じぇね企画 -2ページ目

クライマックス

今年もベイスターズにはまったく縁のないクライマックスシリーズの時期がきた。

この時期になると、風物詩のように必ずどこからか出てくるセリフがある。

「ペナントを制したのに日本シリーズに出られないのはおかしい」

「ペナントを制してないのに日本シリーズに出るのはおかしい」


たしかにその通りなのだが、クライマックスのおかげでポストシーズンが盛り上がっているのも事実だし、興行的にも今さらやめることはできないだろう。個人的には、以前のパ・リーグのプレーオフのように、クライマックスを勝ったチームをリーグ優勝チームにすべきだと思っている。日本シリーズに出られないリーグ優勝なんて、汚点でしかないのだから。


本来は、いまのCSは過渡期の制度であるべきなのだ。ペナントの価値も貶めず、球界を盛り上げる真のCSを実施するためには、球界もファンも、プロ野球チームをもっと増やす方向にいかなければならない。自分の考えるプランは以下の通りである。


プランA

最も理想的なプラン。以下の4球団を新設する。

①北信越リーグや周辺の社会人野球チームを母体に、新潟ハードオフ・長野オリンピック・富山アルペンスタジアムのいずれか一つをフランチャイズ、残り二つを準フランチャイズとする球団を創設。

②四国(九州)アイランドリーグや周辺の社会人野球チームを母体に、松山坊ちゃんスタジアムをフランチャイズとする球団を創設。

③幻のUリーグ構想や九州・沖縄の社会人野球チームを母体に、沖縄セルラースタジアムをフランチャイズとする球団を創設。

④正直ネタ切れだが、とにかくあともう1球団をどこかに創設する。候補地は京都とか静岡あたりだが、3万人規模の球場がないのがネック。


プロ野球は計16球団、セ・パ8球団ずつになるので、メジャーにならい東地区・西地区に分割。ポストシーズンはまず地区優勝の2チームでリーグ優勝決定戦を争い、勝ったチームが日本シリーズに進出。


プランB

①~③の3球団を新設、計15球団を5球団ずつ3リーグに分割。ポストシーズンはリーグ優勝3チーム、ワイルドカード1チーム、計4チームによるトーナメントを行う。もしくは、4チーム総当りの短期決戦リーグにしてもよい。


考えただけでもワクワクしてくる。これならリーグ優勝が色あせることはなく、ポストシーズンを長く楽しめる。まあ、実現までのハードルは果てしなく高いが…。ちなみに、ハードルがだいぶ下がる、球団を新設しないプランもあるにはある。


プランC

最も現実的?なプラン。現在の12球団を4球団ずつ3リーグに分割し、あとはプランBと同様。また、毎年リーグ構成を組み替えるのも手だ。


こちらにしても、巨人戦や阪神戦を減らしたくないセ・リーグ不人気球団からの反対が強そうだが、相手チームの人気に頼った球団経営などもはや前世紀の遺物でしかない。将来にわたる野球の繁栄を望むなら、球界もファンもみなが一考すべきではないかと切に思う。

身売り

言わんこっちゃないという感じだが、来るべくして来た横浜の身売り話。このままやる気のないTBSに親会社を続けられるよりはマシなのだが、これで今世紀2回目の身売りである。これでも強くならず、広告価値がないと判断されたら、今度こそ球団の存続すら危うくなるだろう。


親会社に必要なのは、球団を盛り立て、強く魅力的なチーム作りをサポートし、ういんういんの関係を築こうという意志、そしてそのためにはどうしたらよいかを認識し、必要ならば球団にムチ打つことも厭わない姿勢だ。そういう意味で、TBSは親会社として失格だった。社内には野球をよく知る人材も少なからずいただろうに、そうした力を生かせる組織ではなかったということだ。


願わくば、新しい親会社になるであろう住生活グループが、第二のTBSにならないことを祈る。

横浜ベイスターズの終わらない暗黒

私は北海道ではシェア0.00001%以下と思われる横浜ベイスターズファンである。

なんでまた横浜ファンなのかというと…いや、まあそんなことはどうでもいい。


今年、横浜ベイスターズはあのチームとしてはかなり積極的な補強を行った。

監督も、大矢のような招聘しやすい人物ではなく、ジャイから尾花を引き抜いた。

開幕から負けまくって半月でシーズンが終わった昨年、一昨年とは違い、少なくとも交流戦が始まるまでは5割近い成績を残していた。


しかし交流戦開始後、坂道を転げ落ちるように凄まじい勢いで借金を膨らませ、現在はいつもの定位置、ダントツの最下位である。結局今年もこうなるのか…落胆は大きい。いったい、どうすれば横浜を再建することができるのだろうか。


勝率急降下の大きな要因は牛田の故障と、打線中軸の不振(特に村田)にあると思うが、結局、一人の故障や不調が致命傷になるというのはつまり層が薄いということである。


敗因を監督の采配に求める声もある。たしかに疑問を感じる采配や打順は多々あるが、それは真弓や原、野村(けんじろう)などにも言えること。それぞれの球団のファンの集まる掲示板などを見れば、どこも采配批判がうずまいている。比較的マシな采配と思える落合ですら、中日ファンには叩かれまくりだ。セ・リーグで唯一ファンに叩かれていないのはヤクルトの小川監督代行くらいだろう。また横浜は近年最も監督をコロコロ変えているが、ヤクルトと違ってまったく強くなっていない。


結局、根本的な要因は練習の質と量、これにつきるんだと思う。


勝負どころでふんばれない、チャンスであと一本が出ない、大事なところでエラーをして失点に結びつく。

横浜の敗因としてよくあげられるフレーズだが、こういうことがやけに多いのはひとえに練習の質と量が劣るからだ。若手(特に投手)が育たず、層が薄いのもしかりだ。


野球に限らず、何だってそうだ。自分の仕事に当てはめてみるといい。プロジェクトメンバーがそれぞれ自分のやることを分かっていて、必要な時間をかけて仕事に取り組んでいけばプロジェクトは成功する。それができなければ失敗するのだ。既存メンバーが自分の役割を認識し、いい仕事をしていれば新人もそれを見て育っていく。そうでなければいつまでたっても育たない。


かといって、アストロ球団のように練習しろと言っているのではない。そんなことしてもケガ人が増えるだけだ。去年、種田仁がブログで「中日、西武と比べて横浜は正直ぬるいチームだった。オンとオフの上手な切り替えができていなかった」と書いていたが、まったくその通りなんだと思う。そういうぬるい雰囲気を改革しなければ、横浜の浮上はない。その改革のために監督交代が必要ならそれもいいが、ただ冠だけ変える交代ならいくらしても無駄である。


1998年に優勝したとき、次の優勝はまた38年後だ、それまで生きてるかなという冗談があちこちで聞かれた。

が、今の惨状を見ていると、それまで球団が存続できるのだろうかという不安を感じる。今は横浜大洋銀行の頃とは時代が違う。この状況が続けば、球団消滅もじゅうぶんありうるのだ。親会社が手放したとき、ソフトバンクのように救済してくれる企業が出てこないかもしれない。フロントもスタッフも選手も、そしてファンも、危機感を感じなければいけない。