新潟県の魚沼地方には美味しいお米がある、そして美味しいそばもある。
魚沼地方にはへぎそばというそばが有名。
へぎという木の器に盛るところからそういわれ、そのそばは布海苔がつなぎに使われる。
先日は十日町のまつだい駅から南魚沼に向かう国道の途中にある「松苧(まつお)」に寄ってみた。
道の途中、周りは田んぼ、そして国道を少し川原に下ったところにその店はある。
よく見ていないと通り過ぎてしまうほどである。
座敷に案内された。
割烹とあるが、メニューはそばのみ。
この4種類のみ。
へぎそばとざるそばのそばは同じもので、へぎに盛られるかざるに盛られるかの違いといわれた。
地元で採れた野菜の天ぷらも人気のようだが、そばを思い切り味わいたいのでへぎそばの大盛にした。
そばは十日町産のそばを石臼で挽き、つなぎに布海苔を使っている。
へぎそば。
この一口大にして盛られるのもへぎそばの特徴である。
こしが強くのど越しがいいのも特徴。
おにぐるみが半分に割られたものもついていた。
とても家庭的な店であった。
新潟に来ると美味しい食べ物といいお湯は欠かせない。
食べ物はいつもご飯とそばを食べる。
それにしても今年の新潟は雪が少なすぎる。
このあたりは新潟でも屈指の豪雪地帯でもある。
こんなに雪がないのは5,60年ぶりぐらいという声も聞いた。
1月の中旬であったが、この日夜中から早朝に雪が降ったが昼頃には融けてなくなっていた。
例年なら2メートルぐらいの積雪はあるところであるが、この日店の周りの景色はこんな感じ。