昨日は元大関栃ノ心関の引退相撲断髪式を取材して来ました。

 

 私が初めて春日野部屋に取材に行った時は来日間もない、ざんばら髪の栃ノ心がいたのを思い出します。出稽古に来た横綱朝青龍関を、食い入るように見ていた姿は忘れられません。

 

 栃ノ心関は順調に出世をしましたが、靭帯の断絶の大怪我で4場所連続休場。一度は幕下まで落ちましたが、そこから巻き返しての大関昇進。

 

 大関の起点となる場所が14勝1敗での優勝。そこからプレッシャーのかかる二場所を10勝、13勝、計37勝で大関へ駆け上がって行きました。

 

 この大関に上がる頃が、一番栃ノ心関が相撲を取っていて楽しかったでしょうし、強かったと思います。

 

 しかし、大関に上がった途端、またまた怪我に苦しみ、大関陥落を経験。返り咲きましたが、再び陥落した後は、前頭の中盤を行き来する成績でした。

 

 栃ノ心関や宮城の親方を始め、関係者の話しをお聞きしましたが、怪我がありながら大関に上がれたのは奇跡と言う方が多く、でも私はギリギリでも勝ち越して、大関に上がる前の強さを大関で見たかったですし、綱取を一度でも挑戦出来たならと、今でも思います。

 

 第二の人生は、ジョージアワインを広める仕事をするそうですが、これからの更なる活躍を期待したいと思います。長い間、お疲れ様でした。

 

 では、またレポートします♪