今年も一年の半分が過ぎようとしている。
半年の罪穢れを祓い清め、無病息災を祈る伝統行事が神社などで行われる。
「夏越の祓(なごしのはらえ)」といわれる。多くは6月の晦日に行われるが、亀戸天神では毎年6月25日に行われる。
6月25日は菅原道真の誕生の日でもある。
その亀戸天神を久しぶりに訪れた。
この日はちょうど日曜日でもあった。
拝殿前には大きな茅の輪が設置されている。
茅の輪は古くから疫病を除くとされる。
人形に名前と年齢を書き、それで体をなでて、息を吹きかける。その人形と初穂料を収めると祓い清めてもらえる。
この日のメインはやはり茅の輪くぐりの神事。
午後4時から神事が始まった。
宮司による祝詞の奏上の後、宮司がまず茅の輪をくぐり、一般の参拝者が続く。
左、右、左とくぐり、そして参拝する。
参拝の後はお神酒をいただく。
初穂料のお返しに、茅の輪のお守りと、神饌をいただいた。
ここ数年はコロナでこのような行事もできてなかったのであろう。
この行事も本来は疫病退散を願う行事でもある。
神社にも日常の光景が戻ってきたと感じた。
無病息災を祈りつつ。