スーパーDIO-ZXのシャキッとメンテ(前編) | 原付専門店日野オートバイブログ「日野の本音」

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まいどおおきに。

こちらは昨日修理でご入庫いただいたホンダ スーパーDIO-ZXです。

一部分解されていますが、この状態で車に積んでご入庫されました。


外したパーツはこの段ボール箱で持ち込みされました。


高校生ぐらいの息子さんがこれから乗るつもりで入手し外装は塗装屋さんでペイントしてもらったそうです。その後中身の整備に自分で挑戦したそうですが結局エンジンはかからず、手に負えないと察してご入庫いただいた次第です。


20年以上前のモデルのため部品もいくつか取寄せが必要になると思います。

ご予算などの打ち合わせを済ませたら部品の欠品や状態をチェックするため早速分解します。


最初に発見した欠品はオイルタンクのキャップとその下に入るパッキンゴムです。


・・・と思ったらパッキンゴムは単に組み間違えていただけで下に入っていました。

ネジもあちこち付いてなかったり間違えたりしており、これは安全のためにも全体的に分解して点検した方が良さそうです。


ああ・・・燃料タンクが完全に錆びています。

かなり長期間放置されていたようです。

しかも強烈な刺激臭を放ち処理に困る劣化ガソリンがほぼ満タン入っています。


次にエンジンや点火系のチェックをしたいのですが、駆動系が分解されていると確認出来ません。

部品を仮組みしてキックスターターが踏める状態にします。


エンジンの圧縮や音、そしてプラグの点火を確認します。

一番気になるのはクランクシャフトのサイドベアリングですが、こちらは一瞬だけエンジンを始動させる方法を使って確認しました。

結果、エンジン本体はOKと判断。

もしNGだと確実にご予算オーバーになるので先に調べておかなければなりません。

その他ブレーキや主要パーツの欠品などもチェックし、ほぼご予算の範囲内でいけるだろうと判断しました。



ここからが「修理」としての作業になります。

まずキャブレターです。

予想どおりの状態でした。ジェット類など内部パーツを分解して強力クリーナーで浸け置き洗浄します。


キャブレターを洗浄している間に他の作業を進めます。
こちらはドライブベルトです。

ひび割れだらけでゴムも硬化しています。この状態だと数百km走れば切れるでしょう。

新品に交換します。


プーリーは社外品が装着されていました。

前もバイク好きの若い方が乗っていたのかもしれませんね。

自分が十代の頃に発売されたバイクですから、もしかすると前のオーナーさんは同世代かもしれません。

自分も同じように改造して一日中走り回ったものです。


ウエイトローラーは磨耗していたので交換します。

背景に映っているのはクラッチですが、こちらは再使用OKです。


問題の燃料タンクはリサイクルパーツのストックを使用しました。
「あって良かった♪日野オートバイ部品センター」


エアクリーナーを開けてみました。

エレメントの残骸が僅かに残っているだけでした。

きれいに清掃し、新品のエレメントを組付けます。


次はフロントブレーキです。

パッドが引きずりを起こしているため車体を押すと重たく、キャリパーも錆びて固着している感が漂っています。


キャリパーサポートです。

ここが良く固着するのですが、辛うじてセーフの状態でした。もし固着していると大抵はキャリパー交換です。


組付ける前に部品の錆を落とします。


組み付け時にはたっぷりグリスを塗布します。

使用するのはブレーキ用のグリスです。


外したブレーキパッドです。

残量はまだ充分ありますが摩擦材が大きく欠けています。


まだまだ続くのですが、とても長い記事になってしまうので今回はここまで。

続きは明日にします。



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