120519 裏愛宕で桃源郷に出合う

　

ＪＲ保津峡から愛宕山

西穂で酷使したヒザが完治しないまま
ツツジを求めて高御位山へ
連続するスラブ（岩への着地）にも
左足荷重とダブルストックでフォローすれば何とかなりそうに思えた
だがその翌日
相変わらずの靭帯の痛みに加え　新たにヒザの裏全体が痛くなった
靭帯をかばってくれた腱やら筋までもが痛んだようだ
脳は意識せずとも　体内でかばい合いが行われているようだ

さすがに今週末は静養やむなしと思っていたところへ
さんちゃんから愛宕山のお誘い
断れなかったのは　クリンソウが咲いていると聞いたから
足の調子を伝え　直前まで待っていただき
前日　行けるところまで行ってみますとメールした

当日はさんちゃんが所属する山岳会のメンバー　柿さんがごいっしょ
ひとりでリタイヤしても迷惑が少なく　気が楽になった

見慣れない花

＞ここにしか咲かない花

ｕｒｉご夫妻、よかさんと初めて登ったツツジ尾根
２年前は橋を渡って左からの取り付きが見つからず　ヤブを強行突破したのだったが
橋を渡って右へ行ってみると

標識はないがきれいな踏み跡を見つけ　これを進む

自然木の尾根から　時折愛宕山がのぞく

初踏のふたりに前を譲るも　膝を気遣ったペースで歩いてくださる

荒神峠の手前で痛みが増し　ペースダウン
峠からはさらに急登となり　不安に襲われる

急登が終わり緩斜面に変わると　痛みは少し和らいだ

参道と合流するのは【水尾の別れ】のまだ下である

モミジを撮ったり

誰かが植えたクリンソウを撮りながらだらだら歩く

お互いの写真にお互いが写っていた　ひらめさんとの奇跡の黒門

膝が痛いので　ローアングルは寝転んで撮る

山頂には八重桜が残っていた　八重姐さんは元気だろうか

三角点を知らない柿さんを案内し

直下でランチ

赤い新芽

黄色い新芽

オレンジ色の新芽

相当悩んだが　３人とも初の【竜ヶ岳】を目指すことにする

竜への稜線にはヤマツツジの道しるべ

とても清々しい稜線だ

整備されておらず　背の踏み跡を辿る感じがとてもいい

それぞれがマイペース　前になったり後ろになったり　心地よいパターン

喘ぐこともなく山頂へ

痛みのことを忘れていた

なぜなら　不思議なことに痛みがほとんど消えていた

山頂から北へすぐ　直進の踏み跡が薄くなり　東の山腹に下る踏み跡を追う

これがとんでもない急降下

痛みがあれば大変だった

芦見谷の二俣に降りれば【竜の小屋】はすぐ

２度目のカンパイに浮かれている間に

谷のクリンソウに陽があたらなくなってしまった

ビールより先に花を撮るべきだった

その時すれ違ったパーティーから【桃源郷】の存在を教えていただき。。。

そこはまさしく【桃源郷】だった

もう少し明るければと悔やまれた

今度はもっと早い時間にここへ来よう

とりあえず　この場所は秘密

知りたい方は　来年ごいっしょしましょう

首なし地蔵の峠から清滝は遥か

]

最初の激下りは余裕だったが

コンクリートの林道でまた痛み出した

ミヤマガマズミ？

バスを待つ清滝の茶屋で　３度目の。。。

そして　嵐山でバスを降りずに京都までごいっしょさせていただき
串カツ屋さんで　４度目の。。。

山ガールのいないコースだったが
クリンソウの桃源郷に出会うことができ　満足だった

さんちゃん　柿さん、常にヒザを気遣っていただき　ありがとうございました
竜への稜線が　とても気持ちよかったです

行けるとこまでと思っていましたが　行ってよかったです

＞さんちゃんのページ　前編　後篇

ＪＲ大阪 7:54（新快速）8:35 京都 8:43（普通）9:07 保津峡 9:20（ツツジ尾根）
10:20 荒神峠 10:30 ～ 11:05 参道合流 11:10 ～ 11:20 水尾の別れ ～
11:40 黒門 ～ 12:20 ▲愛宕山三角点(924m) 13:10 ～ 13:55 ▲竜ヶ岳(921m) 14:05 ～
14:30 竜の小屋 14:50 ～ 15:35 桃源郷 15:45 ～ 15:55 首なし地蔵（堂承川林道）
17:20 清滝 17:46（京都市バス\270）ＪＲ京都

ザック：14kg　カメラ：KissX2　31854歩

＞２年前　陽があたっていたクリンソウ