神経症。
国そのものが神経症になっている。そう感じる昨今。
国そのものに神経症治療が必要なのが現代か。
それは国民ひとりひとりにもあたることかもしれない。
最近話題の毒親。
このことに自覚的になっていることは現実を直視することにつながり、現実直視・受容こそ治療の第一歩であると言われる。

神経症治療で凄まじい効果を上げて、ジョンレノンも治療を受けたことで一世を風靡した原初療法。アーサーヤノフという精神分析医が発見した幼児期に満たされない要求が感情となり、今を生きる我々を支配している現実。その満たされない感情を追体験し、声にならない声、うめき声のような叫びが表現された時、その感情はなくなり、神経症の症状が全くなくなっていく。その声をプライマルスクリームという。

これほど重要な療法がどうなっているのか。日本では書物としては1975年に出版された「原初からの叫び」以降、全く忘れられた存在になっている。それ以降もアーサーヤノフは研究を進め、アメリカでは2011年に新刊を出されている。ご本人はいまだ健在で91歳。これには驚きました。療法の提唱者が高齢でも健在であり、いまだに療法をすすめておられる。この事からもこの療法がどれだけ効果があり、人間の真実を明らかにしているかが明白ではないか。

なぜ「原初からの叫び」以降、翻訳が出ていないのか、本当に不思議です。またこの本も古本で8000円以上の高値がついてます。今読んでも目からウロコが落ちるほどの衝撃をうけるし、国全体が神経症の体(てい)をなしてるかのような今だからこそ、考えを深める必要を感じます。もう一度、再刊するなり、続けて出されている本の訳出しを願わずにはいられません。日本の研究者は何をやっているのでしょうか。それとも何かの意図で出版できないのでしょうか。

原初療法自体は、感情的にそうとう追い詰めていくので、余程の覚悟がないと効果がないとも言われています。それほど、偽ってきた状態を自分とし続け、真の自分から遠ざかってしまい、偽る自分のままでいる防衛機制が働いてしまうといいます。この原初療法とは不思議なもので、この古い感情が表現できた後、身体にも変化が起きる事が確認されているといいます。病気はもちろん、背が伸びた、胸が大きくなったという人もいるそうです。人間とは感情である、そうハッキリとこの理論は言っています。

今は幼児期だけでなく胎児期の状態や環境もその後の人生を決めていると言われています。国として最も大事にしなくてはいけないのは何をさておいても子供であり、子を育む女性です。何においてもここを重要視していけない人達はそもそも自身が神経症にかかっているのかもしれません。自分が傷ついているので、自分中心になっていることに気づけない。

毒親や保育園落ちたといった話、その現象の奥にある神経症のこと、さらにはそこに取り組む治療法の研究のこと。表面的な事ではない、もっと本質的な事を見据えてこの現象を捉えていくこと意外に、問題の解決はなさそうです。良いヒントは少し掘り下げればすでに存在している。このことはわずかながらの希望です。もう一歩先へ。そう、もう一歩先へ掘り下げていきたい。
震災から5年。
10日から仙台に入り、11日は盛岡にて開催される震災復興チャリティーコンサートへ参加してきました。

出身地でもないのなぜか仙台の地に家を構えた父。その亡き父から受け継いだ仙台の家にいて、ここから何かできないかと、ひたすら話していました。

最近、数年前にベストセラーになった「里山資本主義」を読み返し、木材をエネルギーとした自立型の街づくりがあることを新たに学び、こういうことを日本できないのか考えました。

この本にて紹介されている、木材をエネルギーとした新たな21世紀型の国の見本として取り上げられていたのがオーストリア。これも不思議な縁で、最近知り合いを通じて知りあったのが日本に40年在住のオーストリア人の紳士の方。オーストリアの文化を体現されているような方で、とても成熟した穏やかで素敵な方です。

開発、成長とは全く質を変えた成熟した国のモデルとして、実はオーストリアは注目に値する国です。国民一人当たりGDPは日本より上。木材をエネルギーとする発想で本格的な取り組みを始めたきっかけは原発をやめるという国民投票の結果からといい、まだ10年に満たないといいます。

木材をエネルギーという意味は暖房はもちろんのこと、その燃焼により発電をさせることまで含みます。我々の仙台の家は仙台とはいえ、山形県との県境。こういったところで発電が自立型でできれば、それはまぎれもなく自立型の集落ができます。そこにネット接続だけできれば、世界ともつながる。

自立分散型を嫌がるのは既存の大企業体制、それを維持してきた重厚長大な国家体制。
21世紀はどう考えても自立分散型の方向にあり、それを可能にしている様々な技術はすでに確立されている。

変えるのは頭。考えや発想を変えるだけで、実はとてもシンプルに、より人が生きやすい社会を作れるのではないか。

また盛岡では人がより健康に生きていける社会環境や福祉、その技術について研究されている岩手大学の先生にお会いしました。音楽と健康についてもよく知っておられるようで、何か予感させる出会いでした。

まだまだ点と点ですが、これが線となり、面となり、さらに球になる時、本当に社会そのものが大きく変わる時かもしれません。

震災から5年。これからの5年を考える時となりました。




今日は2月13日。
先日の11日で東日本大震災から4年11ヶ月経ちます。
いよいよ来月で5年。
時の流れの早さに驚きます。

時間といえば、先日発表されたアインシュタインが予言したという重力波の発見。
壮大なスケールですが、自分の理解では、この発見により、時空ははっきりと絶対ではなく相対的であることが証明されたと認識してます。これは存在するひとりひとりの時間も空間も違うのだといえるのではないでしょか。

もともと人が存在して、そこにいるだけで、それはその人固有の時間であり、働きがあるといいます。そういった状態を端的に現すのが水だそうです。ある実験で、川から取ってきた水を大きな樽にいれ、その樽から一人一人コップで水をすくってくる。そのすくってきた水の分子構造や結晶状態を調べると、同じ樽の水なのに、ひとつひとつ状態が違った結果が出たといいます。こういったことをトンデモ科学で片付けてしまう風潮があるのはよく知るところ。

しかし、例えば、コーヒー好きの人にはよく知られていることで、同じ豆で、同じ挽いたものであっても、淹れる人によって味が変わるということがあります。もちろん淹れ方もあるでしょうけど、ほとんど同じ条件で同じ淹れ方をしても味が変わるといいます。きっと水の実験と同じように、コーヒー豆とお湯にその人の状態が影響していることが考えられます。

こういったこと。自分はかなり面白いとおもってますが、これが少しアカデミックな世界にいくと、トンデモ科学で片付けて、排除されていってしまいます。日本の科学はトンデモ科学として片付けているうちに、本当に世界の最先端から遅れていってしまっている事があるのではないかと危惧してます。もちろん、変な自称科学者もたくさんいるのも知ってますが。。

兄玄の仕事である鍼灸の経絡について、アメリカあたりでは人体にある微量の電気信号の伝わる道として、それが神経や内臓にどう影響を与えているのかなど、真剣に研究されているといいます。こういった研究、本当にこれから重要になっていくと感じています。

今、重力波などの宇宙的な発見により、それまでの認識が大きく変わる機運に充ちています。ここに大きな希望を感じるのは自分だけではないでしょう。こういった新しい展開にさらに注目していきたいです。