東急世田谷線の松陰神社前駅の商店街は今ではほとんど見かけることが少なくなった懐かしい店があり、昭和感が漂う。

その商店街を抜けたところに松陰神社がある。

吉田松陰を祀った神社である。

 

今日たまたまその松陰神社の前を通りかかったのであるが、そこにはいつもと違う光景があった。

 

門が閉められ、参拝停止となっていた。

 

ここから境内への立ち入りも禁止となっている。

 

 

 

これは新型コロナウイルス対策である。

神社によると、先日の緊急事態宣言が発令されて、参拝の停止(境内への立ち入り禁止)にしたという。

特に神社がいわゆる営業停止の対象ではないが、社会的リスクを軽減させるための神社の判断であった。

神社の説明にはこうある、

「こういった時だからこそお参りしたい」という声もあるかとは思いますが、今はまずこの国難を乗り切るため一人一人が出来る事をするのが急務と考えこのような措置とさせていただきました。・・・

 

そして神社に来なくてもお参りできる「遥拝」をすすめている。

これは、自宅の神棚、または参りたい神社の方向に向き、心も神社に向けて二礼二拍手一礼の作法でお参りするというもの。

 

松陰神社の参拝停止の期間は4月8日から緊急事態宣言の解除までということである。

 

街を歩いていると緊急事態宣言が発せられた後その影響が広がっているのを実感するのであるが、神社にまでその影響があろうとは・・・・

 

神頼みも

「遠くで祈ろう」ということか。