こんにちは本日2度目の更新です。一応この後3度目の更新を予定していますが、まぁいつものように生暖かい目で見守ってくれればです
世間ではゴールデンウィーク後半戦ですが、こちらは積み残しを必死に?片づけなければならないのでそれどころではないですが、今回もいつも通りお送りします。
さて3歳マイル王決定戦NHKマイルカップですが、京都新聞杯と同じくこのレースも2つのレースの歴史を見ないといけないのです、JRAのレースは競馬中継をしている放送局の冠レースをしているのは皆さんご存知だと思います。(関東圏ならフジテレビ、テレビ東京、ラジオ日本、BS11。関西圏なら関テレ、KBS京都、MBS毎日放送など、また全国放送のラジオNIKKEIなど)その中でもやはり公共放送局である日本放送協会ことNHKも皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念、天皇賞春秋、と大きなレースはほとんどが中継をしていますが、NHKも冠レースを持っていて、それがダービートライアルのNHK杯で、この時期は珍しく2週連続で放送していましたが、NHK杯がダービートライアルとしておこなわれたのが廃止されたので、NHKの冠レースはいったんなくなりかけましたが、3歳マイル王決定戦を創設するにあたって、このレースを冠レースにしたためにこのようなレース名になりました。一方3歳マイル王決定戦のレースはオークス、ダービーの次の週におこなわれたニュージーランドトロフィー4歳ステークスでして、時期的なこともあって残念ダービーといわれていました。このレースにはオークス、ダービーに出走する権利がなかった馬(外国産馬や持ち込み馬、さらにクラシック登録を最初からやらなかったり、途中でやめてしまった馬など)や距離的に限界のある馬などが出走していて優勝馬にはあの特徴的なトロフィーを贈られたのですが、その後4歳マイル王決定戦を作るべきという声に後押しされて、このレースをG・ⅡからG・Ⅰに昇格するときにNHKマイルカップとして名称変更しましてG・Ⅰに昇格しました。一方のニュージーランドトロフィー4歳ステークスはNHKマイルカップのトライアルレースに衣替えして2001年に年齢表記の変更でいまのニュージーランドトロフィーに変わったのです。
ということでG・Ⅰなので過去20年からまずはローテ―から見てみましょう。
ニュージーランドトロフィー:16
皐月賞:9
桜花賞:7
アーリントンカップ:7
毎日杯:6
スプリングS、ファルコンS:各3
弥生賞、橘S、マーガレットS:各2
アネモネS,フラワーC、京成杯:各1
ということで一時は格下げを勧告されたニュージーランドトロフィーがもっとも多くの馬をこのレースの好走馬を送り込んでいました。そのあとがクラシック第1,2弾のレースが続き、2回阪神の3歳G・Ⅲ戦が続くことになりました。これらのレースは後ほど深堀するとして、残りのレースについてみてみると、橘ステークスは現在はNHKマイルカップと同じ週におこなわれていて、マーガレットステークスは今は1回阪神の開幕週に芝内1200mのオープンのレースとしておこなわれていますが、ここで数値を記録しているのは2回開催で芝内1400mでおこなわれている時代のものなので、ここでは参考外とします。後はファルコンステークスを除くとクラシック第1,2弾のレースに向けてのレースに出走してきた馬が占めていました。一応世代上位の格のレース出走に力を注いだのですからここでも当然主力になりうるといってもいいでしょうね。
さてそれでは深堀です。まずはニュージーランドトロフィー組ですが、ここではまずはニュージーランドトロフィーでの着順別に見ると次のようになりました。
1位タイ :2着馬、3着馬:各5頭
3位 :7着馬:2頭
4位タイ ;1着馬、5,11,14着馬
ということでニュージーランドトロフィーで出走権は確保できましたが、あと一歩で勝利を逃した馬がここでは主力となっていまして、その次が何故か7着馬2頭も好走馬を送り込んでいました。一方瀬勝ち馬がここも勝って連勝した馬はたった1頭のみで、しかも昨年も同レース2,3着馬が上位にきていたので中山からのコース代わりでの一変の馬を狙うのがいいと思いますね。
続いて皐月賞組ですが、ここも皐月賞での着順別にみてみると次のようになりました。
1位 :6着馬:3頭
2位 :4着馬:2頭
3位タイ :3,5,8着馬:各1頭
ということでここでは皐月賞で馬券圏内にきていた馬はたった1頭のみで、あとは4着以下に負けた馬たちがここで巻き返したということになりましたが、そもそも2000mから1600mに距離短縮となるのですが、マイル経験があったかどうか?を見てみると次のようになりました。
マイル経験馬:5頭
マイル未経験馬:3頭
やはりマイル経験はあったほうがいいということになりました。内訳を見てみると朝日杯FSが4頭、新潟2歳S2頭、サウジアラビアRC1頭となっていました。つまり左回りのマイルの重賞で好走していた馬か、朝日杯FS組がいいという結果となりましたが、この中には朝日杯FS勝ち馬もいるので、やはり無理して皐月賞に出走してさらに好走した馬がここでも好走できるといいうことですね。
続いて桜花賞組ですが、ここはすべて着順別でみてみるとそれぞれの着順は1頭づつしか輩出していないので、どの着順がいいのか優越がつかないのですが、一応上げてみると1,2,3,5,6,14.15着馬がここで好走していましたが、ここでも桜花賞以外でのマイル実績を見てみると次のようになってました。
阪神JF:3頭
未勝利:2頭
菜の花賞、サフラン賞:各1頭
ここも2歳G・Ⅰ阪神JF組がいいようでした。この3頭は阪神JFを勝った馬2頭に(メジャーエンブレムとレステンシアの2頭)阪神JF1番人気だった馬(ラインクラフト)だったのどうやらここの組はマイルで勝っていた馬はもちろんのこと阪神JFの出走経験がある馬なら勝っている馬か、1番人気馬なら無条件で軸にしてもいいと思います。それ以外のレースでももちろん勝っていることが絶対条件です。
ちなみにアーリントンカップと毎日杯はそこでも着順を見てみると次のようになりました。
毎日杯 アーリントンカップ 好走馬の数
1位 :1着馬 1着馬 両方とも3頭
2位 :2着馬 2着馬 両方とも2頭
3位タイ :3,11着馬 3着馬 両方とも1頭
ということで両レースとも1~3着馬が好走していました。毎日杯は11着馬も好走していましたが、ここでは3着内好走馬をチョイスするべきでしょう。
続いては着順別と人気順別を見てみましょう、ここも過去20年分です。
2023年 ⑪→③→⑩ 9番人気→8番人気→3番人気
2022年 ⑱→①→⑩ 4番人気→3番人気→18番人気
2021年 ⑮→⑩→⑧ 2番人気→7番人気→1番人気
2020年 ⑪→③→⑥ 9番人気→1番人気→6番人気
2019年 ⑰→⑱→⑩ 2番人気→14番人気→7番人気
2018年 ⑪→⑨→⑰ 6番人気→2番人気→9番人気
2017年 ⑯→⑭→⑥ 2番人気→13番人気→6番人気
2016年 ④→⑤→⑱ 1番人気→2番人気→12番人気
2015年 ⑦→⑨→⑫ 3番人気→4番人気→2番人気
2014年 ⑩→②→① 1番人気→17番人気→12番人気
2013年 ⑧→⑰→⑫ 10番人気→6番人気→8番人気
2012年 ⑤→⑰→⑫ 1番人気→3番人気→15番人気
2011年 ⑬→⑰→① 1番人気→2番人気→4番人気
2010年 ⑬→①→③ 1番人気→5番人気→3番人気
2009年 ③→⑬→⑩ 10番人気→5番人気→13番人気
2008年 ⑨→⑤→⑭ 1番人気→3番人気→14番人気
2007年 ⑭→⑩→⑱ 17番人気→1番人気→18番人気
2006年 ⑥→②→⑮ 3番人気→9番人気→6番人気
2005年 ⑫→⑬→④ 2番人気→10番人気→4番人気
2004年 ⑬→①→⑥ 1番人気→4番人気→3番人気
東京芝1600mは最初のコーナーまで距離があるので、枠の内外の有利不利は基本的ないのですが、ここでもそれを証明する結果となっています。死に目はなくどの馬番からの3着内好走馬を送り込んでいるのでいいのですが、馬番⑦⑯は1頭しか3着内好走馬を送り込んでいないので、ここは1割減とみてもいいでしょうかね。上位のほうを見てみると次のようになりました。
1位 :馬番⑩:7頭
2位タイ :馬番①⑬⑰:各5頭
5位タイ :馬番③⑥⑫⑱:各4頭
ということでまんべんなく来ているように見えますが、うち、真ん中、外の区切り方でみてみると(内1~3枠、真ん中4~6枠、外7,8枠)
内枠 :20頭
真ん中枠:20頭
外枠 :20頭
キレイにそれぞれ20頭づつとなっていました。ということで一応数値は並べましたが、枠は重視しなくてもいいですが、上位に挙がった馬番は気にしてもいいでしょうね。
人気別を見てみるとしんがり人気馬、さらにブービー人気馬もしれっと来ているようで、そのあたりがこのレースが荒れるレースと思われているゆえんでしょうね。上位人気馬の成績を見てみると次のようになりました。
1番人気馬:7勝2着2回3着1回
2番人気馬:4勝2着3回3着1回
3番人気馬:2勝2着3回3着3回
4番人気馬:1勝2着2回3着2回
5番人気馬:0勝2着2回3着0回
ということで荒れるレースの割には1番人気馬と2番人気馬は全く機能しているわけではなく1,2番人気馬だけで3分の2くらいは上位に送り込んでいました。その割を食らっているのが3~5番人気馬で、特に5番人気馬は最悪でここは嫌ってもいいと思います。そのあとを見てみると
6番人気馬:1勝2着1回3着3回
7番人気馬:0勝2着1回3着1回
8番人気馬:0勝2着1回3着1回
9番人気馬:2勝2着1回3着1回
ここでは9番人気馬が健闘しています。ここの人気を重視するなら9番人気馬を買い目には入れるのはともかく、連勝単式では1着のところに入れてもいいと思います。それ以降の人気を見ると1着馬を見ると10番人気馬2勝、17番人気馬1勝。10,13,14,17番人気馬がそれぞれ2着1回づつ、12,18番人気馬が2回、13~15番人気馬がそれぞれ1回づつ3着にきています。これを見ると10番人気馬はこの中ではいいようで、それ以外の人気薄でも気にせず狙ってもいいと思います。ただ11番人気馬と16番人気馬だけは何故か1頭もここでは好走馬を送り出していないようですね。
ということでまとめです。
ニュージーランドトロフィー組が優勢で、クラシック第1,2弾からの転戦組がそれに続き、2回阪神でおこなわれる3歳G・Ⅲ戦がそれに続く。
クラシック第1,2弾のトライアルからあえて本番に出走せずここに出走してきた馬は注意。
ニュージーランドトロフィー組は2,3着好走馬が有利で、中山からのコース替わりで浮上する馬には注意。
皐月賞組は4,6着馬が優勢で、マイル経験はあったほうがよく、それが重賞ならさらに良く、特に朝日杯FS好走馬は注目。
桜花賞組は桜花賞以外でマイル実績がある馬はいいし、阪神JF組がもっともいい。
毎日杯、アーリントンカップ組は好走馬の身とチョイスする。
馬番により有利不利はないが、馬番⑦⑯は1割減。
荒れるレースとして定着しているものの1,2番人気馬は印象ほど走れていないことはなく、むしろ軸馬として入れてもいい。
5~8番人気馬が割を食っており、9,10番人気馬は大健闘。
12~15,17,18番人気馬は嫌う必要はないが、11,16馬人気馬はケシてもいい。
ということで推奨馬券のコーナーです。
三連複フォーメーション
1頭目:1,2,9,10番人気馬+馬番⑩
2頭目:1,2,9,10,12,18番人気馬+馬番①⑩⑬⑰
3頭目:9,10、Ⅰ2,18番人気馬+馬番①③⑥⑩⑫⑬⑰⑱
注)馬番で、11,16番人気馬となっていればケシとする
ということで今回はここまでです。
次回の傾向と地策は優駿牝馬(オークス)です。
それではまた