親米・反中を選んだ台湾、中国「統一は必然」即座に圧力
東亜日報
Posted January. 15, 2024 08:02,   Updated January. 15, 2024 08:02

「スーパー選挙イヤー」の主要国の最初の打者で、米国と中国の代理戦の性格で行われた13日の台湾の総統選挙で、反中国・台湾独立を掲げる与党民進党の頼清徳(64)氏が勝利した。
頼氏の当選により、台湾は米国と協力して中国を牽制する現在の構図を強化するとみられる。
中国はこれに対抗し、経済・外交・軍事手段を総動員して台湾への圧力を強め、台湾を手懐けようとする可能性が高く、台湾海峡情勢が揺れ動くものとみられる。韓国は、直接・間接的な影響は避けられず、綿密に対応しなければならないという指摘が出ている。

台湾選挙管理委員会によると、頼氏は得票率40.1%(558万6019票)を獲得し、親中の最大野党・国民党の侯友宜氏(得票率33.5%・467万1021票)と野党第2党・民衆党の柯文哲氏(得票率26.4%・369万466票)を退けた。これにより、民進党は3期連続に成功した。

頼氏は当選演説で、「2024年は世界の選挙イヤーだ。最初の選挙として、台湾は民主主義陣営における初勝利を達成した」とし、「台湾は民主主義と権威主義の間で、民主主義の側に立つことを選択した」と述べた。「親米・反中-親中」構図の選挙で、民心は親米・反中を選んだということだ。また、選挙期間中続いた中国の軍事的脅威を意識してか「台湾の人々は、自らの行動によって外部勢力の介入に抵抗し、成功した」と強調した。

頼氏の勝利の原因として、中国の脅威、国民党所属の馬英九前総統の「台湾は習近平氏を信用すべき」という発言などが有権者の反中感情を刺激し、民進党支持層を結集させたという分析もある。第3政党候補として初めて得票率20%の壁を超えた柯氏の善戦も、政権交代を望む有権者や野党支持の票を分散させた。

ただし、民進党は同日行われた立法委員(国会議員)選挙では全体113議席のうち51議席を獲得し、国民党(52議席)に第1党を明け渡した。頼氏が過半数の得票に失敗した上、議会でも第2党となり、政局運営はもとより両岸(中国と台湾)関係でも不確実性が高まった。

バイデン米政権は、「民主主義に基づく米国と台湾の関係が拡大し、深まるだろう」と頼氏の勝利を歓迎した。一方、中国は「民進党は台湾の主流の民心と乖離している。祖国統一は必然だ」と不快感を露わにした。               金祺容

(引用終わり)
「台湾の人々は、自らの行動によって外部勢力の介入に抵抗し、成功した」
というのが台湾総統選挙の総括だ。

親日・親米・反中を選んだ台湾は、勝ち組についた。
勿論、安易な道ではないが、中露につくよりは堅実だ。

韓国の次期大統領選挙も近い。
親中・反米を選ぶ左派政権の復活の目もないわけではない。
バイデン大統領が再選し二期目になれば、在韓米軍も現状維持だろうが、トランプが大統領に復帰すれば、持論である在韓米軍撤退も本格化する。

米国からすれば、三方を敵国に囲まれた南朝鮮を維持する意味も価値もない。
まず、北方に狡猾な北朝鮮、東北と日本海には北の巨人露西亜がいる。西方には獰猛な中共が控えている。
唯一南方の日本国は、国連軍司令部を有しているが、日韓関係が良くない。勿論、韓国側が問題だ。
どう見ても詰んでいる。
在韓米軍が南西方面に転進すれば、事態は決定的だ。
日本国は過去の経緯から半島支援には消極的だ。難民は国連と米国に丸投げだ。
竹島だけは日本が警備隊を置き、アチソンラインを絶対防衛線とする。