こんにちは！
お盆に少しびびっている良玄です(^-^)/
プレジデントでまた仏教が特集されていましたね☆
ぜひとも読んでみたいと思います
ちなみに全身がくまなく黒いわたくしですが
先日服を買いに行ったら
リゾート焼けですか
と言われてしまいました
決してリゾートなんかに行けておりませんので
よろしくお願いいたします
紫外線にとてもよく反応する肌なんです
けどお盆が終わったら旅行にでも行きたいです
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さてそんなお盆まっしぐらな今回のテーマは
庭の剪定と招き旗（まねきばた）
でいきたいと思います
お盆のシーズンが近づいてきたということで
８月盆の禅宗のお寺はピリピリとしているのではないでしょうか
笑
私の自坊のお寺も８月１０日にお施餓鬼の法要があります
一年で最も忙しく
そして最も多くの壇信徒の方々にお寺に足を運んでいただく機会です
そのためやはりお寺をきれいにしないといけない
ということで毎年７月入ったぐらいから
徐々に掃除をはじめていきます
そして先日ついにメインイベントともいえる
木の剪定が行われました
家族総出（といっても４人ですが）でいざ出陣です
一昨年までは庭師さんにお願いしていたのですが
人出が十分あるんだから自分達でやるぞ
という住職の一声で
玄関周りのメインの木を自分達で剪定をするようになりました
確かに禅僧にとっては作務（さむ）はとても大事な仕事なので
住職の言うことも一理ある
と思い
素人ながらとりあえず悪戦苦闘して闘ってきました
とりあえず剪定前です
さすが自然の力
新芽が伸びに伸びちゃってます
そして剪定後です
たった３本の木ですが
だいたい片づけ終わるまで５時間ぐらいかかりました
結果の評価は
ご覧になった方にお任せ致しますm(_ _)m
決して上手くはないかと思いますが
やはり自分でやると達成感と愛着心が沸いてきます
二番目のものは少し切りすぎた感もありますが 笑
まあ暑い夏ということで
木にも涼んでもらえるとうれしいです
そしてもう一つ
お盆の前に準備するものとして重要なアイテムである
招き旗
というものがあります
これはだいたい
８月１日前後に揚げるところが多いのではないでしょうか
自坊のお寺でもだいたい７月の終わり頃に揚げます
昔は木によじ登って
できるだけ高いところに揚げていました
今は危ないとのことでポールにくくりつけて終わりにしています
そもそも何故このようなものを揚げるのか
と申しますと
お盆にはご先祖様が帰ってくる
と仏教ではいわれているためであります
お盆の期間にはお寺においては
お施餓鬼（おせがき）
という大事な法要が行われます
これは以前にも説明した通りですが
お施餓鬼（おせがき）とは即ち
餓鬼道に落ちた餓鬼にお米やお水を施す
という餓鬼に施す法要でございます
そしてこのように善い行いをすることによって
功徳（くどく）が得られ
その功徳をご先祖様へもめぐらせる
ということでこれが先祖供養（せんぞくよう）につながるわけです
そしてここでこのように
自分の行った善行によって得られた功徳が他人へめぐらせられる
というのは仏教においてはとても重要なポイントになります
詳細については割愛しますが
とにかく自分の善い行いが他人をも幸せにする
ということが供養をする上ではヤリガイにもかかわってくるわけです
（ヤリガイを求めるというのは少し禅的ではありませんが）
少し話がそれましたが
そのためお盆のお施餓鬼の際には
各々のご先祖様がご子孫の元へ戻ってくるわけです
そんなときに
ここですよ
と目印になるのがこの招き旗の役目といわれております
そのためにできるだけ高く揚げるわけです
そもそも空の上にあの世がある
とは今の世の中ではなかなか言いづらいですが
それでも
ご先祖様が分かりやすいように
と高く高く揚げることを目指した昔の人たちのご先祖様への愛
はとてもすばらしいなと思います
そもそも先祖供養とよばれる供養というのは
仏教においてとても重要な行いであります
法事（ほうじ）や月経（つきぎょう）といわれるものはすべて先祖供養にあたります
では先祖供養とは何か
そもそもこの先祖供養というものは
追善供養（ついぜんくよう）であります
この追善供養というのは
追福修善（ついふくしゅうぜん）
供給資養（くきゅうしよう）
という言葉からきています
追福修善とは善事を追修する
生きている方が今は亡き人のために善い行いをし
その功徳を自他ともにめぐらせること
であります
そして供給資養とは
三宝（仏、法、僧）や霊（亡き人）に供物を供えてお経を読み
その善行を自他共にめぐらして救われていくことを資け養われていくこと
であります
要するに
今生きている自分が善い行いをすることによって
自分とご先祖様の両方に功徳がありますように
というのが供養というものであるわけです
そしてこのお盆のお施餓鬼というのは
まさに餓鬼に施すという善い行いをすることで
自分とご先祖様に功徳をめぐらせる
という行為なわけです
またまた少し長くなってしまいましたが
お盆にお寺にお参りに行く
ことの意味が少しでも理解してもらえるとうれしいです
お盆の時期はとても暑いです
そしてお寺もお墓もとても暑いです
そんな中でただお参りにいく
という認識ではなかなか足が進まないかもしれません
そうではなくて
善い事をして自分もご先祖様も幸せになるんだ
という気持ちで来ていただければ
少しは足の運びも軽くなるのではないでしょうか
お盆は休みの時期でもあり夏のベストシーズンでもあります
そんなベストシーズンに大変恐縮ではございますが
お盆のお参りを満喫していただけるとうれしいです
良玄合掌
P.S.
来週はお盆シーズンのためお休みになると思いますm(_ _)m
またお盆明けにお会いしましょう(^-^)/
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