新聞記事の「首相動静」は欠かさずチェックすることにしている。
公務についてはどうでもよい。関心があるのはプライベートの行動。
特に会食、散髪の場所は特に興味がある。
以前から散髪する店で気になっていたところがあった。
 
散髪については、髪の毛が伸び続ける限り一定のところでカットしなければならない。生まれてこの方何回散髪したことだろう。そのカットは他人に任せざるを得ない。
私の場合ほとんどは理容室、いわゆる床屋でやってきた。
最近は1000円カットの店も増え、男性も美容室に行くこともあるようであるが。
以前1000円カットの店にも何度か行ってみたが、節約にはなるがどうも仕上がりで満足したことがない。
たぶん他人が見ても1000円の店も普通の理容室でも違いを明らかに感ずることはないであろう。
しかし私にとっては、特にヘアースタイルにこだわるわけではないのであるが、髪の毛は体の一部であり、その仕上がりがどうでもいいというわけではないのである。
そして結局は行きつけの理容室に落ち着くことになる。しかしそこでも毎回満足感が得られるかといえばそうでもないのであるが。
 
私が気になっていたのは「村儀理容室」。
小泉元首相がよく通っていた記憶がある。最近は安倍首相が利用している。
この村儀理容室、かつては赤坂のキャピトル東急ホテルにあった。それで政治家も多く利用したのであろう。
キャピトル東急ホテルが閉館となってからは、新宿のヒルトン東京に併設されているショッピングモールの中にある。
ホームページによると古くはマッカーサーの散髪を担当したこともあり、政財界、VIPが利用する由緒正しいバーバーとある。私なんぞが行けるところではない。敷居が高い。
しかし私の好奇心はそこへ向かわせようとするのである。
ためしに電話してみた「一般のもので大丈夫ですか」
オーナーであったろうか「どうぞどうぞ、いらっしゃってください」と丁寧な返事が返ってきた。
ついに昨日行ってみた。
ここは親子二代にわたって営業しており、今は二代目が引き継いでいるようである。
店の雰囲気は昔ながらの理容室を広くした感じである。
案内されて椅子に座ると鏡の前に安倍首相の写真が置いてある。
 
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真ん中の方が先代、右が今のオーナー。
 
オーナーが担当してくれた。
私の髪質や髪形を確認しながらはさみが動く。
丁寧である。職人が仕事しているのが感じられる。
隣の席では外国人の男性がいる。
客の要望をこのオーナーが英語で受け答えしながら、担当者に指示していた。
私の髪の性質を考慮したカットが終わる。
シャンプーとセットをお願いした。
シャンプーが終わると安倍首相もお気に入りという、ハンドマッサージ機を使ったマッサージを受ける。
すこぶる気持ちいい。
最後の仕上げが終わり一時間の至福の時であった。
今後の手入れについて二三アドバイスをいただく。
気になる料金はカットとシャンプー、セットであったが、大衆酒場から少し奮発して日本料理店に行った感じだろうか。「とても満足」であった。
写真撮影の許可をいただき店内を撮影させていただいた。
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小泉元首相の色紙
 
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安倍首相の色紙
 
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世界的名ピアニスト ウラジミール・ホロヴィッツのサイン。1986年に二度目の来日公演に来た時のものと思われる。
 
理容室では政治の話はしないことにする。