まいどおおきに。
既にスタッフのみのるチャンが作業し始めていますが、こちらは本日修理でご入庫いただいたヤマハ スーパーJOG-Z(3YK)です。
1993年あたりのモデルでしょうか。自分が大学生の頃に発売されたかっ飛びスクーターです。
簡単にウイリーするほど走りが良く、ミニバイクレースでも人気のあったモデルです。
いつも修理でお世話になっているSさんの愛車ですが、今回は前後タイヤ、フロントブレーキのメンテでのご入庫です。
後輪はレース用のスリックタイヤに交換しました(ウソ)。
交換前の状態です。
前輪は偏磨耗気味です。
右回りのサーキットを走行するとこういう減り方をしますがサーキットは走られていません。
フロントはディスクブレーキが装備されていますが・・・
ブレーキパッドが完全に減り切っています。
摩擦材はとっくに消滅し、ベースの金属も半分以上磨耗しています。
こうなるとブレーキディスクまでダメージを受けてしまいます。
ガリガリに削れてしまったブレーキディスクです。
古いパッドを外したブレーキキャリパーです。
贅沢な対向ピストンキャリパー(パッドを押すピストンが2コ付いている)ですが、肝心のパッドがあの状態ではどうにもこうにも・・・
新しいブレーキパッドを装着しました。
ブレーキディスクも新品に交換しました。
最後にブレーキフルードを交換するのですが、カバーを留めているネジが固着していて回りませんでした。
ネジを切断して開けているところです。
でもこれは想定していた事です。古いモデルですからね。
ブレーキフルード残量の確認窓が劣化気味だったので予防的に補修しておきました。
ここがダメになるとフルードが漏れ出し、ブレーキマスターシリンダーごと交換になります。
前後タイヤの交換も完了しました。
元の状態がかなりひどかったので走りが大きく改善するでしょう。
最後に軽くテスト走行して作業完了です。
・・・で終わる予定だったのですが、5分ほどして何故かまた戻って来られました。
スロットルが急に軽くなり走らなくなってしまったとの事。
分解してみるとスロットルケーブルが切れていました。
本当に偶然ですが、うちを出て数百メートルのところで切れたそうです。
出費は重なりますが、これはむしろ幸運だったのかもしれません。
リサイクルパーツにはなりますが部品の在庫もありました。
これを常時在庫しているお店はあまり無いと思います。
「あって良かった♪日野オートバイ部品センター」
引き続き交換作業に入ります。
ハンドルカバー、フロントカバーを外して・・・
ケーブルジョイントを分解して古いケーブルを取り外します。
リサイクルパーツもある程度年数が経っているはずですから注油などちゃんとメンテナンスしてから組付けます。
最後にもう一度テスト走行し、今度こそ作業完了しました。
毎日何台も整備をしているとこういうパターンは時々あります。
今回はまったく関連性の無い部分だったのと、Sさんがある程度バイクの仕組みをご存知だったので問題はありませんでしたが、例えばキャブレターの整備をした直後に駆動系が不具合を起こしたという場合、仕組みにあまり詳しく無いお客さんからすると「エンジンを修理したのに直ってなかった。整備ミス?」と認識されがちです。
確かにキャブレターも駆動系もエンジンに付属しているものですからね。
こういう時に誤解を招かず、そしてバイクに詳しく無いお客さんでもちゃんと納得出来るような仕事の進め方をするのも技術のうちだと思います。
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記事の内容を参考に整備などされる方は自己責任にてお願いします。
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