俳句の入口 3 結社・カルチャーセンター | ロジカル現代文

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このブログは「現代文」をロジカルに教えるため、または学ぶための画期的な方法を提案しています。その鍵は「三要素」にあります。
このロジカルな三要素によって、現代文の学習や授業が論理的になり、確かな自信をもつことができます。ぜひマスターしてください。

■滋賀県の結社・カルチャーセンター

 

 全国に俳句の結社はどれくらいあるのでしょうか。角川書店が毎年発刊している『俳句年鑑』の2023年版に登録されている「結社・俳誌」の数を数えてみると、575社ありました。約十年前の2012年版では、770社ありましたので、約十年で200社近く減少していることになります。実際、各結社とも会員の減少が続いているという現実がありますので、俳句人口も減少しているのかも知れません。若い会員の入会がなく高齢化が進むだけでは減少するのもやむを得ません。

 

 滋賀県内では七つの結社・俳誌が存在し、このうち月刊の俳誌は、「伊吹嶺」「花藻」「幡」「漣」「正風」の五つです。発行部数では「伊吹嶺」がもっとも多く七○○部、「花藻」が六○○部、「幡」が四五○部、「漣」が三○○部となっています。「正風」以外の六誌では作例が揚げてありましたが、これを見るかぎり六誌とも伝統俳句系の作風でした。

 

結社名  主宰等 郵便番号 住所  電話番号

伊吹嶺  河原地英武  525-0027  草津市野村5-26-1 

       077-561-7322

花藻     中川いさを  520-0043 大津市中央3-1-35       

       077-522-2555

幡    富吉 浩 520-0521  大津市和邇北浜685-20

        077-594-3089

漣    前田攝子 520-0248 大津市仰木の里東1-18-19 

         077-574-2350

正風   藤野鶴山 520-0822  大津市秋葉台35-9 

        077-525-9159

像    中村与謝男 520-0034 大津市三井寺町8-20 

         077-523-3820

静かな場所 対中いずみ 520-0242 大津市本堅田4-18-11-307

          077-574-3474

 

 わたしの所属している結社は「雉」ですが、広島県が所在地となっていました。主宰は滋賀県在住の方なので、県内では大津の膳所で月一回の句会を行っています。会誌『雉』は月刊六○○部で、全国に会員のいる結社ですので、句会は滋賀県、京都府、奈良県、広島県、山口県、長崎県千葉県、東京都、富山県、石川県、長野県、静岡県、で開かれていて、数えてみると七十三もの句会がありました。そのうちメールでの句会が一つ、ZOOMでのオンライン句会が一つあります。そして広島県内だけで三十一もの句会があります。四国や中国地方というのは俳句が盛んなところのようです。

 

 また県内のカルチャーセンターでの俳句の講座をネットで調べてみたのですが、こちらは現在左記のJEUGIAカルチャーセンターの講座が開催されているようです。朝日カルチャーセンター(ACC)の俳句講座をわたしは京都まで行って受講していたことがありますが、ACCは滋賀県ではまったく展開していないようです。

 

○JEUGIA カルチャーセンター

(入会金6000円程度、各講座費用3000円程度)

・アルプラザ瀬田「楽しい俳句教室」中田剛 月一回 

・ビバシティ彦根「はじめてみよう 俳句入門」中村与謝男 月一回

・イオン近江八幡「はじめての俳句教室」鎌倉英二 月一回