石川啄木ではないが、ふるさとの雰囲気を求めて、よくアンテナショップに行く。

わが故郷は島根県。そのアンテナショップが日比谷の日比谷シャンテの中にある。

以前は日本橋にあった。数年前ここに移転した。

日本橋にあったときから通っている。

よく買うのは子供のころからの好物であった源氏巻、なんとなく懐かしい香りのするまめ茶、かまぼこちくわなどの練り物など。

先日訪れてた時、それらを手に取って店内を見、ふとあるものが脳裏に浮かんだ。

そういえば子供のころわかめの茶漬けをよく食べていたことを思い出した。

もしやそれがあるのではないか・・・・

店員さんに聞いたら置いてある場所を案内された。

そうそう、これこれ。

「わかめ茶漬け」という商品があった。

それには特徴があり、わかめの中に小さなあられの粒が入っている。

これに間違いない。

やはり島根県のものであったのか。

製造は益田市の益田製茶であった。

まさに益田市の出身であるので、地元中の地元ではないか。

どおりでよく食べた記憶がある。

約半世紀以上も前のことである。

今も変わらず売られている。

 

早速買って帰ってお茶漬けで食べた。

 

 

 

 

わかめもしっかりした食感でたっぷり入っている。なんといってもあの小さなあられが香ばしく味を引き立てる。

懐かしく当時を思いながら食べた。

お湯だけ注いでわかめスープにしてもおいしかった。

おにぎりにしてもいいようだ。

 

わかめ茶漬けなんて全国どこでもありそうなものであるが、ネットの検索でわかめ茶漬けと入れると、この益田製茶のわかめ茶漬けが多く出てくる。

当然益田ではどこの店でも売られているのであろう。

益田製茶は卒業した高校のすぐ近くにあるようだ。

今度帰省した時にはちょっとそこも訪れてみたい。

 

今お茶漬けのお供はもっぱらこのわかめ茶漬けである。