ジョグのウォーターポンプのオーバーホール | 原付専門店日野オートバイブログ「日野の本音」

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奈良県生駒市のバイクショップ、日野オートバイです。125cc以下の原付バイク・中古バイクの販売、修理、買取りを行なっています。一台一台丁寧に、一人ひとりを大切にが営業方針の小さな店です。

まいどおおきに。

関西も梅雨明けして暑い日が続いています。

本日の店内温度は37℃、気力に影響しそうですがへばっている時間はありません。

修理の入庫が多いので早く済まさないと次のバイクが入りきらなくなります。

 

こちらは本日修理で入庫したジョグです。

 

走行中に真ん中のランプ(水温警告灯)が点灯したので心配になりお越しくださいました。

クーラント液が減っていたので入れてみましたが、様子がちょっと変だったのでお預かりコースとなりました。

 

エンジン回りの分解になるので外装を取り外します。

 

クーラントを抜いてみるとオイルが混ざっています。

 

クーラント液を循環させるウォーターポンプがダメになっているようです。

 

取り外したウォーターポンプです。

 

ベアリングが完全に破損しています。

これが原因でクーラントがエンジン内に抜けてしまっていたようです。

 

ポンプをオーバーホールするのですが、ベアリングのアウター部分だけが残ってしまいました。

取り外すのにコツがいりますが、まあ何回もやっている作業なのでOK。

 

ケースをきれいに清掃して新しいベアリングとオイルシール、インペラシャフト、ガスケットを組み込んでいきます。

高頻度修理なので部品はいつも在庫するようにしています。

 

このオイルシール、厚みがあるので真っすぐ綺麗に圧入するのがちょっと難しいです。

ゴムなので叩く訳にもいきませんからね。

 

オーバーホールの終わったウォーターポンプを組み付けました。

 

新しいクーラント液を入れたら配管のエア抜きをします。

 

クーラント液が混ざり込んで乳化したエンジンオイルも交換します。

 

エンジンの始動を確認して作業完了です。

夏場に多い冷却系統のトラブル、そのまま走行し続けてエンジンが焼き付いてしまうケースも多いので気を付けましょう。

今回は警告灯が点灯してすぐにご入庫いただいたので大丈夫だと思いますが、エンジンにもある程度ダメージが及んでいる可能性はあります。

暫くは様子を見て頂く形で納車いたしました。

 

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