まいどおおきに。
こちらは中古車整備中のヤマハ 4ストビーノです。
外装を外してエンジンや車体回りの整備をしているところです。
駆動系やキャブレターもオーバーホールしました。
クレアスクーピーなどもそうですが、水冷4サイクルエンジンのキャブ仕様車は配管が多くて面倒です。
元々快調に走っていた車両ですが、整備中にちょっとした不具合を発見しました。
こちらは冷却水をエンジンに循環させるウォーターポンプです。
クリームシチューのようなものが付着していますが、これは乳化したエンジンオイルです。
水と油が混ざった時に発生する現象です。
ご存知のとおり、料理では味や食感が良くなりますが、エンジンにおいては好ましくない現象です。
まずはウォーターポンプを分解します。
これがインペラー、水流を発生させる羽根車です。
ビーノのエンジンではカムシャフトによって駆動します。
インペラーを抜くとウォーターポンプシールが組み込まれています。
冷却水がエンジン内に浸入するのを防ぐためのパッキンですが、これが劣化したため冷却水がエンジン側に浸入し上述の状態になっていました。
まあこの型のエンジンでは良くある現象です。
走行中の冷却水は高温高圧になります。
それに絶えられるよう、普通のオイルシールよりも分厚く頑丈に作られています。
右が新品のシールですが少し仕様が変わっています。どうやら対策品のようですね。
新しいシール、ベアリングを組付けたら残っていた乳化オイルをきれいに落として組付けます。
今回はシリンダーヘッドも取り外しました。
このガスケットが時々ダメになります。今回はまだ大丈夫でしたが。
分解したついでにバルブ付近の清掃も行ないました。
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