【G3X撮影速報】百里基地航空祭2023【3】UH-60救難飛行展示とF-2戦闘機模擬対地攻撃(2022-12-04)
北大路機関
京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)
2024-01-27 20:01:54 | 航空自衛隊 装備名鑑

■航空祭-突然の近隣火災
 航空祭の最中に現実の対領空侵犯任務措置スクランブル緊急発進という事は過去に経験していましたが。

 百里基地のF-2戦闘機、その背景に立ち上る黒煙が。とうとう始まったか、という風景に見えますが、これは、残念ながら実際の火災という。航空祭の最中に基地の近傍で火災が発生した、という状況です。もっとも自治体HPを見ますと現場は10km程先だとか。

 UH-60J救難ヘリコプターが救難飛行展示へと進みます。百里救難隊、火災の最中ではありますので、これはもしかして飛行展示に影響があるのではないかと危惧してしまったのですけれども、実はこの火災は百里基地も航空祭が行えるのか、情報取集は行っていた、と。

 F-2戦闘機の背景にこうも火災の煙が重なりますと、防衛出動のような情景になってしまうのですが、百里基地SNSによれば消防当局の対応などから航空祭を継続した場合でも消防活動の妨げにはならない、という事が確認できたために航空祭は予定通り進められました。

 百里救難隊の飛行展示と共に、しかし火災、この情景、台湾海峡有事が現実の台湾有事へと展開し、これにはアメリカが対応し、且つシーレーンを寸断されれば日本は1945年の状況となる為、自衛隊も周辺事態として対応した場合は、この情景が。

 専守防衛を堅持する日本が台湾有事という際、台湾が中国へ武力併合される場合には、例えば国運を掛けて北極海航路を開拓してシーレーンを北方に切替えるとか、アジアから日本への航路をスエズ運河パナマ運河経由に切り替えれば、影響は回避できるかもしれない。

 しかし現実的に可能なのか。悪影響に全て目を瞑れば可能なのかもしれないが、それは十年単位で日本経済の衰退を意味する。電力は足りるとして東日本大震災を契機に日本原発を全て停止させ電力不足と電気代高騰を招いた結果、低成長から抜け出せていない。

 経済の為に戦争するなんて、という発言は日本が高度経済成長時代、何しり年間10%の経済成長を維持すると7年でGDPは二倍になるのだ、飢えを知らない時代の驕りのような言葉に思えてしまうのです。戦前のような飢えの懸念、今の世代の同胞は耐えられるのか。

 F-2戦闘機。石破防衛庁長官時代に国民に説明できないものは調達しない、として調達が中断されたものですが、これも今振り返ればポスト冷戦の時代、日本掲示が世界第二位だったころの驕りにしかみえないのですよね、日本が望めば平和は達成できる、平和は買える。

 支援戦闘機として開発されたF-2戦闘機の模擬対地攻撃が開始されました。そう、支援戦闘機と呼ばれていた時代が有るのがこのF-2戦闘機です。わたしなどは相当あとまでF-2戦闘機をF-2支援戦闘機、と呼んでいました。要するに多目的戦闘機なのですけれども。

 F-2戦闘機、快晴で良かったと言い切れるような情景なのです。この生産縮小が驕り、と云いましたのは元々130機生産する計画を98機に抑えてしまった為で、計画通り製造していればF-4後継機問題やRF-4後継機問題でRF-15開発失敗の際に代替策を提示しえた。

 RF-2偵察機、という訳ではないのですが、例えばフランスのラファールなどは低調であった者の時間を掛けて改良し続けた事で今や輸出市場で異例の販路を拡大している、もちろんF-2は輸出を想定しない航空機であったのですが、改良型の余地が有れば選択肢になる。

 そして、現状戦闘機は充分なのか、と云えば中国の空軍力、第四世代戦闘機は勿論第五世代戦闘機の独自開発と早期警戒機の増強という現状を観れば十分足りているとは言い難い訳で、ここにF-2製造終了により戦闘機製造基盤を畳んでしまった不利益は大きいと思う。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ

(引用終わり)
経済の為に戦争するしかないのです。
台湾危機は日本の危機です。
とはいえ、日米にはいかようにも対処できます。
東シナ海から黄海にかけて海上封鎖を行う。
日本のシーレーンは運航コストやスケジュール次第で調整できますが、日米海軍が上海沖を圧すれば、首都北京は干上がります。
例えるなら東京湾口を抑えられるようなものです。
沈黙の艦隊で、原潜やまとはハープーンミサイルで米海軍横須賀基地を狙ったようなものです。
対艦ミサイル網、機雷、潜水艦による雷撃、軍艦の艦砲射撃(対艦ミサイルも含む)etc.

上海、青島、天津、そして北京へのミサイル攻撃も段階的に加わります。

中共が台湾包囲、台湾海峡封鎖を行うのなら、日米は東シナ海から黄海にかけての海上封鎖で応じるべきです。
より害が大きいのは中共です。
そのために嘉手納飛行場が壊滅しても十分お釣りがくる。
上海占領ぐらいは覚悟してもらおう。

東日本大震災を契機に日本原発を全て停止させ電力不足と電気代高騰を招いた結果、低成長から抜け出せていないのだから、すぐにでも再稼働させるべきなのです。
口実としては、ウクライナ侵攻、ガザ戦争による石油天然ガス価格の高騰でいい。

原発再稼働を支持する消費者には安価な電力料金とし、原発再稼働に反対する消費者企業には時価で電力料金を請求する。とりあえず10倍にすればいい。計算が面倒だから。

次の総理として脚光を浴び始めた万年候補石破氏が防衛庁長官時代に国民に説明できないものは調達しない、としてF-2戦闘機調達が中断したことは失敗、大失敗だ。

石破氏を信用してはいけない。
政治家に全く失敗するとは言わないが、やってはいけない失敗というものものある。

F-2戦闘機は元々130機生産する計画を98機に抑えてしまった為で、計画通り製造していれば、東日本大震災での損耗も余裕で処理できた。

200機程度生産し、初期型を同盟国、友好国に譲渡し、改良型を現役戦闘機部隊に回せばいい。

フランスのラファール戦闘機などは低調であった者の時間を掛けて改良し続けた事で今や輸出市場で異例の販路を拡大している。F-2戦闘機もそれに倣ってもいいはずなのだ。

現在開発中の次期戦闘機F3烈風・テンペストではその愚を繰り返してはいけない。

国産エンジンを握っているので、F-2戦闘機よりも輸出のハードルは低い。

F-2戦闘機は米国製エンジンのライセンス生産だから、米政府、米議会の承認が必要だ。
最近でも米国に逆らったトルコがF-35計画から外され、代替機のF-16の購入で圧力をかけられた。
結局、スウェーデンのNATO加盟を黙認したことで許されたが。

日本空軍のF-3戦闘機の調達数はF-2の倍200機以上とするべき。
初期型は早々に同盟国に輸出し、新しい後期型を主力とすればいいのだ。

F-3戦闘機の配備はどう急いでも10年後だ。
F-2戦闘機を100機程度生産すべきだ。F16Vのノックダウン生産でもいい。この際贅沢は言わない。