1. 華やかな万博の舞台裏から、地元の「現場」へ

おはようございます。現場品質サポートの森田です。

私は大阪万博において、「ブルーオーシャンドーム」の館長を務めておりました 。万博という大きなプロジェクトを終え、会社を定年退職。一息ついたところで気になったのが、自身の「運動不足」でした。

「このままでは太ってしまう……」という危機感から始めたウォーキングですが、ただ歩くだけではもったいない。そこで、マイクロプラスチック削減のために自分ができることとして、「ごみバサミとゴミ袋」を手に、7キロの道のりを歩く「クリーン・ウォーキング」をスタートしました 。

ブルーオーシャンドームの館長制服

2. 「2か月続けても減らない」という衝撃の事実

活動を始めて約2か月半。週に3回、地域のリングロードを歩いています 。 見た目にはきれいな街でも、側溝や垣根の中、道端をよく観察して拾い集めると、1時間15分のウォーキングにプラス15分かかるほどのボリュームになります 。

「2か月も掃除を続ければ、街はきれいになり、ごみも減るだろう」 そう期待していましたが、現実は甘くありませんでした。驚くことに、ごみは全く減らないのです

毎回、私の袋に入る「1日あたりの平均的な量」は以下の通りです 。

•タバコ吸い殻20~30

•タバコの空箱(フィルム付)1~2

•マスク3~5(最初からマイクロサイズで放出される繊維)

•お菓子の外袋・小袋5~10

•レジ袋2~3

•ビニール袋3~5

•レシート3~5

•ペットボトル2~3

 

7kmウォーク1回分のごみ

わずか7キロの範囲でこの量です。日本全体、そして世界規模で考えたとき、海へ流れ出るプラスチックの量がどれほど膨大か。想像するだけで恐ろしさを感じます 。

 

3. ゴミが語る「人の行動」と「仕組み」の課題

毎日ゴミと向き合っていると、それが「無意識に落としたもの」か「故意に捨てられたもの」かが、なんとなく見えてきます 。

  • 特定の場所に固まるゴミ: バス停付近の吸い殻や空き缶 。
  • 繰り返される不法投棄: 特定の人が毎日同じ場所に捨てるタバコ 。

そこには「捨て得」を許してしまっている社会の甘さや、個人のモラルだけに頼ることの限界があります 。 また、レシートやお菓子の小袋などは、本人に自覚がないまま落ちる「設計上の問題」でもあります 。材質の変更や、レジ袋の完全廃止、さらには罰則の強化など、もっと踏み込んだ「仕組み作り」が必要ではないでしょうか 。

「これは何なん!!一カ所に大量の吸い殻。ペットボトルに入ったタバコの吸い殻。犬の糞が入ったビニール袋」

 

4. ブルーオーシャンの精神を、次世代と現場へ

ブルーオーシャンドームでの経験、そしてこの道端での気づき。これらは決して別物ではありません。 今後はコンサルタントとして講演する際にも、これらの実体験や専門家の方々から学んだ知見を織り交ぜてお伝えしていきたいと考えています 。

「海を守り、海藻や魚を守ることは、私たちの食と未来を守ること」 

海洋ゴミの回収に挑む船や、プラスチック問題に立ち向かう同志たちはたくさんいます 。私もその一人として、微力ながら現場から発信を続けてまいります。

 

今週も寒い日が続きますが、元気に楽しく頑張りましょう!