絶景スポットとして知られる西沢渓谷。
その名はよく聞いていたが、さて何処にあり、どうやって行けばよいのか。
先日の5月12日の日曜日に初めて訪れた。
東京から車で向かった。未明に出発。
中央道の勝沼インターを降り、フルーツラインから国道140号線を上っていく。
埼玉県との境にある雁坂トンネルの手前が西沢渓谷の入り口であった。
市営駐車場に車を停めた。ここは無料で約60台停められる。
東京から約2時間、朝6時前に到着した。
その時駐車場には10台ぐらい停まっていた。
6時に出発。最初は舗装された平たんな道を進む。
20分ぐらい歩くと道が二つに分かれるところがある。トイレもある。
西沢渓谷入り口の案内に従って進む。西沢渓谷は時計と反対周りに散策する。
歩き始めて約30分で西沢山荘前に到着。西沢山荘は今は営業していない。
そこに田部重治文学碑があった。
家に帰ってから探したら岩波文庫の「山と渓谷」という田部重治の本があった。その中に「笛吹川を遡る」という分があり読んでみた。その一節がこの碑に刻まれている。
ここからはいよいよ渓谷らしい道になる。それなりにアップダウンもあり、岩場やぬかるんだところもある。
トレッキングシューズは必要である。
渓谷沿いにはいくつかの滝がある。いろんな形の岩もある。水の流れが美しい。
三重の滝。
フグ岩。
人面洞。
竜神の滝。
貞泉の滝。
母胎淵。
出発してから約2時間。いよいよ西沢渓谷の終点に近づき、そこには西沢渓谷を象徴する滝、七ツ釜五段の滝が現れる。
まさに西沢渓谷のクライマックスである。
新しく架けられた鉄の橋の上からまず眺める。全体が見える。
その先に進むとより近くから見ることができる。
この構図はよく写真で見るものである。
新緑の中の滝、まさに絶景。2時間歩いたご褒美だ。
最後の滝が不動滝。
ここで渓谷を離れ、急な階段を登っていく。
西沢渓谷の終点。
ここには休憩所とトイレがある。ここでちょっと休憩。
帰りは来た時とは全く趣の異なる道を行く。
平坦な、広い、山道。
途中先ほどの七ツ釜五段の滝を上から眺めるところがあった。
この道はかつてこのあたりの木を切り出し、その木をトロッコで運ぶ軌道があった道である。
その軌道が今も残る。この道をひたすら下る。ずっとなだらかな下り坂である。
展望スポット。向かいに秩父の山がそびえる。
木を運んだトロッコが。
西沢渓谷山の神。
やがて来た道に合流する。
約4時間の西沢渓谷周遊であった。
駐車場に到着したのは10時過ぎであった。
この時は駐車場はほぼ満車であった。