東谷山 山スキー | 山歩きとバイク旅

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2023/2/5

師匠、ドクターと新潟県湯沢の東谷山に山スキーに行ってきました。

 

最初は魚沼の浅草岳に行く予定だったんですけど、予報よりも天候の回復が遅れていて水上あたりから雪が降りはじめ、関越自動車道関越トンネルを抜けると降雪も多くなったため、東谷山に変更しました。

 

浅草岳も東谷山も変な所に入り込まなければ雪崩の心配はありませんが、浅草岳は入山口から山頂まで距離があるので雪が深いと大変です。その点東谷山は4時間弱で登れますし、どこを滑ってもほぼ同じ場所に行けるので視界が悪くても安心できます。

ちなみに、師匠とドクターは2週続けての東谷山になります。

 

駐車スペース。先週は満車になったそうです。

 

先行者のトレースがあるので楽に登れます。この辺は林道の上みたいですね。

 

頂上稜線から分岐する支尾根です。ご覧の通りの樹林帯ですので、雪崩の可能性は非常に少ないです。これが開けた斜面だと先週からの降雪状況ではちょっと怖いですね。

 

ツボ足だと太ももまで潜りますが、スキーだとこのくらいで済みます。スキーの浮力は絶大ですね。

 

 

頂上稜線に出ました。降雪はだいぶ少なくなってきましたが、ガスで景色は見えません。

 

一瞬ですが青空が見えました。霧氷(?)が綺麗です。この景色を見ちゃうとまた登りたくなるんですよね。

 

時間が経過するにつれて青空が見える時間が長くなってきました。予報より遅れていますが、天候は回復に向かっているようです。

 

 

本日のゴールは山頂手前のピークまで。山頂はもう少し先なんですが、若干の登り返しがあるようですのでピークハントは次の機会までお預けにしました。

 

滑ったのはこんな↓斜面です。ブッシュは隠れているし、斜度はそこそこあるし、雪崩の心配もないし、極めつけは極上のパウダーで気持ちよく滑れました。

 

先に書きましたが、とにかく斜面を下に滑って行けば自然とR17に出ますので、方向は気にせずに滑りやすそうな所を好きに滑れます。

 

浅草岳よりもある意味「お手軽」な山になりましたが、本日はこれが大正解でした。おそらく浅草岳に行ったら、ここまでのパウダーは楽しめなかったと思います。

 

師匠とドクターは先週同行者の事情で消化不良になっていたようですが、今日で消化不良もある程度改善したかと思います。

 

 

 

以下余談です。

いつもなら「バックカントリースキー」と書くところなんですが、先週からバックカントリースキーでの雪崩事故が報道され、それにともなってバックカントリースキーのことなんて何も知らない人たちが無責任に

・禁止されていることをやっているんだから救助なんてする必要はない。

・救助費用は全額遭難者に請求すべきだ。

・救助する方だって命がけだ。

など、全く調べもせずにマスコミに踊らされ、思い込みだけでコメントを書いています。おかげでバックカントリースキーは悪い行為というイメージが付いてしまったように思います。

 

どうもこの方たちは、バックカントリースキーとはスキー場や山の滑走禁止エリアを滑る迷惑行為だと思っているようです。

 

写真を見ていただければわかっていただけると思いますが、スキー場とは関係ない場所ですし、立ち入り禁止でもありません。

 

バックカントリースキーが迷惑行為,禁止行為であれば、ICI石井スポーツやカモシカスポーツなど大手スポーツ店でバックカントリースキー用の用具なんて販売しているわけがありません。

 

救助費用は、警察や消防など公的機関による捜索は無料ですが、民間の救助隊はしっかり費用請求されます。このため、バックカントリースキーに限らず、冬山登山やバリエーションルートに行くような登山者は山岳保険に入っています。

 

それから、雪崩に埋まった場合20分以内に救助しないと生存率が激減するそうです。ということは、雪崩に埋まって同行者なり目撃者が警察に通報し、救助隊が現場に来るまでには早くても2時間はかかるでしょうから、その頃には雪崩に埋まった人はもうお亡くなりになっているってことです。掘り出されて助かってって人は同行者や目撃者が掘り出してくれた人だと思います。

 

ここからは私の「想像」ですが、救助隊の方たちはそんなことはわかりすぎるほどわかっているでしょうから、二次遭難の可能性が無視できないレベルであれば、遺体捜索のために危険を冒してまで出動することは無いと思います。