あけましておめでとうございます
新年早々に地震でビックリした良玄ですm(_ _)m
心よりお見舞い申し上げますと共に
一日でも早い復興を願っております
そして本年も変わらず
ブログは書き続けますので
どうぞよろしくお願い致します
昨年で約11年お世話になったJCを卒業し
心機一転清々しく新年を迎えました
40代はどんな10年になるのか
2025年の4月には
住職交代の晋山式も予定しております
その準備も進めつつ
今年は絶対にインドにも行きたいですし
また全力で駆け抜けたいと思います
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さてそんな新年一発目のテーマは
法の雨を降らせる
ドラゴンイヤー!
です
今年は辰年ドラゴンイヤー
名古屋の中日ドラゴンズも
長く低迷が続いておりますが
今年こそはAクラスへ
いやいや優勝を目指して
登り龍の如く上昇していただきたいです
というのも実はドラゴンと仏教には
深いつながりがあります
よくお寺に訪れると
屋根に龍が彫られていたり
天井に雲龍図という龍の絵が描かれていたり
手洗い場の口が龍であったりと
お寺に龍は付き物です
よく日本では
龍は水の神様として扱われます
ジブリの名作『千と千尋の神隠し』でも
ハクは川の神様で龍でした
しかしながら仏教では龍は狂暴で
始めは仏の教えに抗う存在でした
けれども仏の教えによって改心し
逆に仏さまを守る御法神として
仏像の周りに描かれるようになります
まさに仏教の守り神となるわけです
そして何より
水と言えば命の源
さらには禅では
水は悟りの象徴としてよく例えられます
水は温かく柔軟で
自由自在に姿形を変えて器に収まります
そんな水を司る龍は
まさに仏教の教えの象徴としても
描かれるようになるわけです
(相変わらずお餅と蜜柑のバランスが)
禅寺の「法堂(はっとう)」と呼ばれる
修行僧が師匠から教えを学ぶ場所には
まさに仏の教えを甘露の如く
天から降らせることを擬えて
その天井に龍が描かれるわけです
さらには龍は「登竜門」とも言われる様に
鯉が川の逆流にも負けずに懸命に昇り切り
目的が成就することの象徴でもあります
修行僧も色々な悩み苦しみと向き合いながら
安らぎの境地を得るために
懸命に悟りを目指します
そのため修行僧が昇り龍となるが如く
仏と成るためにドラゴンはまさに
仏に成る姿にも擬えられるわけです
お寺や神社の手洗い場で
龍の口から水が出るのも
各家庭にある蛇口の語源でもあります
干支で龍の次は蛇
そのため一つへりくだって
一般家庭では「龍口」ではなく
「蛇口」になったとも言われます
十二支の中で龍だけが
伝説上の生き物ですが
逆に言えばそれほど仏教や日常に
凄く親しみのある存在だからこそ
仲間に入っているのかもしれません
(年始の掛け軸は富士山にしました)
兎にも角にも今年は辰年
まさに龍=ドラゴンの一年です
さらに干支では「甲辰(きのえたつ)」
甲は十干の一番目でありますが
甲冑の「甲」からも「耐え忍ぶ」であったり
まっすぐに堂々とそそり立つ大木
の意味もあるそうです
甲冑の守りの如く耐え忍びながら
いざという時は昇り龍の如く駆け上がる
そしてそこには必ず
仏法の救いが降り注ぐ!
そんな一年を思い描きながら
また今年も楽しく過ごしていきたいものです
良玄合掌
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