こんにちは!

良玄です(^-^)/


最近は秋のいい天気が続きとても過ごしやすいですね!

この連休中に仕事で京都に行く機会があったのですが

とても混んでました!


名古屋から京都 : 新幹線で36分

京都から北大路の手前まで : タクシーで40分


京都の観光人口のすごさに改めて驚きましたショック!



さて今日のテーマは

脚絆(きゃはん)

です


これは即ち

修行僧が脛(すね)の部分に身につける布

のことです

禅宗お坊さんのブログ布教(禅語・作務・坐禅・修行・恋!?坊さんリアル体験記)

(広げた状態です)

流行りで言うと

修行僧専用のレギンスですひらめき電球


禅宗お坊さんのブログ布教(禅語・作務・坐禅・修行・恋!?坊さんリアル体験記)

(つけた状態です  レギンス??)



それは少し言いすぎかもしれませんが

Wikipediaで調べると『脚絆』の項目にしっかりと西洋版として載ってます(笑)



さてこの脚絆ですが修行生活においてはとてもよく使用しますビックリマーク


例えば托鉢

托鉢に行く際には必ずこれを巻いて裸足に草鞋を履いて出発です


さらに日供(にっく)

日供とは詳しく説明すると長くなってしまいますので割愛しますが

単独版の托鉢のようなものです目

そしてこの日供のときも必ず脚絆は身につけますグッド!


後は遠出をするとき

基本的には脚絆を使用するときは草鞋(わらじ)をはきますが

お寺のお手伝い等で遠出(市外にでるなど)するときは

脚絆をつけて下駄をはいて行きます



脚絆を身につける理由としては

足の保護・保温ですひらめき電球


実際に脚絆を巻くと冬などは少し温かいですニコニコ

布一枚ですが修行僧にとってはこれはかなり違いましたビックリマーク



ただしこの脚絆は不便な点もありましたガーン


フックを掛けて上部を紐で結んであるのですが

歩いているうちに紐が緩み

よく下にずれ落ちてきます叫び


禅宗お坊さんのブログ布教(禅語・作務・坐禅・修行・恋!?坊さんリアル体験記)

(しっかりと巻けてる状態ですが上の紐が緩むとこれが落ちてきます叫び


こうなると脚絆の機能はまったくなくなり

ただ足にまとわりつくだけの布きれですショック!


よく托鉢中にこれがおこるのですが

列を乱すわけにはいかないので大変ですあせる


さっと前の辺りに走って

急いで縛りなおして列に戻ります


雨の日なんかは足にくっついてなかなか上手く巻けなかったりします叫び



脚絆は靴下がない時代には

旅の装束として普通に使われていたようです目


修行僧も師を求めて全国各地を巡っていたので

自然とこの脚絆をつけるようになったと思いますニコニコ


今現在ではなかなか師を巡って全国各地に修行にでる

ということはできません汗


ただ草鞋と同様この脚絆をグッと締めると

柔道選手が帯を締めるかの如く

『よし行くか!』

と托鉢にも自然と気合いが入ったように思いますニコニコ




良玄合掌