『いったい子供たちが、打たれていた点滴の中身って、なんだったんだろう』って、アッちゃんが首をかしげた。

『確かさ、あの時、にんにく注射みたいなこと言ってなかった』って、リッちゃん

『うん、そんな気がする』って、アッちゃんも

『もしかしたら、効き過ぎているのかも。だって、子供たちにもし、もしもよ、大人と同じ量の点滴をしていたとしたら、今の状態もありうるかも』って、エンジェルさん

そう言われて、子供たちを見ていると、、どこか具合いが悪いとかって感じでもなく、何か妙に元気で、力が有り余っていて、それでケンカをしているようにも見えてきた。

『エンジェルさんの、言っていることは分かるんだけれど、でも、なんか僕ら犬から見ると、この子たちのケンカって、僕らや猫さんたちのケンカぽっく見えてくるんだけれど、どう思う、アッちゃんは』って、リッちゃん

『うん、そうなんだよな』って、アッちゃん

『ねえ、アッちゃんもリッちゃんも、お願いだから、子供たちを静かにさせて。そうじゃないと、せっかく寝付いた赤ちゃんたちが目を覚ます』って、赤ちゃんチャンコさんや子犬さんたちの、面度を見ている愛ちゃんから、苦情が。

『ああ、なんとかするよ』って、アッちゃんとリッちゃんは、言っては見たものの、正直、四苦八苦していた。

空君とホープ君は、血液のパックに入った、ダンボールの箱の整理をしていた。なにしろ、悪魔達は、かなり慌てて箱詰めしたので、目茶苦茶な状態で血液のパックは、箱に入れられている。それとちゃんと整理して、保存しておかないと、後でみんなの体に、戻すことが出来なくなってしまうかもしれないから。なので、二人は、っ慎重に整理をしていた。

『これって、もしかしたら、子供たちが打たれていた注射の中身かな』って、空君が、黄色い色をした液体の入った、アンプルを見ながら言った、そして

『あれ、このシールのマークって猫みたい?で、こっちのシールは犬だ』って、

『こっちの箱にも、同じアンプルが入っている、注射器も注射針のセットも、いっぱい』って、空君も

『猫のシールに犬のシールって、じゃあ、この子たちの体の中には、猫の成分と犬の成分の、何かが入ったっていうことなのかしら。それで、猫みたいに犬みたいに、ケンカをしているってこと。あの、とても言いづらいんだけれど、人間を猫や犬にしようとしていたっていうことになるの』って、エンジェルさん

赤ちゃん猫さんたちを、寝かし付けながら、ずっと話を聞いていた母猫さんが

『そうかもしれない、そして猫や犬には、人間のマークのシールの付いた注射をしていた』って、


        つづく

隊長さんとストーンさんが話をしているとき、悪魔達もあっちこっちでかたまって、

『俺達、どうなるんだ。ここから、出られないのか』

『ヘッドは、どこに消えちゃったんだ』

『俺達のことを、見捨てたのか。ここで血を抜かれていた人間達みたいに』

『けど、ここに居た死にかけた人間たちと血のパックは、どうしたんだ。みんな、ヘッドが持っていたのか』

『ヘッドなら、ありえる』って、

『へえー、悪魔の国王って、ヘッドっていうんだ』って、隊長さんがぼそっと言うと

『どうでしょう、あっちの偉そうな悪魔達は、悪魔って言って居ましたよ』って、ストーンさん

『まあ、名前がなんであっても悪魔は悪魔、それより、元ちゃんは、どうなんったのか、それとここの人たちと血液は、無事に着いてんでしょうかね』って、隊長さん

『ここの人たちと血液は、無事だと思うけれど、元ちゃんの方は、気になりますよね』って、ストーンさん

『それに、この上にも、どこか私たちのが、見落としている所があるみたいなことを、言ってましたよね。ここを爆破されてしまうと、まだ見つけていない人たちが危ない。ここの悪魔をどうします』って、隊長さんが、ストーンさんに尋ねると

『そうですよね。ここだけだと簡単なんだけれど、見落としているところがあるとなると、アッちゃんとリッちゃんが、何とか早く戻ってくれると、いいんだけれど』って、

その頃、アッちゃんとリッちゃんは、ここに閉じ込められて居た人たちと血液を、無事にフューチャーちゃんのところに、テレポーテーションしたんだけれど、何しろここに閉じ込められていた人たちの数々だし、血液のパックが詰められていたダンボールの箱の数も、半端ではなく、整理するのに時間を食っていた。

それでも、空君やあいちゃん、ホープ君、エンジェルさんが相談して

『ここは、僕らがなんとかするから、アッちゃんとリッちゃんは、城に戻って』って、言ってくれて、さぁ、戻ろうとした時に、先にテレポーテーションして来ていた子供たちが、突然暴れだしんたんだ。

それも、まるで猫や犬が、けんかをするときのように、多分、血液を抜かれてから、打たれていた点滴に何か入っていたのかもしれない。そんなんで、すぐに戻ることが出来なくなっていた。


         つづく



爆破装置の方も、ストーンさんが壊したというか、修復不能にした。その装置を見た悪魔が

『こんな破壊の仕方は、ただの人間には出来ない。それと、エレベーターと階段が使えなって、どういうことだ』って、ちょっと偉そうな悪魔が怒鳴った。

階段のところで、右往左往していた悪魔の一人が

『それが、駄目です。両方とも使えません。ここから、出ることが出来ません』って、悪魔なのに泣きそうな声で、答える。

『ふざけたことを言うな、ここから出られないって、なんとかしろ。脱出ルートを確保しろ』って、さっきの偉そうな悪魔が、又、怒鳴った。

そう怒鳴られた、エレベーターと階段のところにいる悪魔達は、小さな声で

『どうしろっていうんだ。爆破でもするか』って、一人が言うと

『それも悪くないな。どうせ出られないなら』って、

脱出リートを、確保する中で偉そうな悪魔が、怒鳴った悪魔に

『ところで、そっちはどうなですか。爆破装置のセット、やられたんですよね。本当に居るんですか、猫』って、聞いてきた。

『猫、ああ、居るかも。このセットの破壊は、オイ、そっちにまだ、爆破装置あったはずだよな』って、

そう言われた悪魔が、エレベーターのドアの前から、爆破装置のセットを、泣きそうな声で答えた悪魔に持たせながら、やって来た。

『残っているのは、これだけだ。どうする、ここで使うか、向こうで使うか。ここは、完全に孤立してしまった。上と連絡が、取れるか』って

『オイ、無線はどうなっている。使えるか』って、偉そうな悪魔が聞く

『駄目です、使えません。酷いです、ノイズが、いったいどうなたんですか。それに、修理用の機材が、無くなっています』って、答えがかえてきた。

偉そうな悪魔と、次に偉そうな悪魔が、顔を見合わせている。

『ストーンさん、ここは、このままで、いいんじゃないですか。ここから、悪魔達は、脱出できないんじゃないのかな』って、隊長さん

『そうあってほしいですが、相手は、悪魔ですから、最後まで気は抜けないですよ』って、ストーンさんが言った。

ここに居るのは、間違いなく悪魔だから、何が起きるかわからいのは確かだ。


        つづく