新潟県十日町の松之山にあるブナの林は美人林といわれる。
四季折々のブナの姿を見ることができる。
最近よく十日町に行く。
松代にある棚田を訪れ、その後この美人林に立ち寄り、松之山温泉に行ってひと風呂浴びるのが一つのコースになっている。
先日の4月24日の早朝に訪れた。
この辺りは日本有数の豪雪地帯でもある。今年は雪の量も多かったようで、まだブナの林の中は一面の残雪。
ちょうどブナの芽吹きも始まって、新緑のブナ林と残雪の光景が見られた。
この辺りは積雪が3m以上になる。この標識もすっぽり雪に埋もれてしまう。
新緑の最初の萌黄色のみずみずしい美しさである。
木の幹の周りが雪解けしている、根開きという。この時期に見られる現象である。
ため池に映る新緑。
芽吹いて間もない若葉。
すらりと伸びた幹の姿が、美人林の語源という。
早朝には条件によっては残雪の上に靄がかかる幻想的な光景になることも。
この日は出会えなかった。