YouTuberのワタナベマホト氏が女子高校生に猥褻な写真を要求し、その上脅迫までしたことで世間を騒がせた。
そのことについて私が思ったことが2点ある。
1 情報を発信した同じくYouTuberのコレコレ氏の立ち位置について
2 女子高生はもちろん被害者なのだが、もう少し自分のしたことや、すべきことを自覚した方が良い
この2つについてこれから持論を展開しようと思うが、その前にまず大前提として、私はワタナベマホト氏を擁護するつもりはないということははっきりと申し上げる。子どもを守る大人としてあるまじき行為であり言語道断だ。
まず1について
コレコレ氏は謂わばYouTube界のパパラッチ的存在であり、YouTuberの秘密や不祥事を暴露などをネタに動画投稿をしている。どんな動画を投稿するかは自由(あくまでYouTubeの規約の制限内)なのだが、そもそも私は幼い頃から他人の恋愛事情や私生活を飯の種にする、言ってしまえば他人の褌で相撲を取るパパラッチが好きではないで、元々コレコレ氏のスタイルがあまり好きではなかった。ここまでは私が単にコレコレ氏が嫌いだという話で済む。
ただ今回の件で問題だと思ったのが「女子高生が親や警察よりもコレコレ氏を頼った」という点だ。情報発信という点ではコレコレ氏の右に出るものはないだろう。ただ情報の拡散は根本的な解決にはならない。最終的に本当に力になってくれるのは親や警察でありコレコレ氏ではない。幸いにもコレコレ氏の動画内で警察への相談を決意したと女子高生が語っているので良かったと思う。
ここで申し上げたいのは、こういった構図になったのはコレコレ氏に原因があるのではなく、社会構造にあるのだという点である。つまり我々大人が弱者たる被害者にもっと寄り添い、何より頼ってもらえる社会にしなければならないのである。その動きは前から出てきており、女性の性被害者には女性警察官や女性の弁護士があたる、犯罪被害者支援制度の充実、保秘の徹底などの取り組みがあげられる。しかしこれでもまだ不十分なのだ。女子高生が親や警察よりも前にコレコレ氏を頼ったのが何よりの証左であろう。
今回女子高生を救ったのはコレコレ氏の力が大きいのは事実だ。今回の件は制度の敗北である。
我々大人は今以上に被害者が然るべき機関や相手に相談しやすい雰囲気を醸成しなければならない。それには制度の充実はもちろんのこと、国民一人一人が人権意識を持ち日常を送ることが肝要である。
長くなったが、これが1つ目のお話である。
次に2について
これは被害者の女子高生には少々厳しいことを言うのだが、少しは内省せねばならないということである。
まず前提として、ワタナベマホト氏のアカウントにコンタクトを取り写真を送ったのは女子高生側らしいのである。
そもそもの原因を作ったのは自分であるという自覚を持ってほしいということ。そして高校生ならば多少自分に不利な点があったとしても、それを堪えて親や警察に言うべきであったということ。
完全に落ち度がないとは言い難く、また未成年とはいえある程度の規範意識、通常のネットリテラシーを持ち合わせているというのが大くの人の見方であろう。
無論女子高生は被害者という立場なのでボロクソに批判するつもりはないが、被害者や未成年という立場に胡座をかかずに、どうすれば良かったのか、今後同じことを繰り返さないようにするにはどういったことに気をつけるべきなのか、これを機によく考えて欲しいという1人の大人からの意見である。
私は捻くれ者なので、ワタナベマホト氏が行った卑劣な行為よりも、この2つの点について考えを巡らせてしまった。