こんにちは!

最近雑誌の『一個人』・『歴史人』にはまってるRYOGENです(^-^)/


この雑誌は本当に魅力的ですね


へぇ~と思うことがたくさん書かれています


雑誌にもかかわらず

マーカーで線を引いてしまいそうですショック!


ちなみに今月の『歴史人』は幕末明治維新がテーマでして

それはもうドストライクなので迷わず買ってしまいました音譜


休みのときにじっくり読みたいと思いますラブラブ


------------------------------------------------


さてそんな今日のテーマは

お彼岸

(おひがん)

です


仏教行事でお盆が過ぎたら

次はお彼岸ですアップ


年に二度あるお彼岸ひらめき電球


春分の日秋分の日中日として

前後3日間の一週間をお彼岸といいます時計



お墓参りに行かれる方や

お寺の法要に参拝される方も多いのではないでしょうかはてなマーク


意外にも

お彼岸の行事は日本独特のものですビックリマーク



仏教はインドで生まれ中国を経て日本に伝わりましたが

お彼岸に法要を行っているのは日本だけですショック!


まさに日本オリジナルの仏教イベントなんです音譜



禅宗お坊さんのブログ布教(禅語・作務・坐禅・修行・お坊さんのリアル体験記)
(お彼岸の時期にお供えする彼岸団子ですお団子


ではお彼岸とはいったい何なのでしょうかはてなマーク


まず我々が生きているこの世界は
迷いの世界・煩悩の世界として此岸(しがん)とよばれています耳


欲に迷い苦しむ世界ということになりますひらめき電球


そしてそれに対してずばり悟りの世界として

彼岸(ひがん)がありますひらめき電球


そしてその間に流れている川が

あの有名な三途の川(さんずのかわ)なわけですひらめき電球


だからがつくんですねニコニコ


ということは死ぬと三途の川を渡るというのはまさに
迷いの世界から悟りの世界へ渡ったということで走る人
成仏できたビックリマークということを指すわけですグッド!



ただし!!
禅的に考えるならばひらめき電球
悟りの世界は今私たちが立っているこの世界になりますので男の子
既に彼岸に立っているということになりますねショック!


そして修行が足りないからそれに気づいていない愚かな私・・・と叫び 汗



と要するには彼岸とは悟りの世界を表すわけですひらめき電球


そして日本の葬儀とは受戒と引導の儀式であり
故人を悟らせるものであります目


となると亡くなられたご先祖様は前述した通り
皆お彼岸にいると考られますひらめき電球


そのためこの彼岸の供養をすることで
ご先祖様の供養を行えることになるわけですひらめき電球


要するに彼岸の法要とは
悟った世界にいるご先祖様を思う・偲ぶ儀式なわけですニコニコ




ではなぜこの季節
即ち春分・秋分の日に彼岸の法要が行われるのでしょうかはてなマーク


これは彼岸会の起源にも遡りますが諸説ございますあせる



まず一つは

観無量寿経からくる阿弥陀浄土(あみだじょうど)の思想ですひらめき電球


ナンマンダブ・ナンマンダブのあの阿弥陀様ですひらめき電球


これは浄土系の宗派に多くいわれますが
春分や秋分の日は太陽が真西に沈みます


そして阿弥陀如来のいる世界
即ち極楽浄土という世界は西方浄土と呼ばれ西の彼方にあるといわれています虹


もう既に察しがつくかと思いますが
要するに太陽が極楽浄土を照らすということから晴れ
この日を特別な日とし彼岸の法要を行うようになったビックリマーク
ということになります目


そのため特に浄土系の宗派では
お盆よりお彼岸の法要が一年のメインイベントだったりもしますクラッカー




そして二つめは
彼岸がお釈迦様の説いた中道にあてはまるというものですひらめき電球


お釈迦様は王族の贅沢な生活を経験したのち
修行の旅にでて苦行を6年続けたと言われています


それでも悟れなかったお釈迦様は
苦行をやめ瞑想修行に変更してついに悟りを開いたとされています


そのことからどちらにも偏らないことが大事である
という中道の思想を説きましたひらめき電球


この中道の考えが彼岸において昼夜の時間が同じになり晴れ
どちらにも偏らないということに合致したため星
この時期がとても重要とされ彼岸の法要につながったともいわれていますひらめき電球


暑すぎず寒すぎずというのもこの中道に当てはまるわけですひらめき電球


禅宗の立場から言えば
もちろんこの中道論におけるお彼岸を大事にしたいですねニコニコ


このお釈迦様の行った瞑想修行がずばり坐禅であり
それで悟ったことから今でも修行道場では
12月1日~8日の明け方まで不眠不休の坐りっぱなしの修行が続けられています!!
(詳しくはロウハツ大接心へ 右矢印




最後に日本は農耕民族であったことから
春分・秋分の日は季節の区切りでありその象徴とされましたひらめき電球

そのため農耕儀礼としてお彼岸の太陽を崇拝したということもありますビックリマーク


まさに次の時期の五穀豊穣を願っておこなわれた儀式と
仏教の先祖供養が重なったともいわれています


日に願うと書く『日願(ひがん)』から『彼岸』とつながったという説もある程ですショック!




どれが一番古く起源にあたるのかは歴史学者にお任せいたしますが汗
お彼岸の法要というのは平安時代に行われていた記録もあるそうですショック!


となると1000年を超える歴史をもっているわけですビックリマーク
と同時に前述した通りこれは日本オリジナルの仏教儀式であるわけです!!



そんな歴史と伝統のあるお彼岸なわけですが
その内容については地域性や宗派によっていろいろな行事が行われていますベル


お盆と同様にお寺でお施餓鬼の法要を行ったり旗
檀家さんの家に御参りに行く彼岸経走る人
お墓で御参りをする墓経カラオケ
など様々な先祖供養の法要が行われています目


説教師さんをお招きして法話がきけるところもたくさんござます耳


お盆同様にお彼岸もご先祖様を偲び・思う日かお
そして感謝し生かされている命を自覚する日かお
としてお彼岸の御参りをしていただくとありがたく思いますニコニコ



今週末から三連休が二回やってきますが

その後半がお彼岸の季節になりますビックリマーク


暑さ寒さも彼岸まであせる


彼岸の象徴であるおはぎでも食べてお団子
気持ちの良い秋を迎えたいですねもみじ




良玄合掌



P.S.告知

来週の土曜日9月24日に月に一度の行事として坐禅会・写経会がはじまりますビックリマーク

よろしくお願いしますニコニコ
坐禅会・者協会




人気ブログランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

↑クリックしてたくさんの方に読んでもらえるとうれしいですm(_ _)m