こんばんは!
良玄です
最近は曇りや雨で涼しいですね
そこまで蒸し暑くもなく快適です
今週末にも梅雨があけるとか
ついに暑い夏がきますねー
さて今日のテーマは
法鼓(ほっく)
です
これは写真のごとく
大きな太鼓のことですが
禅宗寺院ではこれを法鼓(ほっく)と呼びます
寺院では斎会(さいえ)と言いまして
よく本堂を使って大きな行事を行います
例えばお盆の時期のお施餓鬼や彼岸法要などです
その際にこの法鼓が活躍します
最もよく使われるのは和尚さん達の入場のときです
おもむろに太鼓が独特のリズムで鳴りだし
どこからか和尚さん達がずらずらと本堂へ入堂してきます
この法鼓が鳴るとなかなか盛大な空気に包まれます
導師と呼ばれる一番えらい方が
大抵最後に入ってくるのですが
その方がちょうど席に着く時に
タイミングよく法鼓が終わります
修行道場においては
この法鼓の練習をよく行いました
また練習の意味も兼ねて
私のいた修行道場では
毎朝の朝課(ちょうか)のときにも法鼓で入場していました
そしてこの法鼓で入場することを
法鼓出頭(ほっくしゅっとう)と言います
これは最もしっかりとした形式の入場の仕方といえます
他に略式で連声出頭(れんせいしゅっとう)といいまして
殿鐘(でんしょう)という鐘で入場するパターンもあります
どこかのお寺さんで太鼓の音が鳴っていたときは
何か重要な行事が行われていると思って頂いて間違いないです
我が寺にもこのように法鼓(ほっく)が置いてありますが
残念ながら使用されるのは
年に一度のお盆施餓鬼のときだけです
何か他の行事にでも使えればいいのですが
法鼓は独特のリズムで打ちますが
結構かっこいい打ち方をしまして
聴き応えはあるんですよ
禅宗寺院はお盆のお施餓鬼を盛大にやるところが多いので
よろしかったらぜひとも聴いてみてくださいね
良玄合掌