1. 狭き門を突破!感謝の祝杯

先日、素晴らしい「春の便り」が届きました。 ITCubeオフィスの井床利之様から情報をいただき、挑戦した「令和8年度 兵庫県よろず支援拠点生産性向上支援サポーター(専門家登録)」。募集人数が7〜8名という非常に狭き門でしたが、無事に公益財団法人ひょうご産業活性化センターより、4月1日付での登録決定のお知らせをいただきました。

兵庫県商工会連合会の専門家登録に続く朗報に、感無量です。 この記念すべき報告に、退職時にいただいた大切なワインを抜栓し、妻と乾杯しました。多くの方々の支えがあっての今だと、喜びを噛み締めています。前を向いて活動する意気込みが、ふつふつと湧き上がっています!

•	産地: イタリア・ピエモンテ州(バローロ) •	格付け: DOCG(イタリアワインの最高格) •	畑(Briccolina): バローロの中でも特に力強く、厳格なワインを生むと言われる「セッラルンガ・ダルバ村」の、さらに希少な単一畑(クリュ)です。 •	2012年ヴィンテージ: 今まさに飲み頃のピークに差し掛かっている、最高に贅沢なタイミングです。

2. 生産性向上は「組織の生命力」を高めること

サポーターとしての活動を始めるにあたり、私が大切にしている「生産性向上の考え方(フィロソフィー)」を整理しておきたいと思います。

生産性向上とは、一部門の効率化ではなく、研究、開発、製造、購買、品質管理、労務、販売のすべてが結びつき、業務の「ロス」を最小化することに他なりません。

  • ISO・HACCPは「血管」である 組織を繋ぐ血管(仕組み)を作り、そこに「内部監査」という血液(コミュニケーション)を流す。これで初めて、血の通った透明性の高い組織になります。
  • 衛生管理の先にあるもの ただルールを守るだけでなく、全部門の連携によって業務の「重なり」や「無駄」を排除すること。それが結果として、組織全体の作業効率を底上げします。

3. DX・AIは「利益を守る武器」

DXやAIも、難しく考える必要はありません。これらは「部門間のコミュニケーションを良くするツール」です。

先日、神戸産学官交流会にて流通科学大学の白鳥教授(「なぜ野菜売り場は入り口にあるのか」著者)の講演を拝聴しました。今のスーパーでは、AIが曜日や客数、当日の販売状況から「値引きシールの最適な割引率と出すタイミング」を算出しているそうです。勘に頼らず、販売の歩留まりと粗利を守る。これこそが、素晴らしいDXの活用例です。また、スターバックスが「コーヒーの販売」ではなく「サードプレイス(場所と時間)」という体験を売ることで価値を高めたように、提供価値の視点を変えることもまた、生産性に大きく影響します。

 

4. 現場での実践例

【事例1:手袋の製造】 多種多様なサイズや色の発注に対し、安易にラインを切り替えれば、大きな作業ロスとエラーのリスクが生じます。納期や他製品との製造調整を行い、ライン変更を最小限にする「運用力」。さらに、現地の休日まで考慮した労務管理。これらが不良品率を下げ、生産性を最大化させます。

【事例2:ラボから量産への最適化】 試験管の中(インビトロ)での成功が、そのまま量産で通用するとは限りません。攪拌時間やプロペラの形状など、現場の物理的条件に合わせ、かつ作業者の負荷が少ない「最も効率の良い条件」を設定すること。これが、生きた生産性改善です。

 

結びに

個人事業主として歩み始めた今、自分の変化も「現状分析」の一部として受け入れながら、一歩ずつ前に進んでいきます。 兵庫県の現場の皆さまと共に、強く、しなやかな「高品質な現場」を創り上げていきたい。 まずは……飲み過ぎには注意しつつ、全力で走り出します!(笑)