今日は冬至。
二十四節気の一つだが、天体現象で正午の時点の太陽が最も低い日をいうらしい。
昼間がもっとも短い日でもある。これからは日ごとに日が長くなるが、冬の寒さはこれからが本番。
 
さて昨日ある方から、きょう開催される競馬のG1レース、有馬記念で馬券を買ってみろと言われ3万円を渡された。
どういう買い方をするのか尋ねたら、特に狙いはなく、1ー2ー3、 4ー5ー6・・・のように何でもいいから適当にと言われた。
私は競馬をはじめ「打つ」は苦手で、性に合わないと避けてきたのである。
ただギャンブルのレースの中では馬が走る姿には魅かれるものがあり、NHKの放送する競馬中継をたまに視ている程度である。
私の実家のある島根県益田市には市営の益田競馬場があり、日本一小さい競馬場と言われた。
以前帰省した折何度か訪れたことがあり、7,8頭の馬が走るのであるが、中央競馬の競走馬に比べその馬がやけに貧弱に見えたことが印象に残っている。
そこで遊びのつもりで馬券を買ったのであるが当たったためしはなかった。馬券を買ったのはそれが最初でその後買ったことはなかった。
その競馬場も経営難で2002年に廃止になったようである。
 
さていずれにしても馬券を買わなければならないので、今朝コンビニで競馬新聞でも買って決めようと思ったのであるが、競馬新聞は高かったので一般のスポーツ新聞を一部買った。今日のスポーツ紙はどれも一面は有馬記念一色である。
特に予備知識も何もないし、研究する時間もないので、とにかく3連複と3連単を買うことだけ決め、あとはオッズで配当の低い順(人気の高い順)に買うことにした。穴狙いなどしない。
結果合わせて24点、2千円、千円と合計3万円分を機械的に決めた。
せっかくなので自分も遊びのつもりで馬連を3千円分買ってみることにした。
 
さて次に行く手はウインズ、近くの新宿は現在やっていなかったので、久しぶりに銀座にでも行ってみようと銀座ウインズに行くことにした。
 
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初めての場外馬券売り場である。こういう場所のイメージは、ブルゾンを着て、片手に競馬新聞、赤鉛筆を耳にさしている人を思い浮かべるのであるが、銀座という場所であるからかどうか知らないが、そういったイメージではなかった。
今はマークシートに記入し、券売機で買う仕組みがメインのようであるが、私は直接有人の窓口で購入した。
ここにいるといろいろ欲も湧いてくるような気がして、決めた馬券のみ買ってそこを後にした。
その時ふとこの歌がうかんだ。
 
狙った大穴見事に外れ 
頭カットきて最終レース
気が付きゃボーナスァ 
すっからかんのカラカラ
馬で金もうけした奴ァないよ
分かっちゃいるけどやめられねぇ
 
植木等が歌った「スーダラ節」の一節である。
ちなみにこの歌を作詞したのは青島幸男である。
 
銀座の街も年末で多くの人でにぎわっていたが、どこにも行かず自宅に帰って競馬中継を見ることにした。
実際に馬券を買って競馬中継を見ると何かスリルが違う。
結果は・・・・
3連複が当たった。
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4-6-14 配当は1420円。2千円買っていたから、28400円の払い戻し。しかし結果的には1600円のマイナス。勝ったことにはならないのだが。
私の馬券は見事はずれ。
結果を見て、あれも買っておけばとかいろいろ思いが廻る。次回は・・・
これが競馬の醍醐味なのであろうが、その時またしてもあのスーダラ節が頭をよぎる。
「馬で金もうけした奴ァないよ・・・」
分かっちゃいるからこれ以上のめり込まないようにしよう。
いずれにしても自分の金ではないにしても、人生で初めて馬券が当たった、それも有馬記念で。
いい記念にはなった。
 
さて今日は冬至であるので、その習わしであるカボチャを食べ、近所の銭湯でゆず湯につかった。
「いい湯だな いい湯だな 日本人だなァ 浪花節でも うなろかな うなろかな・・・」
今日は気分がいいようだ。
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