[コラム]「戦争を決心した金正恩」にどう対応するか
ハンギョレ新聞
24/1/19(金) 7:19配信

 北朝鮮が南北関係を完全に断絶し、韓国を「徹頭徹尾第一の敵対国」、「不変の主敵」と憲法に明示することにした。昨年は、「核先制攻撃も可能だ」という核武力法の内容もすでに憲法に明記した。「民族」、「統一」の概念は完全に消し去り、核武力が新たな国是であり宗教のように強調している。朝鮮戦争以来、朝鮮半島で起きている最も根本的な変化だ。

 北朝鮮の意図をめぐっては様々な解釈がある。当面の最優先の目的は、韓国による吸収統一を防止し、内部を団結させて経済発展に集中することだ。同時に核・ミサイル能力の増強と朝中ロの密着を通じて、条件が整った場合は核武力に基づいた武力統一路線も進める危険な切り札も手元に残している。核保有国として認められるため、米国と核軍縮交渉を行うことはあっても、韓国との交渉や非核化の可能性はないと、重ねて宣言した。

 米国内で北朝鮮政治と北朝鮮核問題に最も精通した専門家と評価されるロバート・カーリン氏とジグフリード・ハッカー氏が「金正恩は戦争をするという戦略的決定を下した」とし、今が朝鮮戦争直前のような危険な状況だと警告したことを、重く受け止めなければならない。ハンギョレ平和研究所のチョン・ウクシク所長も昨年出版された著書『これまで一度も経験したことのない新しい北朝鮮が来る』で、2019年のハノイ朝米首脳会談の失敗と板門店南北米首脳会談を起点とし、北朝鮮は朝米交渉に対する未練を完全に捨て、核武力の増強へと根本的な軌道修正を行う一方、韓国に対しては「近親憎悪」を抱くことになったため、2018年の南北首脳会談のような局面には戻れなくなったと診断した。

 むろん、金正恩委員長が戦争を決めたとしても、金委員長が思い描いたとおり世の中が回るわけではない。韓国と国際社会がどれほど正確かつ慎重に対応するかによって、結論は大きく変わる。だが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対応を見ると、依然として総選挙を控えて北朝鮮問題をどうやって国内政治に有利に利用するかばかりに没頭している。南北間に衝突が起きても強く対抗し、「北朝鮮政権の崩壊」まで推し進められるという誤った判断をしている。尹錫悦大統領とシン・ウォンシク国防部長官が大口をたたく背景には、米国の力と戦略兵器に対する期待がある。だが、米国はウクライナとガザ地区の「二つの戦線」でも苦戦を強いられている。尹錫悦政権が北朝鮮と境界地帯で危険千万な衝突を辞さず、炎が広がった場合、米国にはそれを解決する余力がない。

 「韓米日協力」を大々的に掲げている尹政権だが、北朝鮮核問題の解決に向けた長期ロードマップをもとに米日を説得し、北朝鮮の戦略的変化に積極的に対応する努力は見当たらない。このように北朝鮮核問題が放置されることについては、ワシントンの多くの専門家たちも懸念を抱いている。通常兵器と経済力の劣勢にもかかわらず、金委員長が韓国を核兵器で威嚇するに当たって重要な前提になるのは、ロシアと中国の支援または少なくとも黙認を得ることだ。金委員長は、朝ロとの密着を通じて戦略的利益を確保したという自信をもとに、今年は中国を訪問して「朝中ロ」の連帯の強化を目指すだろう。1950年初め、金日成(キム・イルソン)主席がソ連のスターリン書記長の同意を得た後、中国の毛沢東主席を引き入れて韓国に侵攻したのと類似した情勢を作ろうとしているのだ。韓国が今のように中国との関係を放置すれば、このような最悪のシナリオがやがて現実になるかもしれない。

 尹錫悦大統領流の対応が無謀なら、野党と革新勢力がより良い代案を出して世論の選択を受けなければならない。従来の「民族同士の対話と経済支援で非核化を達成するカード」がこれ以上効力を発揮できないことを、冷徹に認識すべきだ。韓国で野党「共に民主党」が政権をとり戻した場合は、あるいはドナルド・トランプ氏が米大統領の座に返り咲いた場合は、再び金正恩委員長と南北対話で問題を解決できるという誤った判断をしてはならない。トランプ氏が再選されれば、金委員長は韓国を排除して核保有を前提に談判する可能性を打診するだろうし、それが難しければ韓国に対する核の脅威や挑発の試みを強化するだろう。トランプ氏の帰還を「米国の衰退、同盟の弱体化」とみなす可能性が高いからだ。一方で、韓国の強硬保守勢力はトランプ氏との取引を通じて独自の核武装に向けて本格的に進もうとするだろう。革新勢力が変化した情勢に対応し、既存の民族主義の解決策を越えて安保と外交をよりよく管理できる正確な代案を出すことができなければ、金委員長の対南圧迫と挑発がむしろ強硬保守勢力の政策を後押し、「敵対的共生」が実現することになる。革新勢力は慣性にとらわれず、幅広く専門家を集めなければならない。

 先週末の台湾総統選挙を見て、台湾人たちが危機の中でさらに強くなったと感じた。「戦争かそれとも平和か」の選択を迫る中国に対し、中国と距離を置く民進党の総統候補を選ぶことで、「中国の脅威に屈しない」というメッセージを送った。議会では民進党に過半数の票を与えず、反省と変化を要求してけん制した。若者たちは現実問題を解決する「第3地帯」の代案を作った。

 台湾人たちは中国の相次ぐ軍事的脅威と高まる戦争危機、香港に対する中国の弾圧を注視しながら、「存亡の危機」について深く悩み、最悪の状況で最も慎重な道を捜し出した。一方、韓国の政治家たちは今、北朝鮮の脅威を過小評価し、変化に目を瞑り、韓国を「存亡の危機」に追い込んでいる。                        パク・ミンヒ|論説委員
 
(引用終わり)
「金正恩は戦争をするという戦略的決定を下した」という推測は的を射ている。

北朝鮮には戦争以外の道がないからだ。
勝てるわけがないが、精々、周辺に迷惑をかけないでほしい。

さっさと負けて、韓国に吸収されるがいい。
韓国にも言い分があろうが。
身内の恥を雪ぐのは身内の責任だからね。

日本に迷惑さえかけなければOKだ。


北の事を考える場合、金家の目的は何か知る必要がある。
北の人民を抑え込んでおけるのは唯一軍隊だけである。
金家の最重要課題は、その軍隊でクーデターが起こらない事になる。
38線を超えていけるような通常軍の存在は、むしろ金家を危うくする。
また外国勢力の干渉を避けるために『核保有』が手っ取り早いのはよくある報道の通り。
核部隊のみなら金家は掌握できる。
2代3代目は中国の投資を受け入れて経済に重きを置く事も出来たが、やらなかった。
外からのカネの流れで権力掌握が弱まりクーデター等の反乱を警戒するから。
韓国はおろか北京でさえ、その危険があるので、最貧国に甘んじている。
金家存続を願う他国は、どこか?
イラン、前のリビア、など反米国家。
そこにプーチンのロシアが加わって、北京の影響を軽減できるのは、将軍さまにとってありがたい話だろう。
早い話、半島がどうのこうのは、どうでも良いのである。

勇ましいタイトルだけど読んでみたら何のことはない、いつもの保守政権批判。

今のような「やりたい放題」の金正恩を仕立て上げたのは、文在寅をトップとする左派政権ですよね。その文在寅を全面支援したハンギョレの責任はどう考えるんでしょう?

> 議会では民進党に過半数の票を与えず、反省と変化を要求してけん制した。若者たちは現実問題を解決する「第3地帯」の代案を作った。

的確な分析だ。
民進党は大陸との「敵対的共生」関係を作り出し、強化し、それに胡座をかいて自らの失政の無罪放免を狙ったが、冷静な台湾の民衆はそれを許さなかった

結局、「どっちつかず」なだけじゃない?
こういうのは、有事の際に無視されるだけだよ。


何だこの記事、最低だな。
どう対応するかに何も答えていない、最終判断は他人に丸投げじゃん。
自分ならどうするかぐらい、書きなさいよ。

で、どうするの?それより、自分達がやってきた事の責任を、もうちょっと真面目に考えた方がいい…。

批判されるべきは北。 いつも一切そこをしないで現政権批判。 根本からおかしいんだよ。

ハンギョレの論説委員にしては、お粗末な論説ですね。

朝鮮戦争となれば、他国が全く手出しをしなければ北の方が強いので間違いなく北が勝つでしょう。

以前の朝鮮戦争の時、韓国の兵士達はアメリカからもらった武器を放り捨てて後方に逃げ、韓国の代わりにアメリカが前線で戦っていました。
アメリカは自分たちの武器でやられたとか、韓国は自分たちで戦う気概も無いのかと怒っていましたが、またそうなるのは明らかです。

朝鮮戦争になっても日本は関わらない方がいいと思います。

以前、朝鮮戦争が起きたら日本は韓国を助けに参戦するのかということを野党の議員が安倍さんに何度も何度もしつこく質問していましたが、安倍さんの答えは法律的にできないという答えで突っぱねていました。

韓国寄りの日本の国会議員がそんなことを言って言質を取ろうとしているのを見ても、韓国としては日本に助けてもらう気満々なんだと思います。

日本は大量の難民が韓国から来ないように準備すべきでしょう。

トランプが大統領になったら、在韓米軍を撤収する。
その機を逃さず、北朝鮮がロシアと中国の支援または黙認を得て韓国に攻め込む。トランプは米軍を動かさず、そのため国連軍も動かない。そもそも米国には余力がないし、日本には韓国を支援する義務がない。

そもそも日本には半島に派兵する余裕はない。

韓国は占領され従属させられ編入される。
日米は北朝鮮と軍事的な不可侵条約を結ぶ。この時、竹島や尖閣諸島がどうなるかは分からない。
朝鮮半島内では散発的に武装蜂起が発生するが、北朝鮮に徹底的に弾圧される。
日本では韓国の惨状を見て、核武装論が高まり、トランプはそれを容認する。
また、半島からの避難民の扱いや在日韓国人が問題になる。
難民受け入れのためにも台湾や樺太返還が必要だろう。

米国は、民主主義諸国からの猛烈な批判にさらされる。
韓国が消滅しても、絶対に困るということはない。2ナノの半導体も二次電池もスマホも自動車も船も家電も他国で製造可能。日本が韓国から得ていた貿易黒字はなくなるが、反射的な利益も生じる。

例え米軍が撤退しても、通常兵器のみならば韓国軍で十分対抗できる。
お笑い韓国軍でも、軍事費用は北朝鮮の数倍かけているし、核兵器に金を費やし、不良品を売って金を得ても、兵士の食糧にまで事欠く始末の北朝鮮軍では、朝鮮戦争の時みたいにはいかないだろうね。


明らかに台湾の方が韓国より賢くたくましい。
このコラムでも韓国左派の立ち位置として既に現状に対応する何ら具体的な策が見いだせない、ということを言ってしまっている。保守対応を批判しているようでも、それに代わる代案は何一つないし、それを考え出す能力も実力も、韓国は持ち合わせていないのだと。

左派の特徴丸出し。
文政権の失態、太陽政策の失敗、北に利用されただけの韓国実態を「認めない」
だから過去の反省も検証もせず、現政権や他国(日米)に責任を負わせる。
現実を認めないのだから、現実対応具体策も言えない。
単に愚痴と現実否定、「理想を貫けば在った筈の現実」を追い求める。
(これは韓国文化の特性でも或る。だから日本統治の恩恵や影響を全く認められない)

日本でも同様ですが、左派に現実対処能力は皆無。
共産社会主義国軒並み崩壊もこの為=経済政策こそ現実対応の極地。
(中露は思想より権力体制維持重視で転換。資本家と自由市場を受け入れ繁栄)
安保と経済環境が厳しさを増す韓国。
来る議会選挙で左派優勢ねじれ状態が加速すれば、全ての面で危機的状況に陥るのでは?
まあ韓国民選択ですから御自由に。

大丈夫です。
統一したら経済で日本を追い越す。と文前大統領はおっしゃいました。
北の将軍様に吸収統一をお願いすれば良いのです。

韓国民を脅迫してグラつかせ政権が変わることを期待してるんだと思います。政権が変わればまた政策をコロコロ変えていくでしょう。口先で簡単に変わる民族なんでしょうね。

人をあてにしないで自分達だけで解決してもらいたい。
ノージャパンだろう。
記者が金をもらって社長が辞めたハンギレ殿よ

この論説委員は『中立を装う"左派"マスコミの手先』だなぁ。この期に及んでも未だ北を擁護するなんて異常。