先日ラジオから「ひまわり娘」の歌が流れてきた。
私の好きな曲であり、この時期にぴったりの歌である。
「ひまわり娘」は1974年に伊藤咲子が歌ってヒットした歌である。伊藤咲子のデビュー曲であり、代表曲となった。当時16歳。すでに40年前である。
伊藤咲子は1973年、「スター誕生」で優勝した。そのはちきれんばかりの笑顔と、少し鼻にかかった声とその声量が特徴で、「ひまわり娘」はまさに伊藤咲子を象徴する歌であり、伊藤咲子=「ひまわり娘」というイメージが焼き付いている。
伊藤咲子は一時芸能界を引退したが、その後復帰し今も現役で歌手活動を続けている。
すでに「熟女」となった彼女であるが、当時と変わらぬ声量で歌う「ひまわり娘」はまたいいものである。
作詞は阿久悠。作曲はイスラエル出身の作曲家シュキ・レヴィ。
ひまわりの花を少女にたとえ、少女の明るく、一途な思いを歌った歌である。
誰のために咲いたの それはあなたのためよ
白い夏のひざしをあびて こんなに開いたの
恋の夢を求めて まわるひまわりの花
そしていつも見つめてくれる あなた太陽みたい
涙なんか知らない いつでもほほえみを
そんな君が好きだと あなたはささやく
もしもいつかあなたが 顔を見せなくなれば
きっと枯れてしまうのでしょう そんなひまわりの花
涙なんか知らない いつでもほほえみを
そんな君が好きだと あなたはささやく
誰のために咲いたの それはあなたのためよ
あなただけの花になりたい それが私の願い
あなただけの花になりたい それが私の願い
少女のまさに純粋な思いである。
こんなことを思う少女は今もいるのであろうか。
ひまわりは真夏の花である。
昭和記念公園のヒマワリ畑ではひまわりの花が一面に咲き誇り、ちょうど見ごろであった。そして「ひまわり娘」に出会った。
50,000本のヒマワリが咲いている。
幼いひまわり娘。
何だかわからないひまわり娘。コスプレ・・
「ひまわり娘」は写真に映るときなぜかピースサイン。
しかし、「いつでも微笑みを」絶やさなかった。
ひまわり娘の笑顔は、夏の暑さをしばし忘れさせてくれた。
協力いただいた御嬢さん方に感謝。