先ず、色々なメディアの論評があるが、現場で見ていて、6対4で押されていたと思う。クロアチアの方がチャンスが多くあったし、PKもあった。しかしクロアチアは日本以上に決定力が無かった。サポーターも車で6時間位でこれるので多かったし、腹から出す声なので地鳴りのように響く応援だった。勿論、次のブラジル戦は、ほんとうに厳しい戦いになるが、この試合に限って見れば、引き分けで上等だったのではないか。とにかく大事に行き過ぎてシュートを打たない。たまにミドルシュートを打てばとんでもない所に行く。その点、やはり中田のヒデさんはミドルシュートもキッチリ枠の中に行き、ひと味もふた味も違った。ただ、やみくもにシュートすればいいとは言わないが、ブラジル戦では7対3でミドルを多く打つべきだと考える。そうすれば、シュートと見せかけて最終パスを出せばDFも振られる事も有るだろうし得点の確率も少しは上がるのではないか。イメージとしてはジョホールバルでの98年のフランス大会出場を決めたイラン戦、中田のミドルシュートを弾いた球を岡野がスライディングでねじ込んだ、あの攻撃が出来ればと思う。
 あと最後にFWの先発だが、「巻」待望論が書かれている所が多いが、確かに元気で泥臭く、そして高さも有るが、何かゴン中山とダブってしまい、動き回る割りにボールに触れずじまいで終わってしまう気がするので、高原がそろそろ爆発する事を期待し、相棒はパッとしない柳沢に変えてラッキーボーイ的な大黒の2トップで行くのがベストと思われる。ここでブラジルを破りベスト16に入ったらWBC優勝など吹き飛んでしまう騒ぎになるのは間違いない。予選リーグ最終戦に注目したい。
 では、またレポートします。お楽しみに♪