1. 40年前の記憶が、熱を帯びて蘇る

おはようございます。現場品質サポートの森田です。

三田の寒さの中に春の兆しを探す今日これ頃ですが、私の心の中では、ある「情熱」が猛烈に再燃しています。

実は、私が40年前にどっぷりと浸かっていたダニ研究の世界で、今もなお「ダニへの深い愛情」を持ち続け、第一線で走り続けている大切な友人・先輩がいます。それが、株式会社ビアブルの田中さんと幸形さんです。 今回、お二人との再会が、私に命とも言える「師の教え」と「ダニ仲間との繋がり」を鮮やかに思い出させてくれました。

 

2. 恩師が遺した「バトン」を守る仲間たち

ビアブルの田中さんは、生活環境に潜む昆虫やダニの検査・試験のスペシャリストです。ダニを研究し続けて25年以上。ついには「ダニに恋をしてしまった」と言われるほど、その生態を慈しみ、ダニの側から物事を見る稀有なプロフェッショナルです。

「ダニが驚いた時に刺すのは、蜂が驚いた時に刺すのと同じ。彼らも必死に生きているだけなんです」 そんな風に語る田中さんの言葉には、単なる「駆除」の対象としてではなく、「人と環境の共生(シンバイオシス)」を大切にする温かい哲学が流れています。今回のプロジェクトも、田中さんからご紹介いただきました。

そしてもう一人が、幸形さんです。 幸形さんは、我々の恩師である故・吉田政弘先生が立ち上げられた「いきもの研究社」で、先生と共に歩んでこられた幸形さんです。先生が亡くなられた後も、「むしむし探偵団ダニシリーズ」の業務を止めることなく、田中さんの事務所を拠点に、その貴重な技術と知見を守り続けておられます。

 

3. 「本物」を求める者の矜持

今回、テレビショッピングの解説依頼の紹介を受け、メーカーより提示されたデータを確認した際、その学術的根拠に疑問を感じました。その時、真っ先に頭に浮かんだのが彼らお二人でした。

「売れればいい」という論理ではなく、吉田先生が説き続けた「真実の追究」を貫くこと。 幸形さん、田中さん、そして私。吉田先生の教えを胸に刻んだ者たちが、40年の時を経て再び手を取り合い、新しい試験方法の確立に挑んでいます。

 

4. ゾクゾクするほど緻密な「試験」へのこだわり

先日も3人で語り合いましたが、議論はあっという間に2時間を超えていました。 ダニを評価するには、比較対象や環境内の絶対数を調査しなければ、正しい誘引性能は測れません 。そこで、私たちは一切の妥協を排したプランを練り上げました。

  • 室内試験: 暗室内で温度25℃前後、湿度60%Rh以上を厳格に管理し、ダニの行動を極限まで科学的に追い込みます 。
  • 実地試験: モニター宅の畳やカーペットで3ヶ月間の追跡調査を行い、リアルな環境での「真実」を暴き出します 。

「品質は工程で作り込む」  私が掲げるこの信念を、ダニ対策というミクロの世界でも徹底する。このプロ同士の真剣勝負が、楽しくて、ゾクゾクして仕方がありません。

 

5. 四人の仲間と共に、21世紀の安心を

実体顕微鏡の「館(タチ)くん」、生成AIの「未来くん」。そして、吉田先生の魂を繋ぐ「田中さんと幸形さん」。

この最強の布陣で、皆様の生活環境に「本物の安心」をお届けできるよう、一歩前進してまいります! 今週も元気に楽しく頑張りましょう。