デイリーバイテン
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ヤマムグラ(補遺)

 

             写真1

 

 

 

     写真2

 

 

 

 

             写真3

 

 

 

 

     写真4

 

   アカネ科 ヤマムグラ Galium pogonanthum

 

   山の乾いた林床に生える多年草。本州ー九州、朝鮮半島に分布。茎は根元で多数分岐

 

  し、 直立または斜上し、長さ10-40cm。葉は4枚輪生し、長さ1-2cm。1対ごとに長さ

 

  が違う。花期は5-6月。枝先に短い花序をつける。花冠は4裂し、直径は1.5mmくらい。

 

  色は淡い黄緑色。雄しべは4本。雌しべは1本で、先が2裂する。子房は2室あり、実は2分

 

  果となる。分果は直径1.3mmくらい。

   

  写真1 2015.6.8 写真2-4 2017.5.30 いずれも東京都 高尾山

 

  オリンパスE620 デジタルズイコーマクロ50mm

 

  お断り この掲載を2009年から続けてきたが、ここでいったん区切りをつけて打ち切る

 

  ことにする。日本が戦争に負けた年に生まれた小生にとって毎週1種類の植物を紹介す

 

  るということが無理になってきたからである。これからも植物観察は続け、写真も撮るつ

 

  もりであるが、写真をブログ等に掲載することはまだ決めていない。このブログへの投稿

 

  を勧められた時に主催者に6年間は続けられるだろうといったが、12年間も続けること

 

  ができた。数が少ないながらも小生の写真を見てくれる人がいることが励みになったから

 

  である。このブログ(投稿者は小生だけとなってしまったが)への投稿をすすめてくれた友

 

  人のshiba君に感謝しているが今それを彼に言うことはできない。彼が病気のため2014

 

  年8月に他界したからである。皆さん、これまで小生の写真を見てくれて 本当にありがとう。

コウゾ(補遺)


2020-10-31
             写真1

     写真2

            写真3

             写真4

             写真5


         クワ科 コウゾ Broussonetia kazinoki×Brousonetia papyrifera


         クワ科ヒメコウゾBroussonetia kazinoki*1と同属のカジノキBroussone


         -tia papyrifera*2の雑種である。


        *1 低山や丘陵地に生える落葉高木。本州(岩手県以南)、四国、九州(奄美


        大島まで)、朝鮮半島、中国中南部に分布。高さ2-5mくらい。学名の種小名


        がkazinokiとなっているのは命名者(シーボルト)がカジノキと見誤ったためと


        いう・


        *2 高さ4-10mの落葉低木。中国中南部、東南アジアで紙や布の原料と


         して広く栽培され、野生化もしているが、原産地は不明である。古い時代に日


         本に持ち込まれ、栽培されたようで、人家の近くでたまに見受けられる。


         コウゾにはヒメコウゾに似て雌雄同株のタイプと、カジノキに似て雌雄異株の


         タイプがあるが、この写真のものは雌雄同株のタイプである。(和紙の原料と


         して栽培されるのは雌雄異株のタイプである。)和紙の原料として茨城県や高

 

         知県が主な生産地であるが、大半は中国等からの輸入にたよっているそうであ


        る。 栽培品以外に本州から沖縄まで低山や丘陵地に野生化している。写真の


        ものは高尾山から一丁平に行く尾根筋に生えていたもので人家の近くではない。


        カジノキよりは野生植物に近いようである。高さは2-6m。4-5月に開花する。


        6-7月に実が熟する。実はクワの実のような味がするが、実に刺のようになった

        花柱(雌しべの軸)が残っていて、食べると舌に刺さり不快な思いをし、少し後悔


        することになる。


        写真1 2011.5.15 


        写真2 2011.5.9 雌花 赤い毛のようなものは雌しべである。


        写真3 2011.5.15 雄花 写真の中央。雌花も3つ写っている。雄花にさわる


             と花粉が激しく噴出される。


        写真4 2001,6.28 実。集合果となる。


        以上いずれも東京都 高尾山で


        写真5 参考 ヒメコウゾの花2012.5.21 埼玉県日高市で 上から5つの雌花


             と一番下に雄花が1つ写っている。コウゾとヒメコウゾは非常によく似ている


             が、ヒメコウゾの雌花の雌しべがコウゾの雌しべより短いことで区別できる。 


 








 


ミズキ(補遺)

 

 

     写真1

 

 

 

 

             写真2

 

 

 

 

             写真3

 

 

 

 

             写真4

 

         ミズキ科 ミズキ Swida controversa

 

         山野の日当たりのよい場所に生える落葉高木。北海道ー九州、朝鮮半島、中

 

        国(本土、台湾)、ヒマラヤ、南千島(国後島)に分布。高さ10-15mになる。枝を

 

        真横に伸ばす特異な樹形。葉は互生し、全縁で長さ6-15cm。花期は5-6月。

 

        枝先に散状花序をつけ、白い皿をたくさんつけたようになる。花弁は4枚で長さ5

 

        -6mm。雄しべは4本、雌しべは1本。実は直径6-7mm。

 

        和名について:水をよく吸い上げ樹液が多いことから。

 

         写真1 2013.5.9 埼玉県さいたま市浦和区

 

         写真2 2015.5.15 東京都 小仏城山

 

         写真3 2013.8.29 埼玉県日高市

 

         写真4 樹皮 写真は老木の樹皮で、若い木の樹皮はもっと白っぽく、縦に細か

 

         い皺があるが、裂け目はない。2015.10.4 神奈川県大磯町 高麗山
 

         いずれもオリンパスE620 デジタルズイコーマクロ50mm

キランソウ(補遺)

 

             写真1

 

 

 

     写真2

 

  シソ科 キランソウ Ajuga decumbens

 

    山麓や路傍等の平地に生える多年草。本州ー九州、朝鮮半島、中国に分布。根生葉はロゼ

 

 ット状で長さ4-6cm。茎は根元で多数分岐し、四方に地面を這い広がる。長さは5-15cm。

 

  茎の先にやはりロゼット状に葉をつける。花期は3-5月。葉腋に花をつけ花冠の長さは1c

 

  mくらい。濃い青紫色が印象 的である。上唇は非常に短く2裂し、下唇は3裂する。雄しべは

 

  長い雄しべが2本、短い雄しべが2本。全体(茎、葉、花)に縮れた毛が生えている。

 

  昔から薬草として利用され、解熱咳止め、下痢止め、切り傷、、火傷、虫刺されに効果がある

 

  とされている。地面に張り付いたような生え方のせいかジゴクノカマノフタの別名がある。(名

 

  の由来については別の説もある。)。

 

  写真1 2016.4.19 埼玉県日高市で 写真2 2016.5.3 福島県耶麻郡西会津町

 

  奥川で

 

    いずれもオリンパスE620 デジタルズイコーマクロ50mm

カラスノエンドウ(補遺)

 

             写真1

 

 

 

             写真2

 

 

 

 

          写真3

 

 

 

 

     写真4


  先週のタカオヒゴタイで今年の本編を終えることとし、本編に入りきらなかったいくつ

 

 かの植物を補遺として紹介したいと思う。

 

  マメ科 カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ) Vicia angustifolia

 

   路傍や日当たりの良い草原に生える1-2年性のつる草。本州ー沖縄、ユーラシア大陸の

 

  暖温帯分布。長さ1.5mになる。葉は小葉が8-16枚の偶数羽状複葉で葉軸の先端は3つ

 

  に分岐する巻きひげとなる。小葉は長さ2-3cm。花期は3-6月。花は長さ12-18mm。

 

  実は長さ3-5cm。5-10個の種子を入れる。小生が子供の頃この植物の実の莢で草笛

 

  を作ったり、豆を口に含んで細い竹筒で吹き飛ばしたり他愛もない遊びをしたものである。

 

  写真1 2015.4.18 埼玉県さいたま市 秋ヶ瀬公園 写真2 2012.4.5 埼玉県さい

 

  たま市 さくらそう公園 写真3 2013.5.9 埼玉県さいたま市浦和区 写真4 2016.

 

  4.16埼玉県日高市 いずれもオリンパスE620 デジタルズイコーマクロ50mm

 

  写真4説明:種子の散布の終わった実は皆ねじれている。熟した実は乾燥するとねじれて

 

  種子を跳ね飛ばすようである。 

タカオヒゴタイ

 

             写真1

 

 

 

             写真2

 

 

 

 

             写真3

          キク科 タカオヒゴタイ Saussurea sinuatoides

          山の林床に生える多年草。関東地方西部ー山梨県に分布。高さ35-60cm。

        根生葉と茎の下部の葉は中程に深い切れ込みがあり、バイオリンの胴のように

        なり、長さ7-11cm。根生葉には長い柄がある。花期は9-10月。頭状花は直

        径2cmくらいで、すべて筒状花からなり、総状または散房状に数個つく。総苞片

        は7列で反り返る。

          和名について:高尾山で発見され、1909年に新種として発表されたことから。

          写真1,2 2017,10.9 写真3 2017.5.11 芽生え 下のほうにナガバ

          ノスミレサイシンの葉が2枚写っている。

          いずれも東京都青梅市 御岳山で オリンパスE620 デジタルズイコーマクロ

                                                    50mm

            撮影後記:この植物には前年に同じ場所で花期に初めて出あったが、すべ

             ての株の葉がボロボロであった。今年こそはと満を持してのぞんだが、結果

            は写真1のとおりであった。この写真の株は9月26日に葉が大丈夫なのを
 
            確認していたのだが。      

オオバショウマ

 

             写真1

 

 

 

             写真2

 

         キンポウゲ科 オオバショウマ Cimicifuga acerina
 
          山の林床に生える多年草。本州ー九州に分布。根出葉は3出複葉で小葉は
 
         長さ7-20cm。花期は8-9月。高さ40-120cm茎をのばし、単一か下部で
 
         分岐する穂状花序をつける。葉を別にするとイヌショウマ(既掲載)によく似てい
 
         る。
 
           いずれも 2017.9・26 写真3 東京都青梅市御岳山
 
           オリンパスE620 デジタルズイコーマクロ50mm

ヌスビトハギ

 

     写真1

 

 

 

     写真2

 

 

 

 

     写真3

 

 

 

 

             写真4

          マメ科 ヌスビトハギ Desmodium podocarpum subsp.oxypyllum

          山野の林縁、路傍等に生える多年草。北海道ー沖縄、朝鮮半島、中国(本土

         、台湾)、ヒマラヤ、東南アジアに分布。高さ60-120cm。葉は互生し、3出複

 
         葉で頂小葉は長さ4-8cm。側小葉はそれより少し小さい。花期は7-9月。茎

         の先の方から数本の総状花序を出す。花は長さ3-4mm。実は2節になり各節
 
         に1 個の種子がある。鉤状の毛が密生し、節ごとに衣服にくっつく。
        
         和名について:牧野植物図鑑によると、昔の泥棒は住居に侵入すると、足音がし

         ないように、足の裏の外側を立てて歩いたので足跡がヌスビトハギの実のような

         形になったからだという。小生が疑問に思うのは、足音をたてないで歩く場合、普

         通つま先立ちで歩き、牧野富太郎のいうようなややこしい歩き方をしないだろうと

         いうことである。他に、いつの間にか衣服に実がくっついているからという説もあ
 
         る。

          写真1 2016.8.15 写真4 2016.9.24 福島県耶麻郡西会津町奥川

          写真2,3 2017.9.9 埼玉県日高市で

          いずれもオリンパスE620 デジタルズイコーマクロ50mm
 
         撮影後記:この植物をなんとかものにしたいと長い間思っていたが、なかなかその
 
                   機会がなかった。山や丘陵地でごく普通に見かける花なのだが。特に群生の写真
 
          が難しかった。写真1が小生のイメージに近かったので、今回採用した。 

チョウジタデ

 

             写真1

 

 

 

             写真2

 

 

 

 

     写真3

 

 

 

 

             写真4
 
         アカバナ科 チョウジタデ Ludwigia epilobioides
 
          湿地や田に生える1年草。北海道ー沖縄、朝鮮半島、中国、アムール、ウス
 
         リー、東南アジア、インドに分布。茎は断面が四角で稜線があり、しばしば赤紫
 
         色を帯びる。高さ30-70cm。葉は互生し、長さ2-10cm。花期は8-10月。
 
         葉腋に花をつける。花の直径は6-8mm。花弁は通常4枚、雄しべは4本、雌
 
         しべは1本。実は長さ1.5-3cm。和名は実が丁子(ちょうじ、クローブ、フトモ
 
         モ科チョウジノキの蕾を乾燥させた香辛料)に形が似ていること、葉がヤナギタ
 
         デ等のタデ類の葉に似ていることから。       
 
         写真1、4 2013.9.6 写真2 2013.9.13 いずれも埼玉県日高市で
 
         写真3 2016...11.6福島県耶麻郡西会津町奥川で
 
         写真説明:写真2 実。写真3 チョウジタデの草紅葉。写真4 花弁は通常4
 
         枚であるが、5枚の花をよく見かける。写真4では1つの株で1つの花だけが
 
         5枚の花弁である。 

フクオウソウ

 

             写真1

 

 

 

     写真2

 

 

 

 

     写真3

 

 

 

 

             写真4

          キク科 フクオウソウ Prenanthes acerifolia

          山の林床に生える多年草。本州ー九州に分布。高さ35-100cm。全体に

          腺毛*が多い。葉は茎の下部に集中し、互生する。葉は有柄で長さ6-10cm、

        3ー7裂し、長さ6-10cm。茎の上部にも葉があるが、細長く、小さく、形が違う。

        花期は8-9月。円錐花序で多くの花をつける。頭状花の直径は1.5cmくらい。

        頭状花は舌状花だけからなり、その数は10-13個。

         *液を分泌する毛のこと。

          和名について:福王草で三重県三重郡菰野町の福王山で発見されたことから。

          写真1、3,4 2016.9.10 写真2 2017.9.26 いずれも東京都青梅市

          御岳山で オリンパスE620 デジタルズイコーマクロ50mm

          撮影後記:この植物を初めて見たのは写真1,3,4の撮影の時であるが、名前

          はまったく見当がつかなかった。花からキク科の植物であることが分かったが、

          なにかキク科の植物にしては異様な雰囲気がした。あとでこの植物全体に生え

          ている腺毛が原因とわかった。同じキク科の植物で既掲載のノブキには実にだ

          け腺毛が生えているが。 

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