平成二十四年辰年が明けました。
本年も、橋本総院長はじめ、
梅田・関目・豊中・箕面、全治療院のスタッフ一同、
治療に邁進してまいりますので、よろしくお願いいたします。
さて、一年でもっとも寒さが厳しくなる一月、
治療に来られる患者さまにも、風邪を引いている方が増えてきます。
そして、風邪かな?でもなんだか、なかなかすっきり治らないな?
と思われる方も増えてきます。
体がだるく、いつも喉が痛い。
熱っぽい感じもするけれど、体温は平熱。
朝が起きにくく、寝つきが悪い。
そんな方は、そろそろうつ病を疑っておられる頃かもしれません。
うつ病とは、「憂うつである」「気分が落ち込んでいる」などと
表現される症状がある程度以上、重症であるものを指します。
病院でうつ病や抑うつ状態と診断された方は、
まず西洋薬を飲むことから始められると思います。
うつ病の薬は、飲みはじめてから二~三週間で
効果が出始めるものも多く、
お医者さんや薬剤師さんの説明を聞き、
お薬の説明書をよく読んで、
対処されることが必要です。
うつ病の方には、いつもより酷いと感じる肩こりや頭痛など、
身体症状に悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。
そのような症状には、西洋薬だけでは対応しきれず、
気分もすっきりしないことが多いものです。
そこを補えるのが、鍼灸治療を中心とする東洋医学の治療です。
東洋医学は、気血のめぐりや臓腑のバランスといったところから
アプローチしますので、
精神的症状も身体的症状も、同じレベルで扱い、
治すことができるのです。
気分の改善と、頭痛などの痛みの緩和を一緒に行うことができます。
西洋医学的な治療と併用して、
東洋医学的アプローチを試みてはいかがでしょうか。
西洋薬による治療は、脳内の神経伝達物質の増量を目的とするなど、時として薄紙を剥ぐような改善の繰り返し、となることがあります。
一方、東洋医学の治療は、副作用もなく、体が軽くなった、などその場で改善を実感することができます。
西洋薬はうつ病の治療の柱となりますが、その治療の伴走者として、ぜひ東洋医学の治療を取り入れてみてください。
当院での治療
当院では、自然治癒力の発現を助ける「始原東洋医学」による鍼灸治療や、
交感神経と副交感神経のバランスに着目した「自律神経免疫療法」、
気血や臓腑の状態を改善する「中医学」による鍼灸治療
などを取り入れております。
また、体の緊張を取るためのアプローチとして、
時間制のマッサージも行っております。
うつ病の治療は、長い期間にわたることもあります。
治療ごとに一定の改善を実感できる東洋医学的治療であっても、
その効果を持続させるには、やはり継続が必要となります。
当院では、症状によっては、保険治療を行うことができます。
治療に来られた際にご相談ください。
服装にかまう心の余裕がなかった女性が、お化粧をして来院された、
いつもイライラと放電するような怒りに包まれていた方が、
少し笑顔を見せる余裕を持たれた、など、
スタッフは色々なサインを見逃さず、治療に当たっております。
人の体は一直線には回復しません。
行きつ戻りつする患者さまの体と心をしっかりとサポートし、
治療の伴走者となれるよう、努力してまいりますので、
心配に思っていること、迷っていること、遠慮なくご相談ください。
玄武堂梅田治療院
横山玲子