ギターのチューニングに想う | 迷えるギター弾き

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ゆる~いアマチュアギター弾きの ゆる~いブログ。

惑わないはずの年齢を過ぎて なお
迷いは より深く 大きく広がってゆく…。

かたわらには たたずむ「ホヤぼーや」。

ギターを手に取り 初めにすることと言えば
調律  チューニングだ
 
チューナーという電子機器が登場してからというもの
アマチュア音楽は 飛躍的に聴きやすくなり
練習や 演奏そのものに費やせる時間も 飛躍的に長くなった
 
チューナーが出始めの頃、ギター弾きの先輩から
 
「器械に頼らず 自分の耳を鍛えろ」
 
と言われ、
音叉の440ヘルツや 各弦の音を当てるような 無茶なトレーニングに 挑戦した。
 
むろん 絶対音感とは無縁な素人のこと、偶然を除けば 当たったためしはない。
 

今は チューナーを遠慮なく使っている。

なぜかといえば
ギターという楽器は 厳密に調律にこだわったとしても 簡単にピッチが変化する楽器だからだ。
 
開放弦やオクターブハーモニクスで厳密に合わせても、
どのフレットを押さえるか どのくらいの力で押さえるかで 微妙に音程が変化する。
 
どんなに苦労しても 厳密な意味で調律が合わないのならば
とりあえずの落としどころに 速やかに導いてくれるチューナーに頼らない手はない。
 
もちろん 丁寧に調整された高級ギターの狂いは少ない らしい。

高額なギターには縁のない私には 確かめようもないが…
 
( ̄Д ̄;
 
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ネックの捻じ曲がってしまったギターは フレット音痴になり
永遠にチューニングが合わず
まともな音楽を奏でることが出来なくなる。
 
ネックが捻じ曲がってしまったギターと
心根が捻じ曲がってしまった心が 鳴らす音は
おそらく 不快な雑音でしかないが、
残念なことに 一般生活者のギターと心根は
少なからず 曲がっている
 
ゆえに そこに
澄み切った天上のハーモニーは存在しない
 
その不調和な揺らぎこそ 生身の人間の温かみ
と とらえることも出来ないわけではないが

せめて もう少しだけ
 
人生のピッチを 合わせたいものだ
 
A(´∀`;
 
 
 
※写真は 「ホヤぼーや」と お借りしているギター