都内でも梅の名所として知られる湯島天神。学問の神様である菅原道真を祀っている。

その湯島天神では梅が見ごろを迎えている。そして今梅まつりも開催されている。

久しぶりにその湯島天神を訪ねた。

到着したのは午後2時ごろ。

境内では露店も立ち並び、様々なイベントも行われている。

好天に恵まれた2月最後の日曜日、多くの人でにぎわっていた。

梅もほぼ満開で見ごろとなっていた。

 

 

まずは梅の撮影。

 

 

 

 

 

 

湯島の梅といえば「湯島の白梅」を思い浮かべる方は今やかなり年配の方か、演劇、文学好きな方か。

 

この日は神輿の渡御もあり、3時過ぎ神輿が神社に到着した。

 

 

このあと3時半からは境内で東京大衆歌謡楽団のコンサートが行われた。ボーカルの方の独特な風貌が印象的で昭和歌謡などを歌う。多くの曲が歌われたが、昭和歌謡好きな私でも初めて聞く曲もあり、かなりマニアックな選曲。当然有名なよく知られた曲もある。そして最後に歌ったのはやはり「湯島の白梅」であった。

 

その歌謡ショーに続いて4時半から舞台で演じられたのは石見神楽。今日ここに来た目的の一つはこの石見神楽を見るためでもあった。石見神楽は私の故郷の郷土芸能である。東京でも最近は石見神楽を見る機会があるが、久しぶりの石見神楽であった。

そういえば湯島天神のある文京区と島根県の津和野町は縁がある。津和野出身の森鴎外が亡くなったのが文京区であった。

そうしたこともあり文京区で石見神楽が演じられる機会も多い。

この日石見神楽東京社中により演じられたのは「天神」と「大蛇」。天神は菅原道真が藤原時平と戦う演出。そして「大蛇」はスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する神話「八岐大蛇」の物語。石見神楽の中でも最も迫力と人気の演目である。

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの石見神楽を堪能した。

 

すでに日没が過ぎ、境内の梅はライトアップされた。

ライトアップされた梅をしばし眺めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼間の青空に映える梅とはまた違った、夜空に浮かぶライトアップされた梅は幻想的であった。

 

境内の隅には一基ある瓦斯灯に灯がともっていた。