扉を開けると、僕とホープ君が消えて、騒いでいるみんなが、びっくりした顔をして、僕とホープ君を見て

『なんで、ここが開くの』って、

『ああ、そんなことより、みんな中に入って』って、僕

『地軸の中って、煙突みたい』って、空君

『ただの空洞、そんなことはないよね。で、どうやって元に戻すの』って、リッちゃん

『ねぇ、地軸を元に戻すって、僕たち、元の地軸が、どんなだったのか知らないんだよね』って、アッちゃん

『勝手に、真っすぐだって思ったいるけれど、そうじゃないこともある』って、隊長さんが、微妙な言い方をした。

『上で何があったの』って、エナジーさん

『元ちゃんのペンダントと二つの石が、てっぺんの扉を開けたんだ』って、ホープ君

『石は』って、愛ちゃん

『扉に付いたままだ』って、ホープ君が、てっぺんの扉を見あげると、そこには二つの石が、僕のペンダントは首にかかっているので、僕が落ちるときに一緒に

『どうしよう、石』って、みんなで、てっぺんを見上げた。

『元ちゃん、僕、取りに行って来るよ』って、アッちゃんが

『無理だと思う、さっきの見たでしょ。僕も、ようやくてっぺんまで飛べたんだ。ここの中からも外からも、てっぺんまでは飛べないと思う。なんか分かんないけれど、高さの問題じゃないんだ、だって、僕らは飛べるわけなのに。地軸のてっぺんは、特別なんだ』って、僕。それでも、アッちゃんは、納得がいかないらしく

『飛んでみる』って言って、垂直に飛ぶぶんには、飛べるんだけれど、扉に向っていけない、どの面からも扉にはいけない。

『なんで、扉にいけないんだ。確かに、石が二つくっ付いているのが見えた』って、それでも納得いかない、アッちゃんは、

『リッちゃんも、挑戦してみてよ』って、

『えっ、僕も。僕は、元ちゃんが飛んだときから、何かあるって思っていたから、挑戦しなくても、いいよ。無理って、分かっているから』って、リッちゃん

『そんな・・・』って、なんか、いつもアッちゃんと違うんだけれど、よっぽど納得がいかないらしい。

『あの石が、落ちてこないってことは、きっと石が無くても、問題がないってことじゃないのかな』って、隊長さん

『そうだよ、きっと、扉を開くのに必要だったんだよ』って、空君

『だよね、扉が開かなければ、中に入れなかったんだから、外からじゃ、この扉も開けられなかったし』って、ホープ君

『探そう、きっと何か地軸を元に戻すものが、あるはずだから』って、僕。

みんな、そうは言ったものの、地軸の中は、ただの空洞で、ウーう、頭が痛くなりそう。


            つづく


僕は、リッちゃんにカツを入れられて、震えが止まらない足をホープ君に気づかれないように、

『さあ、取り掛かろう。きっと、ここのどこかにホープ君のお父さんとお母さんの、あの石が入る穴があるんだと思う』って、僕が言うと

『うん、でも、いっぱい穴があるね。なんか、神経衰弱みたい、ひっくり返しても、ひっくり返してもって感じで、穴の中に入れても入れても、なんか印を付けていかなくちゃ、時間だけがかかりそう』って、ホープ君

『そうだね、ああ、僕の毛を抜いて入れていくといい』って、僕

『毛を抜いても、痛くないの』

『僕は平気だよ、ブラシされるといつも結構抜けるから、始めよう』

僕とホープ君は、根気よくひとつづつ穴の中に、石を入れてビンゴする穴を捜し始めた。

斜めになった地軸が、なかなか元に戻らないので、

『どうしたの』って、愛ちゃんの声が、小さく聞こえた。

『うん、今、頑張っているんだけれど、なかなか上手く行かないんだ。もう少し』って、僕が言い終わった時、又、少し地軸が動いた。

『ギャ』って、僕が声を上げたら

『大丈夫、僕が、しっかり元ちゃんのこと捕まえているから』って、ホープ君。ホープ君には、僕が高いところが苦ってって言うのは、見破られていたみたい。

『ありがとう、なかなか見付らないね』って、僕が引きつった顔で言うと

『あと半分、頑張ろう。ここ、元ちゃん、ここ、何だろう、あっ、ここも。それとここも、三箇所だけ、少し浮いている、でも、なんで三箇所なんだ』って、ホープ君

『とにかく、いろいろ、向き変えて置いてみようよ』って、僕は、そう言って、その時多分、首を動かしたんだと思う。そうしたら、その一箇所に、僕のペンダントが、きれいに乗っかった。

『ホープ君、この浮いているところに間違いないよ。見て、僕のペンダントが、これで、三箇所ってiうのが、分かった』って、僕

ホープ君は、いろいろと向きを変えたりして石を置き換えている。簡単にはまりそうに見えるんだけれど、以外に上手く行かない。で、なんかガチャガチャやっていたら、何かの拍子にビンゴしたと思ったら、僕とホープ君は、ストーンと地軸に中に落っこちた。僕らが、立っていた所は扉になっていて、石とペンダントが鍵だったらしく、その鍵が開いたので、扉が開き、僕らは、地軸の中にっていうことなんだ。

地軸の外に居るみんなの声が聞こえてくる。

『消えた、二人とも』って、みんなで騒いでいる。

地軸の中を見回すと、外から見たときには気が付かなかった扉が、

『ホープ君、これ扉だと思う。中からだと、開くんじゃないのかな』って言うと

ホープ君が扉を押すと、開いた。

『あっ!』『元ちゃん、ホープ君』『なんで』『あっ!』


          つづく


三度目に挑戦しようとした時、サブちゃんからのテレパシーが

『少し、揺れが落ち着いたけれど、今回の揺れって言うか地震は、世界中が揺れたらしい。家猫さんや家の中で飼われているいる犬さんたちから、僕らのことろに続々と連絡が入ってきている。テレビのニュース速報が流れているらしい、世界中で地震が起きたって、地震の大きさは、まちまちらしいよ。僕らの国は、比較的小さかったらしいけれど、それでもここのところ大きな地震が起きていなかったから、みんな慌てたんだけれど。一体、地中の中で何が起きているの』って

『地球がね、悲しんでいるの』って、愛ちゃんが

『地球が、悲しんでいる?、それと地震が繋がるの』って、サブちゃんが不思議そうに尋ねた。 

『詳しい話は、僕らが地上に出てからっていうことで、今は、地軸を元に戻して、地震を止めるから』って、僕

『分かった、みんなにそう伝える。動物が、落ち着いていると人間も安心するだろうから、特に地震に敏感な魚さんたちには、普段通りでいてもらうように頼んでおくことにする。みんなが無事に、地上に戻ってくるのを信じているよ』って、サブちゃん。ミャーミャーって、きっとサブちゃんの近くにいたんだと思う、赤ちゃんニャンコちゃんの声が聞こえた。

『サブちゃん、ありがとう』って、みんなが

『元ちゃん』って、ホープ君

みんなが見守る中、僕とホープ君の三度目の挑戦。

『行け』って、みんなの掛け声が

上手く飛べた、上手く地軸のてっぺんに爪をかける事が出来た、あとは何とか、必死で、這い上がった、ホープ君も僕を抱きながら、頑張ってくれたから、無事にてっぺんに立つことが出来た。僕は心の中で、震えながら猫ガッツを小さく決めた。

『やった、やった』って、みんなが叫んでいるのが聞こえてくる。

ホープ君が、真っ赤に硬直させた顔で笑いながら、肩でハーハーって息している。

『大丈夫』って、僕が聞くと

『うん、元ちゃんは』って、聞き返された。

お互いに、無言でOKって、でも、僕は、飛ぶことは平気なんだけれど、高いところはちょっと、どうやら高所恐怖症みたいだ。足が地軸のてっぺんで、震えている。僕は、猫だけど、赤ん坊の頃から、高いところは危ないから、上がっちゃいけないって、育てられた、ちょっとずれている猫だから。『お母さん』って、僕は心の中で叫んだ。

そんな僕のことを、知っているリッちゃんからテレパシーが

『元ちゃん、大丈夫。元ちゃんは、猫だから。僕が付いているから、安心して』って、

『分かっているけど、ここ、高くて、斜めになっていて』って、僕

『元ちゃんは、地球を守るんでしょ』って、リッちゃんが、カツを入れてきた。

 

        つづく