新潟県十日町は棚田が有名で、特に松代地区にある棚田は人気のスポットでもある。
私も最近そこにある星峠の棚田や蒲生の棚田をよく訪れる。
先月は星峠の棚田から秋山郷に向かい、そのあと松之山温泉に行った。
秋山郷から津南町に戻り、そこから国道405号線で松之山に向かった。
その道は狭い道で、くねくねした峠越えの道、いわゆるスーパー林道のような道なのである。
冬は通行止めとなる道。それでも国道なのである。
松之山に近くなったところの道路から小さな棚田が見えた。
丁度道路わきに駐車場もあったので、そこに車を停めて棚田を眺めた。
ここの棚田は留守原(るすばら)の棚田という。
周りには民家もないような山あいの中である。
道路から見下ろすように小さな棚田が広がっていた。
茅葺の小屋が印象的である。
この棚田は後継難や大震災の被害を乗り越えて復活したという。
まだこの時は稲刈り前の状態であった。
近くには刈り取られた稲がはぜかけで乾燥されていた。
やはり棚田は日本の原風景を感じさせる。
そして田んぼや棚田は原風景の原点のように思える。