ヒーローショー その2
またまたヒーローショーの話。
先日、久しぶりに友達と会った。その友達には子供がいて、今度旅行に行くとのこと。
その旅行というのが TVヒーローと一緒に行くツアー というもの。
観光バスにそのヒーローが一緒に乗って観光地めぐりをし、ホテルではヒーローショーが行われ
さらに、ホテルの部屋にまで遊びに来てくれるというのだ。
そのヒーローが大好きなちびっ子には、夢のような旅行になるに違いない。
そんな話をしていると、先日記事にした ヒーローショーの話 を思い出したので、そのことを友達に話した。
するとその友達から、もっと面白い話を聞いた。許可をいただいたのでご紹介する。
その友達が小学生の頃、弟と父親の3人で ヒーローショーを見に行った。
(便宜上、友達をS美 弟さんをG雄 ということにします。)
G雄がそのヒーローの大ファンということで、場所も一番前に陣取りヒーローの登場を待った。
程なくして司会のお姉さんが登場し、
「困った時はヒーローの名前を叫ぶんだよー。」
という、例の説明を始めた。どうやらヒーローショーというのは演出は一緒らしい。
そして悪人登場。お姉さんを拉致し、悪役の手下に向かって例の命令を下した。
「子供たちをさらって来い。」
当然、その場にいる子供たちは大パニックである。
S美もおびえ、父親にすがりつきこう思った。
「さらわれたら、明日の学校行けなくなる。給食、カレーなのにいやだ!」 と。
給食の心配はしないと思うが、さらわれたくない と考えるのが普通の子供だ。
しかし、G雄は違った。
あほあほ探検隊のY は、悪と戦う道を選んだ。勇猛果敢に戦い、係の人に取り押さえられた。
G雄が選んだのは 「さらわれる」 という道だった。
迫り来る悪の手下。その手下に対し猛烈にアッピールしたのである。
「おーい!俺をつれてけー!」
両手を振り、飛び跳ねながら、悪の手下に近づいていった。
困ったのは、悪の手下である。逃げ回るはずの子供が近づいてきたのだ。
そして、悪の手下は、無視した。Yのときといい、どうやら予想に反した行動を取る子供は無視するようだ。
悪の手下に見放されたG雄は、泣いた。大声を上げて、泣いた。
「なんで俺を連れて行かないんだぁ~!」
絶叫に近い大きな泣き声が会場に響き渡る。ざわめく会場の人たち。
父親は、G雄を抱き上げた。このままこの場にいては他のお客さんに迷惑がかかる。
そう思ったのだろう、ゆっくりと歩き出した。
父親が向かった先には、悪の手下がいた。その手下に向かいG雄を差し出し、こういった。
「お願いします、どうかうちの子をさらってやってください。」
子供の願いをかなえたい親心なのか、こうでもしないとG雄が泣き止まないと思ったのかは分からない。
愛する子供を託された悪の手下。S美いわく 「あ、はい。」 というふうに頷いて、G雄を受け取った。
父親の行動により、G雄の夢はかなった。
悪の手下につかまり、泣き叫びながらさらわれていく子供たちの中で、
ニコニコ手を振りながらさらわれていくG雄。その姿は観衆の笑いを誘った。
ステージの上でも、ニコニコしながらヒーロー対悪人の戦いを眺めていた。
ヒーローたちも戦いにくかったに違いない。
どうやら私の周りには、ヒーローショーにまつわる変なエピソードがころがっているようだ。
新たなエピソードを発見し次第、報告していくことにしよう。
先日、久しぶりに友達と会った。その友達には子供がいて、今度旅行に行くとのこと。
その旅行というのが TVヒーローと一緒に行くツアー というもの。
観光バスにそのヒーローが一緒に乗って観光地めぐりをし、ホテルではヒーローショーが行われ
さらに、ホテルの部屋にまで遊びに来てくれるというのだ。
そのヒーローが大好きなちびっ子には、夢のような旅行になるに違いない。
そんな話をしていると、先日記事にした ヒーローショーの話 を思い出したので、そのことを友達に話した。
するとその友達から、もっと面白い話を聞いた。許可をいただいたのでご紹介する。
その友達が小学生の頃、弟と父親の3人で ヒーローショーを見に行った。
(便宜上、友達をS美 弟さんをG雄 ということにします。)
G雄がそのヒーローの大ファンということで、場所も一番前に陣取りヒーローの登場を待った。
程なくして司会のお姉さんが登場し、
「困った時はヒーローの名前を叫ぶんだよー。」
という、例の説明を始めた。どうやらヒーローショーというのは演出は一緒らしい。
そして悪人登場。お姉さんを拉致し、悪役の手下に向かって例の命令を下した。
「子供たちをさらって来い。」
当然、その場にいる子供たちは大パニックである。
S美もおびえ、父親にすがりつきこう思った。
「さらわれたら、明日の学校行けなくなる。給食、カレーなのにいやだ!」 と。
給食の心配はしないと思うが、さらわれたくない と考えるのが普通の子供だ。
しかし、G雄は違った。
あほあほ探検隊のY は、悪と戦う道を選んだ。勇猛果敢に戦い、係の人に取り押さえられた。
G雄が選んだのは 「さらわれる」 という道だった。
迫り来る悪の手下。その手下に対し猛烈にアッピールしたのである。
「おーい!俺をつれてけー!」
両手を振り、飛び跳ねながら、悪の手下に近づいていった。
困ったのは、悪の手下である。逃げ回るはずの子供が近づいてきたのだ。
そして、悪の手下は、無視した。Yのときといい、どうやら予想に反した行動を取る子供は無視するようだ。
悪の手下に見放されたG雄は、泣いた。大声を上げて、泣いた。
「なんで俺を連れて行かないんだぁ~!」
絶叫に近い大きな泣き声が会場に響き渡る。ざわめく会場の人たち。
父親は、G雄を抱き上げた。このままこの場にいては他のお客さんに迷惑がかかる。
そう思ったのだろう、ゆっくりと歩き出した。
父親が向かった先には、悪の手下がいた。その手下に向かいG雄を差し出し、こういった。
「お願いします、どうかうちの子をさらってやってください。」
子供の願いをかなえたい親心なのか、こうでもしないとG雄が泣き止まないと思ったのかは分からない。
愛する子供を託された悪の手下。S美いわく 「あ、はい。」 というふうに頷いて、G雄を受け取った。
父親の行動により、G雄の夢はかなった。
悪の手下につかまり、泣き叫びながらさらわれていく子供たちの中で、
ニコニコ手を振りながらさらわれていくG雄。その姿は観衆の笑いを誘った。
ステージの上でも、ニコニコしながらヒーロー対悪人の戦いを眺めていた。
ヒーローたちも戦いにくかったに違いない。
どうやら私の周りには、ヒーローショーにまつわる変なエピソードがころがっているようだ。
新たなエピソードを発見し次第、報告していくことにしよう。