はハンパないと改めて思う。

わかりやすくないから面白くない、というのは子供っぽい意見だと思う。映画も色んな種類があり、面白いけど1回で充分な作品、何回も観たい作品がある。フォレストガンプなんて何回観ても感想が異なるし。
ビートルズに例えるのも何だが、面白くないという人達は初期の楽曲だけ好きな人に似ている。もちろんそういう人達もいて然りだが、実は中期〜後期の実験的楽曲の凄さが理解できるとそっちのほうが好きになる。どっちがいいとかじゃなくどちらかを否定する考えは間違ってるということ。

ナウシカ、ラピュタ、トトロ。
世のバブル景気と逆行して、自然への畏敬をテーマにされた作品。
手塚治虫、藤子不二雄、天才達の先見の明が本当にすごい。

宮崎作品は、今の時代にどっぷり浸かっていると伝わらないことがあるのかも。

日本はアニメの国だと思ってるので宮崎監督の受賞嬉しいです。
鳥山先生やTARAKOさんが亡くなられて悲しい思いをしてる中明るいニュースは素直に良かったと思えますね。

アカデミー賞の前哨戦ともいえるゴールデングローブ賞を受賞すれば、大体アカデミー賞の受賞も間違いないので確信してました
何はともあれ、おめでとうございます

>やた!!! 分かりやすくないからと評価低い日本人に一矢報いた 分かりやすくないのは映画の評価基準じゃない よく分からないけど好きな映画や文学いっぱいある 感性だよ

分かりやすくないと意味ないと思いますけどね。
ピクサーやディズニーで難解なアニメありますか?

宮崎はラピュタまでがピークで、それ以降の作品はパッとしないと思います。確かにお金はかかってるし、映像のレベルは上がってると思いますが、内容は微妙。
観ればそれなりに楽しめるけど、心には残らない。

カリオストロ、ナウシカ、トトロ、ラピュタは面白いし感動したが、それ以降は微妙ですね。
アカデミー賞もらうなら、ナウシカやラピュタでもらうべきで、今じゃねえだろうって思います。

私はかつて宮崎ファンで、アニメージュも買いあさり、ナウシカは原作も買ったし、宮崎作品のポスターも貼るほどでしたが、今はダメと思ってます。近年の作品は観てません。

そんなに難しい作品でもなくて、監督がこうありたかった自分を主人公に投影したファンタジーですよ
宮崎駿の経歴とか周りの人との関係を知らない人には難解に見えるかもね。

>もののけ姫と、千と千尋の神隠しは面白かったと思うけどなぁ…それ以降は微妙だけど…(^_^;)

それなりに楽しめましたが、内容は難解と思いました。
「もののけ姫」は自然破壊への警鐘がメッセージに含まれると思えましたが、やはり初期の作品に比べると難解です。変な巨人や鹿がでてくるし、タタリ神とか意味がよく分からない。

「千と千尋の神隠し」はもっとよくわからない。物質文化や働くことの重要性がメッセージにあるという書き込みや「カオナシ」はアイデンティの意味があるという書き込みもありました。
油屋の元は性風俗との話もあるし、ハンセン病患者らしき人が描かれてたりと、もはや何が何だか分からない。

素直に楽しめる作品がなくなった。

>宮崎はラピュタまでがピークで、それ以降の作品はパッとしないと思います。確かにお金はかかってるし、映像のレベルは上がってると思いますが、内容は微妙。

もののけ姫と、千と千尋の神隠しは面白かったと思うけどなぁ…それ以降は微妙だけど…(^_^;)


単純にハウルとか豚とか、ラピュタとかの方が私の脳には理解しやすかって、今回のは難しかった。
もう一回見ようかな。
受賞おめでとうございます。

やたらわかりやすい物しか受け入れられない人、いるよね。早送りして映画やドラマ見る層なんかはそんな感じかな。
否定はしない、好みの問題だから。

やた!!! 分かりやすくないからと評価低い日本人に一矢報いた 分かりやすくないのは映画の評価基準じゃない よく分からないけど好きな映画や文学いっぱいある 感性だよ

アニメ界は悲しいニュースが続いてたけど、良いニュースが入ってきて良かった

たぶんだけど日本人が最も分かり辛い作品じゃないかな?

翻訳された物は訳した人の匙加減でどうにでもなるし。

これは嬉しいですね。
本当におめでとうございます!

最近はよく分からない。イマイチだったゴジラは絶賛されるしこの映画も意味不明だった。時代についていけないわい

天才が好きな物を作ると凡人はなかなか理解出来ないって事だよね…

アレ?引退したんじゃなかったっけ??

「バルス」

鳥山明 さん、TARAKO さんの訃報に接し、長年慣れ親しんだ「日本のマンガ・アニメの宝の喪失」に悲しんで気持ちが暗くなっていたところ、今日は宮崎駿監督のアカデミー賞受賞に、「日本アニメの底力」に、触れて心が一気に明るくなった。日本の誇りです。おめでとうございます!!

気持ちが大きく揺さぶられるような1週間でしたね。週明けに明るいニュースなのはよかった

本当に。なんだか泣けてきます。
辛い週末でしたが、救われた気持ちになりました。

この一週間はマンガ、アニメ界にとって、印象的な期間になりましたね。

日本の誇り?
世界の宮崎駿、世界の誇りですよ!

TARAKOさんはラピュタにも出てましたしね。

誠におめでとう御座います!!
千と千尋以来の受賞。
この作品は未だに地元の映画館で1日一回上映されています。
それだけ影響のある映画なんだと思いました。
初めて拝見したとき、終わったときのあのズーンと重たいものを抱えて帰った感覚がまだあります。
生と死、言葉では簡単に言えてしまうが実際は説明が難しい。そんな作品。
個人的には好きな作品です!
宮崎監督には長生きをして日本のアニメ界を引き続き盛り上げていただきたいです。
誠におめでとう御座います!!

おめでとうございます!! 日本のアニメはやっぱり凄い。
いち早く劇場で観ましたが、捉え方や感想は人それぞれ、その人にとってどんなメッセージが残るか?といった感想でした。テーマや空間スケールがとても大きく、圧倒される展開、映像でした。
改めてまた観たいですね。

もう一度大きなスクリーンで見ようと思いながら忙しくてなかなか行けていなかったのですが、受賞記念にに時間をつくって見に行こうと思います!
映画を見てそれぞれ思うことは千差万別あって良いと思います。
ただ、このような賞を受賞されたことはとても素晴らしいことだと
長年のジブリファンとしてとてもうれしく思います。

この作品が受賞したというより、老いながらも世界を正そうとして命を削って作った宮崎監督に対して与えられた賞だと思う。

作品だけでみると今回のは弱い。

でも、80を超えて一度引退したのに、世界が正しく行くために最後の力を振り絞って尽くした監督の生きざまに心を打たれたのでは。

宮崎駿の最後の作品になるかもしれないし、今までの功績を含めての受賞かもしれませんね

受賞決定だとは思ってたがやっぱり嬉しい

昔、スタジオジブリに仕事で訪れた人の話を聞いたことがあるが、千と千尋の神隠しの時に取ったあの有名なオスカー像は、その辺に適当に普通の置物の感覚で置かれていたのでびっくりしたそう。もちろん賞などで評価されるのはうれしいと思うし光栄なことだと考えていると思いますが、それを全面に押し出して権威として箔を付けるのではなくて、あくまで作品で魅せることを続けてきたからこその2度目の受賞なのではないでしょうか。
受賞本当におめでとうございます。

評価されているものを理解できないとき、自分が他人と異なることに不安を覚えて、「評価が間違っている」「インチキをして評価を得たのだ」と言って、不安を取り除こうとする人がいます。あなたが面白くないと感じたなら、それはそれでいいんです。自分の価値観に自信を持ってください。がんばって!

俳優のマーロン・ブランドは、オスカーのトロフィーをドアストッパー代わりに床に置いていたらしい。

全然面白くなかったけどな??
おそらく出来レースでしょ。
ジブリも後が無くて必死。
スポンサーなどに金出してもらって勝ち取ったんでしょうね。
それをめでたいとか言うアホの日本人達。

宮崎駿監督は日本アニメを世界的なブランドに押し上げた功労者だと思います。

今回作品も滑らかなアニメーションのクオリティ、美しい世界観と音楽で美術館のような作品でした。

今回の受賞で改めて2次元の日本アニメがCGを駆使した3Dアニメ評価されたと言う意味では、世界のトレンドと一線を画しながら独自の道を貫いてきた宮崎駿監督の意思の強さを感じました。

冒頭の火事のシーン然り、やっぱり作画に目を見張るものが多かったですね。

宮崎先生のアニメは、考えさせられるテーマが多く映画の中で全て答えを出さないのが良い。単にキャラクターがかわいいとか、キレイだとか、面白いとかだけでなく見る側が自分自身で考え先生がこの映画で伝えたかったのはこういうメッセージだったのかな?!と色んな角度で見られるから何回見ても新たな発見があったり、アニメを超えた現代社会に鋭く優しく問う唯一無二のアニメだと思います。

作品の内容のついては賛否両論あるが、日本屈指のアニメーターが集結し7年の期間を要した本作。CGアニメが主流の時代に日本が培ってきた手描きアニメ、またその世界を牽引してきた宮﨑駿監督が受賞した意義は大きい。この度は受賞おめでとうございます。

炎の演出に息を飲んだことを覚えている。
83歳になる宮崎監督がその人生の中で感じてきたことが圧倒的な技術力で可視化された作品だと思う。「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」が見る年代によって作品に持つ感情が変わるように、この作品も年を経ていくごとに感じ方が変わっていくのだろう。戦争を扱ったこの内容でアメリカのアカデミー賞がどのように受け取り評価したのか。この作品について世界中の人と語れる機会があるなら、とても素晴らしいなと思う。

スパイダーバースに持っていかれるかと思ったけど
なんとか受賞出来てすごく嬉しい
まぁスパイダーバースは続き物の前編(前作とも繋がってるので中編?)で
次作の受賞はほぼ確実なので今回は譲られたって部分は無きにしも非ずでしょうがそれにしたってあれを上回る評価を得たのはもの凄い快挙だと思います
有終の美とか言わず次の作品もその次の作品も期待してます