ついにその日がやってきた。
ツバメの巣立ちである。
街でツバメの巣を発見し、そこで子育てをする姿を初めて発見したのが7月20日ごろ。
この日からツバメの成長を見続けてきた。
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雛の頭がかすかに見える。まだ孵化して間もないと思われる。
 
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親が巣の中で口移しに餌を与えている。
 
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7月31日。発見から約10日後。三羽の雛が確認できる。右から生まれた順のようである。
 
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8月7日。すっかり成長した3羽。食欲旺盛。
親が捕ってきた餌を空中で直接与える。
 
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8月8日。一羽が巣から離れている。数日前から巣の中で羽をばたつかせ、巣立つ準備をしている姿が見えた。
この日巣を離れ飛んでいる姿、電線に止まっている姿も見えた。
 
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8月9日。この日の朝、巣には2羽のみがいた。
朝会社の前で車を止めていた時のこと。
車のドアのところに鳥の糞がついているのを発見。不思議とよく車に糞を落とされるものであるがまたやられたと思った。ティッシュでふき取ったらまだ柔らかい。思わず頭上を見上げたら、あの最初に巣立ちしたツバメが電線に止まっているではないか。「お前がしでかしたのか、レクサスに糞をひっかけるとは大した奴だ」と何だかうれしい気持ちになった。ツバメの成長を見続けてきた私に立派になった姿を見てくれとのサインであったのか。
私はこのツバメに「レクサス1号」と名付けることにした。他の2羽にはそれぞれ「レクサス2号、3号」と名付け、このツバメは「レクサス3兄弟」となった。
夕方巣にはすでにツバメの姿はなかった。
電線にレクサス3兄弟が並んで止まっていた。
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左がレクサス1号か。もうわからない。
この日3羽のツバメは無事、立派に巣立ちした。
巣を発見してから約3週間目のことであった。
しばらくは飛ぶ訓練、餌を自力で捕る訓練の日々が続くであろう。
また自然の怖さも体験することであろう。
こうしてやがて来る南方への旅立ちに備える。
年が明け、春にはたくましく成長した姿でこの巣に戻ってきてもらいたいものだ。