2024年4月8日(月) 歯科医から宿題を出された大人の話 | 雪解けの先に広がる足跡

雪解けの先に広がる足跡

ADHDの夫とHSPの私。
2022年冬に北海道へ移住。
日々のできごとを綴っています。

人の誕生日を忘れられない特技を持つ私。

今日は以前お世話になっていたクライアントの担当者の誕生日だ。

でも、私はこの人にいい印象がない。

最初はよかったけれど、最後の最後で積み上げてきた信頼を全てぶち壊してくれた。

あまりにも私に対して失礼すぎる人だった。

私が今まで頑張ってきたものをなかったかのように、出社最後の日には他のお世話になった人に挨拶もさせてくれず、エレベーターまで強制見送りをされて、私はそこから存在を消した。

 

正直、仕事のできない人だった。

会社に所属しているから給料がもらえてるわけであって、フリーランスになったらなにもできないだろうな、と思いながら私は自分の仕事に集中していた。

私は頑張っていいものを作ろうとしていても、彼のせいで崩れたりすることがある。

そういうのは本当にやめてほしかった。

 

そんな彼も定年を待つ年齢になったはずだ。

親の向かいに家を、親が建ててくれて、妻子とともに暮らしている。

この人に苦労の相談をしても、「大変ですね」という言葉しか返ってこないAIのような人間だった。

 

 

さて、そんなイラつきを思い出すのはこの辺にして、今日の話。

昨夜、辻堂ゆめさんの『あの日の交換日記』を読了した。

辻堂ゆめさんの作品は初めて読んだが、過去作も次回作も読みたくなる面白さだった。

今回のミステリーは、「事故で亡くなった」という回想はあれど、ミステリーなのに誰かが殺されたり、血が飛び散ったり、犯人を探したり、対峙したり、そういう要素が一切ないのだ。

それでいて伏線というものはちゃんと張られていて、ちゃんと回収する。

作者は東大出身だという。

 

私は東大出身者と一緒に仕事をしたこともあるけれど、仕事内容は一緒で、やってみたら特別すごいというわけでもなく、東大だからといってすごいすごいと周りが騒ぐのは間違っていると思っていた。

まぁ、仕事内容が理系だったら、私はまったく手が出ず、彼女が本領を発揮したかもしれないけれど。

 

でも、今回の本を読んで、東大に入る頭を持っている人の思考回路の凄さを思い知った。

グロいのが苦手だけれど謎に触れたいという人におすすめの本だと思った。

 

 

 

 

 

さて、今月の1日、エイプリルフールの日に嘘だと言ってほしかったけれど、私は歯医者に行った。

詰め物が取れたので作り直してもらう予定だった。

 

Uターン人間の私には、学生時代に通っていた相性の悪い歯医者が近所にある。

そこに行くと、歯医者が嫌いになるので、自分で新規開拓することにした。

病院や歯医者は、自分で探して納得の行く所に通うべきだと思う。

親に言われて、とか、昔通っていたから、とか、それでは自分の体を自分で守っていることにはならない。

 

目をつけていた歯医者は評判が悪かったので(笑)、違う歯医者にしてみた。

そうしたらそこが夢の中にいるようないい歯医者で、「歯医者が嫌い」「嘔吐反射が強いから怖い」という私の希望(問診票に丸をつけたこと)をちゃんと考えてくれる先生だった。

 

受付はすべて機械。

受付の人は基本的に中で歯科助手をやっている。

私は初めてだったので、何から何まで教えてくれた。

 

その先生は、私の詰め物が欠けやすいのは(数年前にも欠けた)、自律神経が整っていないから食いしばりが原因だと言った。

でた、また自律神経か……。

そう思ったけれど、耳鼻科なんかの先生が

「自律神経の問題ですね。薬出しておきます」というのとは訳が違い、その整え方を教えてくれたのだ。

薬ではなく、自分の努力でできる方法で。

 

「日月さん、あなたの場合は今ここで詰め物を治しても、またすぐに欠けてしまいます。なので、1か月間の宿題を出します。まず、お風呂はシャワーではなく浴槽に使ってください。そして、夜寝て朝起きてください。そしてお昼くらいに15分、昼寝をしてください。それだけで全然変わってきます。治すのはそれからにしましょう。」

 

なんと、私の欠けた詰め物は、1か月放置されることになった。

 

「とりあえず今日は型取りや麻酔もせずに、仮歯だけ入れます。新しい歯医者に来るのに、きっと昨日の夜から緊張していたと思いますので、今日いきなり苦手な型取りなんかはやりませんから」とのこと。

図星すぎて苦笑いするしかなかった。

 

先生は、次回の予約はしなくていいと言ったが、そんな甘いことを言われると私は予約を先延ばしにして仮歯が取れるまで来ないと思うので、1か月後に予約を入れてもらった。

歯医者は苦手だけれど、歯は大事だと身を持って実感したので、東京時代もほとんどサボらずに行った。

寝坊したり、どうしても行く気になれない時や、コロナが怖かった時は休んだけれど、そこは型取りも上手で先生も治療が上手く、患者の話をよく聞いてくれるところだったので、歯茎が腫れたとか、ガマ腫ができたとか、そういうことでも診てもらった。

予約もすぐに入れてくれたし、とてもいい歯医者だった。

 

今回も、歯以外でも相談できる先生だといいな。

そんなわけで、1か月間は仮歯が取れないように気をつけて過ごしているところ。

 

ちゃんと宿題を実践しようとはしているが、昨日は浴槽に浸からなかったし、今日は早起きもできなかったので良くない日だ。

体がだるくて起きられなかった。

私はもともと夜型人間なので、早く寝て早く起きるということが疲れてしまうのだ。

人には人の生活リズムがあるとは言うけれど、やっぱり朝起きて日光に当たると気分がよくなるし、できることならそうしたい。

だから頑張ってみている。

 

最近病院にいくと、必ず「免疫が下がっているからですね」と言われる。

皮膚科の発疹も、婦人科の膣炎もそうだった。

免疫を上げるには、やはり日光を浴びることが大事なのだ。

私の仕事は極端に運動不足になるので、そこも考慮して生活しないと健康とは程遠いなと思った。