「プーチン引退後」のロシアは解体か、中国の属国か…「大統領圧勝」で始まるロシア"政変"のカウントダウン
プレジデントオンライン
2023/12/31(日) 9:17配信

■「スターリン超え」の30年支配が実現するが…

 ロシア軍のウクライナ侵攻を指揮するプーチン大統領は3月17日投開票の大統領選に出馬し、大量得票で5選を果たす構えだ。当選すれば、2030年まで30年の長期支配が可能になり、スターリンを抜いて20世紀以降最長在任の指導者となる。

 一方で、5期目の統治は困難や不透明性が増すことが予想される。ウクライナ侵攻を継続、または停戦するにせよ、戦況や戦後処理は混乱する。プーチン氏も71歳で、寿命の短いロシア人男性としては「後期高齢者」だ。

 エリート層の間では、大統領選より利権に直結する内閣改造への関心が高く、選挙を機に、権力構造に変化が起きかねない。ロシアの新興メディアやSNSでは、後継者問題も取りざたされており、大統領選を経てロシアは「プーチン後」へ動くかもしれない。

■大統領からの信頼が厚い「10人」の名前

 ロシアのSNS「テレグラム」に「後継者(プリエムニク)」と題したサイトがあり、クレムリン要人の動向や後継問題を連日投稿している。2017年に開設され、誰が運営しているかは不明だが、クレムリンの内部事情にも精通し、政権の一部が関与している可能性がある。

 毎月、「プーチンの後継者候補」30人のランキングを発表しており、12月5日の投稿ではベスト10は以下の通りだ。

①メドベージェフ安保会議副議長
②ミシュスティン首相
③キリエンコ大統領府第一副長官
④パトルシェフ農相
⑤トゥルチャク統一ロシア書記長
⑥デューミン・トゥーラ州知事
⑦ソビャーニン・モスクワ市長
⑧ワイノ大統領府長官
⑨ナルイシキン対外情報庁(SVR)長官
⑩クラスノフ検事総長

 このリストは、大統領の信頼や親密さ、将来性、エリート層の支持、知識と能力などを基に選定したとしている。後継者は政権内部から選ばれるとの見立てだ。

■ナンバー2である首相はサプライズ人事になる?

 政権内リベラル派から極右に転向したメドベージェフ前大統領は、「大統領の信頼が厚く、一度大統領を務め、現実的な候補」としている。ミシュスティン首相は西側の経済制裁の中、テクノクラート(技術官僚)を束ねて経済を安定させた。クレムリンの政治戦略を担当するキリエンコ氏はかつてリベラル派だったことや、ウクライナ風の名前がマイナス材料となる。

 「後継者」は11月30日、大統領選後にミシュスティン首相が別のポストに異動する可能性が政権内で議論されているとし、首相の後任候補として、①フスヌリン副首相②ソビャーニン市長③マントゥロフ副首相兼産業貿易相――ら9人のリストを公表した。

 フスヌリン副首相は建設業界のドンとされ、インフラ建設で実績を挙げた。地味ながら、プーチン氏はこれまでも、フラトコフ、ズブコフ、ミシュスティン各氏ら、無名の人物を首相に抜擢し、周囲を驚かせてきた。

 首相は大統領が職務執行不能に陥った時、大統領代行に就任し、3カ月後の大統領選を統括する憲政上のナンバー2だ。高齢のプーチン氏に不測の事態が起きる可能性もあり、首相ポストの行方は後継問題で重要な意味を持つ。

■ロシア社会が「プーチン後」に注目している

 「ADI19」という新興ネットメディアは10月末、政治アナリストの話として、大統領後継はデューミン知事とパトルシェフ農相の2人がフロントランナーだと伝えた。

 ボディーガード出身のデューミン知事(51)は国防次官などを歴任。忠誠心が強く、大統領の懐刀とされる。「プーチンが自らの路線を継がせるため、権力の座を譲るのは容易だ」という。

 政権ナンバー2、パトルシェフ安保会議書記の長男、パトルシェフ農相(46)は、経済博士号を持つ銀行家で、連邦保安庁(FSB)にも籍を置くサラブレッド。「最側近の長男には、安心して権限を委譲できる」としている。

 ただし、プーチン氏は健康が許す限り権力を維持する構えで、2人はピンチヒッター要員だろう。とはいえ、こうした後継論議がロシアのメディアで報じられること自体、社会がプーチン後を意識していることを示す。

■政権が崩壊する火ダネは「タカ派vs.テクノクラート」

 プーチン政権はサンクトペテルブルク出身者や旧ソ連国家保安委員会(KGB)などのシロビキ(武闘派)が中枢を固めてきたが、近年、ミシュスティン首相、キリエンコ第一副長官、ソビャーニン市長、フスヌリン副首相、ワイノ長官ら、非サンクト派のシビリアンが台頭してきた。

 独立系メディア、「メドゥーザ」のアンドレイ・ペルツェフ記者は、「サンクト派を政権の守護者とすれば、非サンクト派は政権の建設者だ。プーチンは自身のレガシー(遺産)を意識するようになり、専門知識やプロジェクト推進能力を持つ人脈を登用した」と分析する。

 政権延命を優先するサンクト派に代わって、能力と実績重視の新テクノクラートが台頭するとの見立てだ。その場合、両者の間で利権闘争や軋轢(あつれき)が深まる可能性がある。

 この点では、大統領のスピーチライターから反体制派に転向したアッバス・ガリャモフ氏も、「クレムリンは過激な手法をとるタカ派と、穏健な妥協を求めるテクノクラートに分かれている。タカ派は数が少ないものの、緊密に連携し、支配的立場にある。多数派のテクノクラートはこれに不満を抱いており、対立が拡大するだろう」とし、「政権を崩壊させる火ダネはエリート内部の対立だ」と指摘した。

■「高齢者は去り、若手に道を譲るべきだ」

 プーチン氏は12月14日の4時間にわたった国民対話・記者会見で、ウクライナの戦況が優位に展開し、23年の経済成長率も3.5%の見込み、給与増、失業率低下で安定していると強調した。

 しかし、会場のスクリーンには、「2030年の選挙にも出馬するのか」「高齢者は去り、若手に道を譲るべきだ」「国営テレビが伝える豊かなロシアには、どうすれば行けるのか」など、国民から寄せられた不満の声も映し出された。

 政権は5期目を前に、中絶の規制、LGBTQ運動の弾圧、愛国主義教育、反体制派の一掃など、保守的な政策を一段と強化している。ウクライナ侵攻の長期化に伴う閉塞感もあり、国民の不満が鬱積(うっせき)していく可能性がある。

■「プーチン後」のロシアは中国の属国か、解体か?

 専門家の間でも、プーチン後をにらんだ議論が出始めた。スウェーデンの政治学者、アンドレアス・ウムランド氏は「プーチンと側近による長期的な高齢者支配で、政治、経済、外交、社会に巨大な不確定要素が積み重なってきた。権力移譲のシステムがないことで、ロシアは新たな苦悩の時代に入るだろう」と予測した。

 米国のロシア専門家、マーク・カッツ米ジョージ・メイソン大学教授は、ポスト・プーチンのロシアがどんな道を歩むかについて、
 ①信頼できる後継者によるプーチン無きプーチン路線
 ②民衆の決起によるカラー革命を経た民主化
 ③穏健な権威主義
 ④中国の属国化
 ⑤民族共和国の独立によるロシア連邦の解体
 ――の5つのシナリオを挙げた。

 プーチン時代がいつまで続くかは不明だが、プーチン後のロシアも不安と不透明感に溢れている。

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名越 健郎(なごし・けんろう)
拓殖大学特任教授
1953年、岡山県生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒。時事通信社に入社。バンコク、モスクワ、ワシントン各支局、外信部長、仙台支社長などを経て退社。2012年から拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学特任教授。2022年4月から現職(非常勤)。著書に、『秘密資金の戦後政党史』(新潮選書)、『独裁者プーチン』(文春新書)、『ジョークで読む世界ウラ事情』(日経プレミア新書)などがある。
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拓殖大学特任教授 名越 健郎

(引用終わり)
露西亜共和国の次の大統領に習近平が就任する。

中露連合は、21世紀のモンゴル帝国だ。

ウクライナもロシアも中共も、平和的に解決して欲しいんやけど。

間にあるモンゴルとウズベキスタンを忘れないであげて。

ロシアがウクライナに武力侵攻した日から、「第二次 ロシア革命」になると思ってます。
現代で好き勝手するのは秩序違反。
今は持ち堪えてる?だけかもだけど。

ソ連・露西亜の絶対的な法則、禿げふさ交代論が発動するぞ。

プーチンが、自分の後継者をしっかり指名した上で、権限移譲を少しずつでも進めていれば、混乱は起きない可能性があるが、自らに権限を集中させたまま、いきなり亡くなった時は、実力者間での権力闘争が開始され、ロシアは混乱に陥る。
プーチンがどの様に考えているか分からないが、「プーチン後のロシア」はあまり考慮していない様な気がする。

日本は、様々なシナリオを予め想定の上、何かあった時に直ぐに対応出来る様にしておく必要があると思う。

ただし、今の戦争状態の中では、

誰も「後継者」には指名されたくないでしょう…
やはり、本人が消えてくれてからの方が…

何せ、プーチン氏が生きているうちに、
ウクライナに譲歩した停戦の決断はできないだろうし…
かといって、おそらくは50万人を超えているであろう、
失われたであろうロシア兵士も帰ってこないだろうし~

結果的に将来戦犯者として死刑にでもされれば…
(当然ながら西側のいくつかの国が、踏み絵づくりのために
参戦を考えてもいるだろう
(もちろん対ロではなく、ロシアが勝手に言っている
「何トカ共和国」を否定するための
ウクライナ国内の調整のためのものですがね…)


中共は台湾のような小国よりロシアを属国化する方が容易で得だと思う。
日米欧の抵抗も少ないだろうし。



> 何かあった時に直ぐに対応出来る

はて、それって北方領土奪還ですかね?
それ以外に急を要する事案ってあるのかな。
自治区の独立支援及び国土の分割統治とかかな


この記事のあるとおり、かつてはメドベージェフ前大統領が後継者と目された事がありました。
しかし「プーチン後」を見越してメドベージェフ氏の周囲に派閥が出来ると、プーチン氏はメドベージェフ氏を閑職に左遷しました。
このことからプーチン氏は自分の地位を脅かされるのを恐れてナンバーツーを作らない方針であり、逆を言えばもしもプーチン氏が死去するか衰えたら混乱の可能性が高いです。



影武者が3世代くらい続くかもよ。
2070年くらいまでプーチン独裁()

秀吉ー秀次が生々しい

おそらくプーチンは、5選を果たした上で、権力を譲らないまま死を迎えると思う。
プーチンは己の政敵となる有能な人材を殺し尽くすことだろう。

彼が急病や事故、あるいは暗殺されない限り、選挙の圧勝は約束されている
異なる数字が出ても修正され、圧勝の支持を意味する数字しか流れない
しかし現実には、いい加減引退してほしいと考える人は確実に増えている
権力を一部でも受け渡したら、途端に引退までのレールを期待する声が高まるのではないか
だからこそ、彼は最後まで一切の権力を手放さないだろう

ならば、彼の死は確実にロシアを混乱に陥れる
権力の奪い合いが一気に始まる
政治も経済も分断されるだろう
中国は間違いなくロシアの混乱を好機と観て、経済的支配を仕掛けてくるはずだ
ロシアの財閥どもは権力闘争に躍起になるだろう
そうした闘争や混乱から逃げ、海外に流れるロシア人も増えるだろう

いずれにせよ、ロシアは混乱の中、衰弱していく
衰弱を招いたのはプーチンである

冥王星がいよいよ水瓶座に移り
権威主義から風の時代に移ります
今後は、何かが変わっていく年になるでしょう
権威主義の国は何かしらの変革画もとめられます
日本でもその変革の一つとして、政界では脱税問題が起きてます


中国はロシアを狙っていると正直思う。というか、いま、ロシアを反対側から制圧しないのは、それを待っているのだと思う。資源国、産油国のロシアが手に入ったら、中国はもう怖いものなし。どちらの現政権が倒れるのが早いかどうかだろう。


ロシアが崩壊するのは願ったりだが、その後の混乱は日本にも飛び火してくる。
その準備が日本にあるのか。


制裁とかで中国に頼るしかなく、決済も人民決済だしな 資源とか安く買い叩かれて属国みたくなるしかないよな、


ロシアは独裁だが共産国家ではないよ。ソ連時代はそうだったが


そのまま自滅衰退、或いは中国の属国化後、中露内部紛争が勃発して共産独裁国家は完全壊滅してほしい。


ロシアのみならず、中国も分裂してくれるのがベスト。そもそも、どちらも多くの国家の集まりだし。


プーチン氏が大統領継続ならロシア経済の浮上は希望薄し、またウクライナとの戦争による犠牲者は現実の状況より好転するべくも無く、さりとて仮にプーチン氏が引退したとしてロシア国民は中国の属国なんて考えないでしょう、またロシア解体も然り。残る選択肢は次期大統領に平和主義者を選び経済の立て直しを図る、それがロシア国民の唯一の選択肢だと思うが今の世界情勢を見ていると二極化が増幅され悪化の一途、まるで人類の選択を余儀されている様にも思う。

ロシアの選挙制度をみると「民主主義」とは言い難い点が数多く見受けられます。民主主義では無い証として、若かりし頃にヒトをアヤめた事がある人物が大統領になるという事態となっている。
つまり次回の大統領選挙結果は決まっているも同然です。諸外国の都合にあう期待などしてはいけません。


2,3年後かもしれないし10年後かもしれないが、「プーチン以後」は必ずやってくる。
問題は現体制の国家戦略維持の路線か、大きな揺り戻しがあるかだが、ゴルバチョフ及びエリツィン時代の明らかな失敗がプーチン台頭に繋がったことを踏まえると、大きな路線転換は考えにくい。
ロシアが対外戦略を根本的に見直さない限り、ロシアは地域最大の波乱要因であり続ける。

ゴルバチョフ氏とエリツィン氏は明らかな失敗だったの?  
共産国は、自分が頑張っても、みんなが同じ様に利益を分けなければならず、頑張りがいのない世の中で経済が悪かったから、時代の流れでなるようになった世界だったのでは?
時代の変化は混乱を招くものだけど、そのおかげでロシアにお金持ちが現れたのではないの?

ロシアにとって…

Aプーチン氏の5選と、Bプーチン失脚(死亡?)
のどちらが早く決まるのがいいのだろう???

勿論、Bが先行すればAの芽はありませんがね~…
本来はこの方が幸せなんだろうね~

Aの直後にBとなれば…
ロシアは多数に分裂(割)させられるか、その存在が「歴史」になってしまうか??


何でロシアは対外協調ができないのか専門家の皆さん説明してほしい
そこからロシアを生き延びさせる道が見えるかもしれない


それは何処で何時でも誰でもやってくる、秦の始皇帝のように。


独裁者ほど孤独なものはない。
歴史を見ると明らかで、プーチン大統領は亡くなるまで権力をとつだろうが後続者指名をすると床に臥せったとたんに自然死でなく殺される。
プーチン大統領が元気な時の忠誠を誓っている側近達だが、プーチン大統領の死期が近づくとロシアはどうなるか分からない。ソ連からペレストロイカでロシアと変化した時と同様争乱は起こるだろう。その時、ロシアはまた分割が進むだろう。

ウクライナ軍、現在の無理な力勝負はほどほどにしておけば、数年後に混乱に乗じてあっさりと奪還できる可能性がありますね。


>孤独な人間ほど「独裁者」になりたがり…、人を支配したくなる…
「孤独さ」を誇り、満足感を持ちたいから~
しかしそれがただの空想とわかった時…、悲劇の王になってしまう~

まあ、童話(特にヨーロッパの昔話に出てくるパターン)によくある形ですかね~
歴史ある「ロシア」ですから~
ウオッカ中毒とかも持たれているのでは??


孤独な人間ほど「独裁者」になりたがり…
人を支配したくなる…

「孤独さ」を誇り、満足感を持ちたいから~
しかしそれがただの空想とわかった時…

悲劇の王になってしまう~


プーチンが後継者を指名し移譲されたとしても、その後継者はプーチンと同じようには出来ない。現状、その後継者への権限の段階的移譲すら出来ていない訳で、プーチンが倒れれば間違い無くロシアには政変が待っている。

ロシア内で権力闘争が開始されれば、中国は確実にロシアの資源を狙いに来るだろう。欧米はそれが判っているからロシアを追い込み過ぎないようコントロールしている節がある。
もはや、ロシアにはプーチンの首を差し出して欧米と和解する以外に道はないように見えるのだが、ロシア国民の多くはこの期に及んでも自分達が被害者だと思っているようなので、どうもならんだろうな。

中国がロシアの資源まで手中にすれば、もう誰も中国に逆らえなくなる。これだけは阻止しないと駄目なのだが、さてどうしたものか。

中国にとってロシアは既に属国に近い状況にあるかと思います。プーチンだからデカイ態度を維持しているだけで、すでに中国無しでは二進も三進もいかないでしょう。

日本の長期政権もそうだけど、国家権力者が30年の長期に任される事が出来たら、国民総生産上げる為に一生懸命やれば、成果上げる事が出来そうな気がする。むしろ、それだけ長期間やって結果出せないなら、才能無いと見限るのも必要かと。

30年の期間なら、世界を含め様々な事で「方針転換」が生じますよ。
選ばれた時には「優秀な政治家」でも、その時には後手・誤手を犯してしまう。
価値観や手法は、優秀な人ほど変えられないと思う。

それに才能を見切る為に30年を要するのは、日本にとって致命的。


>「長期間やって結果出せないなら、才能無い」
安倍長期政権がそれに近かったですね。
ずっと底這いのまま、昨年後半からやっと何らかの動きが出てきました。

プーチンが退陣してもプーチンの意向を組む強硬な者が大統領になるだろう。彼らはプーチン同様に同じことを続けるはず。ところで著名な軍事評論家が、「中露は確実に勝てる国にしか戦争を仕掛けない」と持論を述べたそうだ。それが正論なら、ある日、突然日本に攻撃を仕掛けてこないとも限らない。いきなり大量のミサイルが日本全土に飛来しないとも限らないのだ。これは攻撃する国の意志で起こることだから日本の誰であろうが否定できないと思う。一方、プーチンは発言したことを実行する男とも言われている。それを考えると、ロシアを制裁しただけでなく今もロシアを批判し、ウクライナを支援している日本に報復するとはっきりロシア政府が発言しているのだから、いくら呑気な日本政府も国民も脅威を感じるはず。ところで米国が守ってくれると思い込んでいる国民は多いが、米国民が猛反対なのだ。安保は日本が戦争になるなど想定していな時の条約なのだ。

歴史をひも解いてみたとき、帝国はいつか解体し小国に分離されている。
ロシアとて例外ではないと思う。キーとなるのはやはり人心であり経済と思う。
大国ロシアでいるほうがいいか、小国であっても独自路線をとるのがいいのかそこには経済バランスが働くと思う。広大なアジア平原、過去にはモンゴルが支配した。ロシアは東欧州の小国になりさがり、中国の経済支配がアジア平原に及ぶ極めて可能性が高いシナリオと思う。

中華帝国は帝国の体制が変遷しても小国には分裂してないですよ。

帝国という事ではなく、小国が合体して大きな国になる例が世界の歴史では必然の流れですが、その合体した大国が体制崩壊しても小国に分裂する例は少ないようですね。アジア圏とアフリカ圏では小国になる例は稀有ですし、欧州域でもおおよそは小国に分裂する例は少ないですね。


戦前の評価では、ロシアは原油による利益に依存しすぎており
西側の投資や技術支援を元に産業の近代化と能率化を進めなければ
経済は停滞するという指摘をエコノミストより受けていた。
しかし、最悪の戦争に突入してしまい、今後西側の投資を受けられる可能性はほぼ断たれる。
CISは経済的に頼りなく、ロシアの今後は、中国頼りの経済しか考えられない。
国家運営は相当な困難になると考えられ、次の大統領は外交より経済的な実務能力を求められるだろう。そうなるとミシュスチンしかいない、と自分は思う。

それにしても西側の多くと外交断絶状態で、ロシア軍の正規兵は壊滅状態、中国の属国のような状態で政権移譲される大統領はとんでもないババ引きですね。
全てプーチンが悪いんです。死後に多くのアネクドートが作られることでしょう。

ナゴルノカラバフ紛争へのロシア傍観に失望し既にアルメニアは脱ロシアに舵を切りつつあるし、カザフスタン、ウズベキスタンなどの中央アジア諸国も婉曲な形で脱ロを進めつつあり、中国、米国などが手を伸ばしつつある。使えぬ最強兵器の“核”を除けば、ロシアの現有通常兵器や戦略軍事兵器製造のための技術力は既に米中を遥かに下回っており、軍事大国の威信は低下しつつある。
このため国民の支持を取り付けるために極右の支持を維持したいプーチンとしては、何が何でもウクライナ侵攻の成果(ウクライナ領土割譲)が欲しいところ。独裁政権による管理選挙故にプーチンが破れることはないだろうが、間近に迫りつつある大統領選までに如何に侵略戦争の成果を挙げられるかがプーチンが圧勝出来るか否かにかかっている。逆にウクライナとしては如何に侵略を減らせるかがポイントになる。

プーチンはウクライナ侵攻で秀吉化した。本人に院政を敷く気はないし、周囲もそれをわかっているので、プーチン後は混乱必至。かつて「死神」と恐れられた情報機関を操るプーチンのような人物がカギを握ることになりそうだ。ロシアでは力が正義であり、ロシア人はそれをよく心得ている。

ロシアは独裁者でなければ統治できないほどデカい。ロシアと日本は人口が同じくらいだが数十分の一小さい国に住んでいる日本人には理解できない国だ。ロシア人にロシアでは民主主義はあり得ないと言つたら最初は異論を唱えていたが、国の統治にロシアでは独裁者が不可欠な要素である理由を上げて説明したら最後は納得してた。プーチンが居なくなっても次のプーチンが現れるだけだ。当分ロシアが変わることはない。殆どのロシア人は現在の体制をひつくりかえそうなどとまでは考えてはいないだろう。単に外国に時々旅行に行けて程々に良い暮らしが出来ればいいと考えているだけだ。完全に内向きの人間だ。その意味で戦争が終わって欲しいと思つているだけだ。

地方を一つの国として独立させれば良い、United States of Americaみたいにね。異なる民族、宗教、文化、習慣は巨大国家の障害となるのは必然。


始まる前にプーチンの圧勝のロシアの大統領選挙は硬直化したロシア政界の実相を映し出すもの、中国の全人代が執行部の提案にスタンプ押すセレモニーと同じ。両方ともセレモニーに莫大なお金と人員、エネルギーを費やして結論は変わらない。
中国はともかくロシアはこうした歪んだ政治の在り方に国民はどこまで付き合えるのだろうか。

今のロシアを支えているのは原油価格だけ。プーチンだろうが誰だろうが、原油価格が下落すればロシア経済は持たない。今のところはOPECが統制しているお陰でその旨味にあずかれているけれど、価格統制に反対する国が離反を始めてて、その動き次第でロシアの命運が決まるかもしれない。

それが持つんだよなぁ。資源国、農業大国だから食べてはいける


権力を失った独裁者の末路が悲惨な事は直近だとチャウシェスクの件でプーチンも良く知っているだろう。
なので誰かに権力譲って引退なんて起きず死ぬまで今の地位にしがみつくだろうね。
その後は内戦とまではいかないが相当の混乱が起きるのでは。

ウクライナ侵攻が最初の2週間で終わらなかったことで、
事実上終わっていたのかもしれないと思う。
もし、ロシアがクリミア+αの土地を手に入れたとしても、
ロシアは将来にわたり、あまりにも大きなものを失ってしまった。
オリンピック選手が組織的にドーピングをする。そういう国だ。
迷惑な話だけど、この戦争はプーチンの保身のために続いているのだと思う。

プーチンに忠誠を誓った後継者が大統領になったとしても、ウクライナに理不尽な侵攻を行ったことは歴史に残る。それを、国民が許すだろうか。プーチンの引退はプーチンの死を意味する。プーチンは覚悟して引退することは無い。プーチンの命が尽きる時が引退なのだ。プーチンが自分さえ良ければロシアの将来なんかどうでも良いと考えているなら、プーチンの死後、ロシアは解体されるだろう。

信憑性は全く無さそう。

年齢はプーチンよりもさらに上ですが、
プーチンが最も信頼しているのは恐らく、
自分よりも2歳年長の最側近、パトルシェフ(父親のほう)だと思います。
「若い世代に」とは考えていないでしょう。
仮に世代交代があるとしても、せいぜいメドヴェージェフくらいの年齢だと思います。
そもそも、プーチンが生きている間に誰かに皇帝の座を譲るなど、
現実的な話ではありません。

全く関係無いですが、リストの中の「キリエンコ」といえば
エリツィン大統領の頃に、プーチンよりも先にロシア首相を務めた、
あのキリエンコと同一人物ですかね?

プーチンは、スターリンと同様に後継を指名しないで死ぬだろう。その時、権力闘争によって、誰が指導者になるのかが見もの。スターリン後のフルシチョフは、党大会の秘密報告でスターリンをコテンパンに批判したが、多分そうなるだろう。幾分対米戦略も緩和すると思う。中国の下になる事は、タタールの軛の経験があるロシアとしては、許されざる行為だろう。

巨大な指導者が倒れたらどうなるかは歴史が証明している。抑えられていた民族が独立運動の機運が高まり、反乱を起こす。スターリン死後のフルシチョフ時代には民主化運動、通称「プラハの春」のハンガリー動乱があった。
仮にプーチンが威信をかけてウクライナを制圧したとしても同じことが起こるだろう。

ロシアが中国の属国(私的にはもっと最悪なケースの中国に依る併合も有るかと想定している)となった場合、現在の中露国境に貼り付けている両国軍の国境予備兵力が必要無くなり、我が国の隣に余剰戦力を抱える巨大な独裁体制軍事大国が誕生してしまう。(しかも日本列島の南北に領土的紛争問題を抱える同一国となる。)
これは日本の防衛政策に大きな影響を与えるだろう。
侵略国家同士として潜在的に牽制し合う中露は、実は日本の国防上は望ましい状態でもある事が判る。

ロシアが中国の属国化したら、この二国はどうするでしょうね。
今のベラルーシの様に上手く立ち回って、独立を維持するのでしょうか?
何となく、ロシアと一緒に中国に飲み込まれてしまう気がしますが。

独裁が批判されるのは権力の移譲に必ず「暴力」が伴うため。権力の側にある者は自身の身の保全と安泰のために常に周りに気を使わなければならない。

周りから見れば全く滑稽な限り。選挙による平和な権力の移譲を認めないから余計な苦労を背負い続ける事になる。これが、昔の、情報通信・産業化が進んでいない中世なら、資源や人民の統制も簡単で苦労も少なかったろう。

現在でその調子ではマトモな国家運営なんてできん。その情報化・産業化された世界から決別し、自分たちに都合の良い世界を創ろうと中露は結束しつつある。「よりよい世界」の実現に向けて、大戦後国連が組織されたが、最近のウクライナ侵攻、中国の独裁主義は「それが」全く無力な存在であることを世界に知らしめてしまった。

プーチンがいなくなった後、民主化などを進めたらソ連崩壊後のロシアが戻って来るだけ。また外資に利益を取られ国民は食べることさえできなくなる。国民もそれを分かっているからプーチンを支持しているのだと思う。

『プーチン引退後』を描く事自体、危険を招く事になりかねないので敢えて明確にしないのかもしれない。逆にここでリストアップされる事は本人にとって迷惑な話かもしれない。かつて独裁者によって統治されていたフセインイラクもカダフィリビアもいまだに混迷が続いている。

独裁者国家の弱点は次の世代を担う優秀な人材の芽を刈り取って仕舞う事だろう。それはロシアも然り、中国も然りだ。

プーチン後を考えると、悪い見通しではない。
ロシアの目は西を向いているから、10年かかるか、20年かかるかわからないが、きっとEU、NATOに接近する。もともとEUは、ドイツとフランスの歴史的対立を克服するためのものであり、ロシアと西欧の歴史的対立を乗り越える日は来る。NATOは対ソ連、ロシアに対する軍事同盟だが、ロシアは中国かNATOかと選択を迫られれば、NATOを選ぶだろう。

ゴルバチョフのペエレストライカ、エリチンのアメリカかぶれ、ロシアの国民はひどい目に会い、政策が、合わなかったそのロシアを築いてきたのが今のプーチンです、プーチンが引退してもロシアはかわりませんし、中国の属国などなる事はありません、国民がさせません、中国の属国になるのは日本です、だからロシアを弱体化したら駄目なのです、どんな事をしても、ウクライナの戦争には勝利は絶対です、敵に回しては駄目なのです
ロシアは日本を侵略などしません、日本の未来を握っています、間違っては駄目なのです。

面白い記事だね

ロシアはこれから混乱状態に入る

アメリカは既に国家としては正常ではなく、議会は機能しておらず、国と州の意見の対立、民主、共和両党とも内部対立・・・等々で、実質分裂状態だしね

アメリカもその内に、各州が独立するかもしれないし、その方が安定化するかもね

英国、EUは極右の台頭で混乱、イスラエルを抑えられる国すらもなくなったし・・・

嫌だけど、結局は中国に支配される時代になるのかな?

我が日本は、もっと低次元の騒動でこちらも政治が機能せず、が、そもそもその根本原因は政治・議員から甘い汁を吸おうとする国民気質だから改革は無理

もっとも、次の世紀にはアフリカ系遺伝子の民族が世界の大半を占めると言う先生もいらっしゃる

後継者が誰になってもプーチン路線は変わりない。

民衆の決起は言論弾圧の統制下では北朝鮮と変わらず。民主化は遠い。

30兆に満たない国家予算を戦争で食い潰していれば経済的に麻痺中国の属国化に、中国はロシア経済に入り込んで一帯一路構想実現の下心が。

民族共和国の独立によるロシア連邦の解体が理想的。

今の戦況からウクライナの圧勝も望めない。
神代の昔からの戦争の歴史はこれからも未来にも続くのだろうか?