選挙の期間になると、「あなたの一票で政治は変わる!」というスローガンをよく目にする。
これは投票率の低い若年層に向けたメッセージなのだが、これに「どうせ投票したところで結果は変わらない、だから選挙には行かない」と反論する若者は少なくない。
私としては、この主張は半分正解だと思っている。
正しいのはタイトル通り「一票入れたところで結果は変わらない」の部分、もう少し細かく言うと、大勢に影響を与えないのである。
これは当然のことである。
もし誰か1人の一票によって結果が決まってしまうのであれば、そもそも選挙なんてする意味がない。その人の一存で決まる出来レースに付き合う意味は皆無である。
ただしこれはスローガンを額面通りの言葉で解釈した場合である。ほとんどの人は、「あなた達の一票一票が政治を変える」と言う意味の言い換えであると理解できる。しかしそれでは伝わりづらいため、個人に訴えかけるようなメッセージになっているのだろう。
私が正しくないと思う後半の部分、即ち選挙に行かないという選択。これは全くもって理解に苦しむ。中学の社会科で勉強する選挙と政治の仕組みについて表面的にでも理解できていれば選挙に行かないという選択はしないのではないか。
投票というのは権利であると同時に義務ではなかろうか。ここで選挙に行く意味だとか説教じみた正論をダラダラ書いてもしょうがない気がするのでそれは控えようと思う。
選挙に行かない若者諸兄に一つだけ覚えて欲しいことは、無投票(そもそも投票所に行かない)と白票(投票所には行くが立候補者の名前や政党名を書かずに投票する行為)は違うという点だ。誰に投票してもいいし、相応しい人がいないと思うなら白票でも良い。重要なのは投票所に行って「自分が選挙に行った」という記録を残して多くの若年層も選挙に参加していることを政治家に意識させることだ。そうすれば若者の方を向いた政治も活発になってくる。
私の感覚としては、選挙に参加するのは働くのと同じくらい当然のことであり、選挙に参加しない人には何故参加しないのか理由を聞きたいくらいである。
我が国で投票率が上がらないのは、一つには国民主権という概念が形骸化しているというのが要因として挙げられる。
これを解消し、同時に日本をより良い国にするためのアイデアがあるのだが、それは別の機会に記そうと思う。