バッテリーボックス内の出来事 | 原付専門店日野オートバイブログ「日野の本音」

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奈良県生駒市のバイクショップ、日野オートバイです。125cc以下の原付バイク・中古バイクの販売、修理、買取りを行なっています。一台一台丁寧に、一人ひとりを大切にが営業方針の小さな店です。

まいどおおきに。

この時期はバイクの買取り、販売とも増えるので今日は休日出勤してました。

出勤してても建前は定休日、買取りやテスト走行など自由に外出が出来るのでスケジュールが立てやすいです。

明日も買取に回る予定があるので、今日のうちに修理や中古車整備を片付けておきました。


今回はその中の1台、ホンダTODAYの修理をご紹介します。
エンジンがかからない状態で数ヶ月放置していたとの事で引き取りに行ってきました。

現行モデルです。

この型はFI(Fuel Injection 燃料噴射装置)搭載車のため電子制御で燃料供給されています。

従ってバッテリーが放電しているとエンジンがかかりません。

セルを回しきらなくても多少電気が残っていればキックスターターで始動出来るのですが、今回は完全にアウトでした。

早速バッテリー交換しますが・・・。

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※注意:虫が苦手な方や体調の悪い方は次の画像をクリックしないようお勧めします。

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まずはエイリアンの巣を思い出しました。

長年乗っていなかったバイクから眠ってた虫さんが現れたりタマゴや繭が付いてるのは珍しい事ではありませんが、しかし今回は色々と考えさせられました。

この狭く脱出が困難な絶望の世界に生まれてしまった事も悲劇ですが、亡き骸の大きさからして兄弟同士の激しい生存競争が行なわれた挙句にほぼ全滅したようです。

折り重なった多くの亡き骸と脱皮した抜け殻・・・生まれを選べない理不尽さと弱肉強食がこの小さなバッテリーボックス内に凝縮されています。

実は配線の引き込み部分に小さな隙間はあるのですが、身体の小さい幼虫のうちに発見出来れば外の世界に出られたかもしれません。

同じ生命でありながら片やこの有様、片や自分のように平和な環境で好きな仕事をして普通に生活出来ています。
このクモ達から多くを学ばせてもらいました。


哲学的な話はここまでにしてバッテリー交換に戻ります。

古いバッテリーを取り外し新しいものをセットします。

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車体に取り付けたらエンジンの始動確認と電装系のチェックをします。

写真はチャージ電圧の測定中です。

あっもちろんこの世界であった出来事は全て土に還しました。

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プラグ交換、タイヤの空気圧チェックを済ませ軽くテスト走行します。

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テスト走行後、エンジンオイルを交換して作業終了です。

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このTODAYは近くの小学校の先生のものですが、ちょっと面白いエピソードがあります。

去年の夏にテスト走行してると道端で原付のキックを何度も踏んでる方を見かけました。

10分ほど後に同じ場所を通るとまだその方はキックしてました。

炎天下で大汗かきながら顔を真っ赤にして頑張ってるのを気の毒に思い、バイクを停めてお手伝いさせていただきました。キックスターターでのかけ方はコツがありますから。
その時は一度点検に出した方がいいですよとだけお伝えしてお別れしたのですが、作業着の背中に書いてあるうちの屋号を覚えてくださってたようで、色んな人に聞いて回ってうちの電話番号を知ったそうです。

人情と礼儀正しさはさすが先生やなと思いました。

それにしても作業着オーダーする時に追加料金払って社名入れといて良かったです。

こういう時に備えてこれからは名刺と価格表を持ち歩かなあかんな。


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